
僕が毎週欠かさず録画しているテレビ番組である、
『カーグラフィックTV』でね、松任谷さん達が絶賛のベタ褒めしていたんですよ。
フォルクスワーゲン
シロッコRとゴルフRを。
でね、ぜひ乗ってみたくなりまして、行ってきましたよディーラーへ!
ディーラーに行ってみると、シロッコRやゴルフRなどの『R』は試乗車の用意はしていないとの事・・・・
ただ、シロッコのSIというグレードはあるので、それに乗ってみませんかとの事で早速テストドライブへGO!
まずは見た目の話。
2000ccにしては思ったよりも大柄だな~というのが見た目の第一印象。
ハッチバックという事で、コンパクトな先入観がありました。
かなり抑揚の効いたボディラインで、魅力的なデザインです。
今の時代にしては珍しいカテゴリーですが、こういった流麗なハッチバックは個人的には結構好みです。
若い頃欲しかった、EG6(ホンダシビックSIR)にサイドビューが似ている感じで、何だか親近感が沸きます。
そして室内。
ドライビングシートに乗り込んでみる。
これまた思った以上に室内幅もあり、フロントシートはかなりゆったりとした作りになっています。
リアシートに関しては、『最小限』って感じですね。無いよりはマシってところでしょうか。
僕みたいな体格の人は、とてもじゃないけど座れたものではありませんでした(テスト済み)。
で、ドライビングシートに話を戻しますが、
ここで大きな難点が発覚!
ヨーロッパ車という事で、大柄なヨーロッパ人に合わせた作りだからか?ドライビングポジションがどうにもシックリ来ない。
僕の主観で、要改善点を並べますが、
★ステアリングをもう少しだけ小径にして、尚且つもう少し立てられる様な改善。
★同じくステアリングの、チルト調整をもう少し下まで来るように改善する。
その際、メーターが読めなくなってしまう様ならば、ステアリング径はいじらなくても良い。
★ウインカー、およびワイパーレバーを、もうちょっとだけ遠くに配置する。
今の配置だと、折角のパドルシフトの操作の際に、とっても邪魔。
こんな感じです。
それでは走らせてみましょう!
シート合わせやミラー合わせもそこそこに、おもむろにDSGのチェンジレバーをDレンジに入れて、道路に進み出ます。
まずはギアボックスの話から
このクルマの一つのトピックでもある、このDSG、順を追って書きますがかなり優秀ですね。
簡単にいえば、クラッチペダルの要らないマニュアルトランスミッションと言るのですが、
それプラス、面倒な時はフルオートマで走行できるので、普通のATと何ら変わらないイージードライブも可能です。
ツインクラッチシステムという独自の技術を使い、.0.03秒でシフトアップを完了させるという、プロのレーシングドライバーよりも遥かに速いシフトスピードは正に人間業では太刀打ちできません。
低速域でのギクシャク感が若干有るのは否めませんが、気にしなければそれで済むレベルだと私見では思います。
ただね、一つだけ残念だったのが、マニュアルモードにして高回転まで引っ張って加速した時に、レブに当たると自動的にシフトアップしてしまう所が残念ですね。
エンジン保護や安全性を考えるとこの様になるのは理解は出来ますが、『マニュアル操作』を謳う以上は、もうちょっとドライバーに委ねてもらっても良いのでは?と思いました。
次にエンジン
これね、走り出しでちょっとアクセルを踏み込んで見た途端、本当に驚きました!
こう書いてしまうと失礼なのですが、たった211馬力しかない、2リッターシングルターボエンジンだと思ったら大間違い!
蹴飛ばされる様な加速を見せてくれます。
これならシロッコRでは無くても、このSIでも充分面白いぞ!
いや待てよ、このSIでこれだけ楽しいのだから、シロッコRならばもっと楽しいのでは!?
益々シロッコRに興味が沸いてしまいました。
繰り返しになりますが、たった211馬力しかないとは到底思えない程の加速性能を見せてくれます。
ゼロ発進加速だけで比べるならば、今日僕が乗ってきた愛車( Z33 Version NISMO) よりも明らかに速いです。
これはおそらく、ギア比のセッティングや、タービンのチョイスやセッティングに大きく影響されているのでしょうが、これはこれでとても好感が持てるセッティングです。
街中での試乗なので高速域のテストは出来ませんでしたが、おそらく高速域では僕の愛車の方が断然速いでしょう。
しかしその高速域って、どれくらい常用するでしょうか?
こういった街中での、低速域での加速性能の方が、より多く常用するのではないでしょうか?
そういった潔い割り切りを感じます。
そしてブレーキ
街中だけでの試乗の為、その領域だけの話しかできませんが、
とっても効きます!
安心して、DSGやエンジン特性を活かし切った走行が出来るのも、この様にシッカリとしたブレーキ性能があればこそです。
若干初期制動がクイック過ぎる感じがありますが、『効くぞ!』とドライバーにアピールさせたいというメーカーの意向もあるのでしょう。そういった思惑も伝わってくるブレーキでした。
一回りしてディーラーに帰ってきてから、
後部座席の居住性やトランクスペースを確認しましたが、リアシートに関しては前述の通り。
トランクは、深めな事もあり容量自体は割とあるのですが、幅が足りない感じでちょっと使い勝手が悪そう。
リアシートを左右とも倒して見たのですが、フラットになる訳ではないので長物を積むなどの時以外はリアシートをいじる事は無さそうです。
まあ、こういった居住性を求めるのならば、やっぱりゴルフを選ぶべきでしょう。
最後にナビに関して触れますが、全て標準で装備されているという事です。
僕としては、このメーカー純正ナビには欲しい装備が無さ過ぎるので、日本製の社外品を付けたいのですが、オーディオレスという設定は無いとの事で非常に残念です。
総括
このシロッコというクルマ、今の日本車メーカーには絶対に無いクルマです。
いや、もしかしたらヨーロッパメーカーの中でも唯一の存在かもしれません。
超ド級のスーパーカーでは決して無いのですが、必要にして十分の、ユーザーの身の丈にピッタリ合ったスポーツカーと言えるでしょう。
・無駄にパワフルを求めず
・無駄に巨大なボディサイズを求めず
この様なスポーツカーこそが、一番楽しく快適に使えるぴったりサイズのスポーツカーなのかもしれません。
だって、アウトバーンを300km/hでカッ飛ばす訳では無いのですから。
益々、シロッコRから目が離せません。
『写真はコチラ』