一畑電気鉄道　立久恵線　遺構探し

今年の３月に撮影したのにほったらかしになってたのをいまさらアップ。

もともとは「大社宮島鉄道」という名前で（資金集めのための大風呂敷だったという説も）、出雲から広島県三次市までの鉄道を建設し、三次で今の芸備線にあたる芸備鉄道に連絡して山陰と山陽を結ぶ計画だったらしい。

結局開通したのは出雲から２０キロ足らずの所にある佐田町の出雲須佐駅までだった。出雲鉄道と名前を変えた後、１９５４年、一畑電鉄に合併されましたが、６４年、集中豪雨で路盤流出などの被害が出て運休、翌年廃止されました。

出雲市朝山町に有る立岩トンネル中は塞がれていますが、掘り出したままの壁面がわかります。

トンネルの上は山陰道が走り、かつてのトンネルの上に高速道路のトンネルが交差する向きで作られている。

所原町の国道脇に有るコンクリート製らしき柱。
形が線路脇にある基点からの距離を示す標識に似ている。
もしかすると当時の物かもしれない。

乙立町の立久恵峡付近の国道１８４号線
上り、下りそれぞれ一方通行で道が付いているが、画面中央のカーブしている道路が鉄道の後を利用して作られた物。出雲方面への一方通行
右上の茶色いガードレールの道がもともと道路だった道。佐田方面への一方通行。

佐田町に有る落石覆い

この落石覆いの両側にトンネルが残されている。

呑水橋のたもとからトンネルの入口を臨む
短い落石覆いの向こうに金網の張られたトンネルの入口が見える。