2011 SUGO 6時間 KART耐久レース 『スゴロク』 日曜日、決勝その③
投稿日 : 2011年11月20日
1
僕の走行中は終始雨がパラついていましたが、
路面を濡らし尽くす程の降りにはならずに、
無事に予定周回数を完了してピットイン。
ここでニュータイヤに交換して、嶋選手にバトンタッチ!
2
みんなで一斉に、タイヤ交換などの作業に取り掛かります。
3
さあ嶋選手、気合が入っていますよ~!
嶋選手も染田選手も、ほぼ互角に速いので、
うちのチームの総合力を底上げしている大きな要因の一つです。
4
さあ、嶋選手、ピットアウトです。
この辺から写真がしばらくありません。
この嶋選手の走行で、チーム内ベストタイムをマークし、
染田選手にバトンタッチ。
先に述べたゼッケン剥がれにより失ったポジションを、みるみるうちに取り戻して行きます。
嶋、染田、両選手による怒涛の追い上げの後、ナイジェル満月にバトンタッチ。
コースインした所でセーフティーカー発動!
その時点で僕らは2位。
セーフティーカー先導で数周を消化し、
一位と僕のあいだに周回遅れを一台挟みながら、リスタートに向けて虎視眈々と狙います。
セーフティーカーのランプが消えた!
セーフティーカーがピットロードに入って行く!
よし!ここだ!
ホームストレートで、わざと前走車と半車身以上の差を開けて、
加速スペースを作ります。
コントロールラインまでは追い越し禁止なので、目の前にいる周回遅れの車両との速度差を計算に入れて、僅かに速くアクセルオン!
グリーンランプ!
スリップストリームを使い、周回遅れをパス!
一位を抜く事は出来なかったが、一周かけて相手の不利な点、こちらの有利な点を分析出来たので、最終コーナーで上手く距離を詰めて、
スリップストリームを使ってストレートエンドでオーバーテイク。
コース前半であるセクター1は低速セクションであり僕らのマシンが不利なので、抜かれないラインを走行し、レインボーコーナーを立ち上がり後は、ストレートスピードを活かしてマージンを広げていく。
それを数周キッチリやる事により、追撃を振り切る事に成功。
いや~、キモチイイ!
僕はスタートが大好きなので、ここでリスタートに巡り合えて、
本当に活き活きとレースが出来ました。
満足満足。
・・・・・・が、その後体力がもたずに、ラップタイムが低下して行き、二位にポジションダウンをしてしまったのはとっても不覚。
年いちカーターの弱点ですね。
その後、予定よりも2周早く、ピットインさせて頂きました。
ゴメンよみんな~!
5
ピットイン後、タイヤ交換をして、嶋選手が新品タイヤでGO!
いけいけ~~!
6
しかし、緊急ピットインの合図!
なにぃ!何事だ!
マシントラブルか!
チームのみんなに戦慄が走りました。
何か致命的な事態が起こっていない限り、緊急ピットインの合図は考えられません。
何だろう、何が起こっているのだ。
あらゆる事態を想定しつつ、念の為に次のドライバーである染田選手にスタンバイを指示して、ピットインに備えます。
嶋選手がピットインし、状況を伺いました。
・・・・・・体力の限界。
いや~、ビックリした~!
致命的なマシントラブルかと思ったので、最悪の事態は免れましたが、
体力の限界とは、私も人の事は全く言えません。
私としても先程の走行で、相当限界を見てきまして、これ以上意地を張ってコース上に留まったら、大クラッシュをして死んでしまうかも・・・・・
それくらい切羽詰まっておりました。
嶋選手も同じとの事でした。
やはり急遽この人数でレースを回すのは無理なのか!
土壇場で人数が減った時点で抱いた戦慄を、今再び味わう事になります。
とにかく、染田選手にチェンジして、ピットアウト!
ドライバー3人のうち、2人はダウンしてしまったので、
残りは染田選手の双肩に全てかかっている!
頑張れソメタ!
7
染田選手がピットアウト後、またまた怒涛の追い上げを魅せてくれました!
ぐんぐんポジションを回復し、2位まで戻す事に!
このまま燃料がもってくれれば、一位に返り咲いて逆転サヨナラ勝利!
もの凄い勢いで、一位との差を詰めて行きます。
もうすぐで王手!
・・・・しかし、燃料が微妙にもたずに、ピットイン。
・ゼッケンが剥がれなければ、
・俺の体力がちゃんともてば、
これらが無ければ、
余裕で一位に返り咲けたレースだったのですがっ!!
涙を呑んで、ピットインさせます。
・・・・・しかし、染田選手以外はもうグロッキー。
もし、染田選手も体力の限界ならば、俺が出るしかない。
命を削ってでも、走り切るしかないっ!
そこで、ピットイン時に染田選手に近寄って会話している図がこの写真。
満月: 「染ちゃん、あと5分走れる体力は残っているか!?」
染田選手: 「ハイ、大丈夫です」
満月: 「よしっ!行ってくれ!」
鉄人だねアナタ。
一人で80ラップ以上をこなすなんて、F1ドライバー以上だぞ。
8
とにかく、染田選手の速さと体力のお陰で、無事にゴールイン!
残念ながら優勝は逃してしまいましたが、この状況で、
これだけの結果は、想定を大きく上回る結果なので、
今は素直に喜びましょう!
けど、、けど、、くっそ~来年は優勝しような!
本当に、みんなお疲れさま!
染田選手も、初のゴールドライバーを体験できて、感動もひとしおだったとの事。
耐久レースって、フィニッシュドライバーが本当に感無量なんですよね。
俺もMOTEGIのK-TAIミッションカート5時間耐久の時には、本当に感動したもん。
今回はポディウム確定でのフィニッシュなので、もっともっと感動は大きかった事でしょう。
良かったね染田選手!
君は今回、これを味わう資格を充分に持っているよ!
(写りが若干ピンボケだったので、エフェクトを強めて遊んでみました。これはこれでなかなかイイ感じ?)
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