2016.5.7(土) 【レース1週間前のスポーツ走行】
ゴールデンウイーク終盤、富士スピードウェイでの公開テストさながらの、スポーツ走行。
レース前の唯一の通常スポーツ走行です。
この日、今年のニューカラーリングが初お目見え!
ラッピング業者さんにお願いして、バッチリ仕上げて頂きました!
さいたま市にある、『デサン』さんです。
http://www.dessin.co.jp/index.html
塗装では無いので、飛び石などによる『割れ』の心配が無いかなと思い、ラッピングは今回初トライです。
第1戦からの変更点は、
『ラジエーターシャッター』
です。
同じSK4クラスに参戦している、常盤翔太選手から教えてもらい、早速採用しました。
この日のテストの主な目的は、
『ADVANタイヤのエア抜け対策』
です。
今まで、走る度にADVANタイヤがエア抜けして、レース中のペースダウンを余儀なくされたり、フリー走行中でも突然抜けて1コーナーを突っ切りそうになったり、ほぼ毎回恐ろしい思いをさせられています。
しかし、スーパーカートでは、SK2クラスとSK4クラスのコントロールタイヤがADVANな為、これを使わない訳にはいかないのです・・・
ホント、ホラーなタイヤです。
出来れば、ブリヂストンあたりに変えてもらいたいくらいです。
SK1のコントロールタイヤがダンロップなので。
尚且つSK3クラスはBS(ブリヂストン)なのですが、東日本にはSK3クラスの車両が居ないので、丁度BSが空いているんですよ。
もしくは、ADVANかブリヂストンかを自由に選択できるとか、そういう対策が必要かと思います。
ホント、命に係わりますよ。
去年なんて、バーストしている車両も見かけましたから。
暫らく見ていましたが、改善する兆候が見られないし。
特に車重の重いSK4クラスに、より顕著にその症状が出ているようです。
フロントタイヤもリアタイヤも、どこにでも症状が出ますが、多いのはリアタイヤです。
ホント、主催者様、タイヤ変更のご検討をお願いします。
m(__)m
さて、話しを走行に戻しますが、
この日のチェック項目は、
・キャブセットの確認
・タイヤエア漏れの確認
です。
しかし、というか、やはりと言うか、走行中のタイヤエア漏れはまた起こりました。
色々な人に聞き、あらゆる対策を打ってきているのですが、
どうにもエア漏れが止まりません。
おそらく、走行中リムずれからのエア漏れと状況により予想できます。
タイヤをホイールに組んだ状態で、念の為2日間くらい放置しても、全く抜けないのですが、走行すると抜けるのです。
この日新たに打った対策を施し、しかもレース用に温存しておいた新品タイヤを投入して、2本目の走行でテスト。
そうしたら、なんとか漏れずに済みましたので、本来であればレースには新品タイヤで臨むのですが、今回はこの漏れない事が確認できた中古タイヤで臨む事にします。
まったく、アドバンさんがエア漏れしないタイヤを作ってくれるまでは、この様な苦渋の選択が続きそうです。
この日はエンジンが絶好調。
来週のレースが楽しみです。
2016.5.13(金) 【レース前日スポーツ走行】
この日は1本のみの走行です。
必要な確認事項は、先週行っておきましたので、この日はトータルチェックのみです。
この日もエンジンが絶好調!
スリップストリームに入らずに、単独自力で188km/hの自己最高速度を達成。
フルカウルと、寝そべりシートと、空気抵抗が少ないと思われるヘルメットとの相乗効果か?
明日のレースがとても楽しみな結果となりました。
走行内容自体は、走行開始直後に他の車両がほぼ一周、レコードライン上にオイルをまいてしまったので、まともな走行は出来ませんでしたので、ストレートでの最高速チェックだけにとどまりました。
そのせいで赤旗中断もしましたしね。
2016.5.14(土) スーパーカート 富士シリーズ 第2戦 決勝
この日は全日本F3選手権との同時開催です。
この日も前日と同じく晴れ。雲は割りとありますが、雨は降らなさそうな感じです。
朝の予選。
昨日のエンジンの調子の良さが嘘のように、ストレートスピードが伸びない!
何故!?、なんで!?
ストレートエンドで、最高速が13km/hも遅い!
しかし、、、
ピットインして対策をしている暇は有りません。
なにしろ、予選は15分間だけなので。
懸命に走るも、自己ベストには遠く及ばない結果となりました。
決勝までの時間、チームで対策ミーティングをし、結論としては、
敢えて何も対策を施さずに、このまま決勝に出ようという事になりました。
ここで博打で対策を打ったとしても、裏目に出る可能性が高そうだったからです。
そして決勝。
沼津から、飲み友達のでん姉さんが応援に駆け付けてくれました!
ありがとう!、でん姉さん!
まずサイティングラップでコースイン。
1周回り、路面のコンディションを確認。
予選の時はまだまだ残っていた、昨日のオイル処理剤は殆んど残っていないな、よし。
ホームストレートに戻り、自分のグリッドにマシンを止める。
スターティンググリッドは、総合10位、SK4クラス2位。
すぐ後ろに同じSK4クラス3位の選手がいるので、レース運びにミスは許されません。
ローリングスタート開始、充分にウエービングをして、タイヤとブレーキを温めて行く。
隊列を整え、ホームストレートで編隊走行をし、スタートの合図を待つ。
スタート!
私はスタートは別に下手では無いのですが、この日は失敗してしまい、前走者とやや距離が離れてしまう結果に!
しかし後続車にはどうにか抜かれずに済み、1コーナーをクリア。
しかし、ここ富士で前走者と距離が空いてしまった痛手は大きい。
なにしろ、スリップストリームが使えない!
ただでさえ、エンジンの調子が原因不明でストレートスピードと言う武器が無くなってしまっている現状では、スリップストリームが唯一のポジションアップの対策なのだ。
むぅ~、駄目だ、前走者のグループとはみるみる差が開いていく。
改めて、富士スピードウェイでのレースは、スタートが重要だという事に気付かされた。
スタートを失敗すると、挽回するすべがほぼ失われる。
こうなったらもう、作戦を切り替えて現状維持作戦に切り替えるしかない。
幸いな事に、後続車にスリップストリームに付かれても、私が抜かれる事は無かった。
おそらく、後続車も何らかの不調を抱えていた可能性はあるな。
そうで無ければ、抜かれていた。
気が付いたら、後続車が居なくなっており、完全な一人旅状態。
前にも後ろにも誰もいない、平日のスポーツ走行状態。
周回を重ねる毎に、トップスピードが落ちて行く。
1周目はどうにか180km/h出ていたのだが、2周目以降からはほぼ175km/hというトップスピードだ。
こりゃあ、、、、唯一の武器を取り上げられたに等しいな。
私のマシンは、富士スピードウェイのロングストレートに照準を絞り、ストレートスピード完全重視のセッティングになっているので、それでこの最高速だと全くお話しにならない。
なにしろ、インフィールドでタイムを稼ぐ事は念頭に入れていないマシンなので。
理由は私は体重が重いので、インフィールドよりもストレートの方でタイムを稼ぐしか無いからだ。
そんな状況ではあったが、どうにかSK4クラス2位のまま、チェッカー!
富士スピードウェイでは、初の表彰台獲得となった。
一周回り、ピットロードに入り、ポディウムに上がるクルマだけはそのままパルクフェルメに誘導され、そこに停める。
続々と表彰台獲得車が続いてくる。
内容はどうあれ、リザルトはリザルト。表彰台は表彰台だ。
ここは素直に、2位表彰台を喜ぼう。
次回は第3戦。
スーパーフォーミュラとの同時開催レース。
その時までに、今回発生した諸問題を対策し、万全な体制で臨もうと思います。
【決勝 オンボードカメラ】
https://www.youtube.com/watch?v=43BKLVmUCUk&list=PLubZ8y-7h8IDyPbsx9WDxOFlurp3BgxTT&index=5