昨シーズンはBRZでTC2000を1分5秒台を記録するという目標を達成して、今シーズンはシーズンインを前に目標どうしようかなって考えてました。
違う車に乗ってみることも含めて色々考えたのですが、シーズンイン直前に本業でバタバタしたりもしてあまり時間にゆとりがなかったので、今シーズンは
「BRZをパワーアップしたらどれくらい速くなるのか?!」
というテーマに取り組むことにしました。
目標というか実験ですね。笑
それで昨年末あたりからパワーアップチューンに取り掛かりまして、吸排気を交換し、ECUを現車合わせしてもらいました。
吸排気の目玉は何と言ってもAUTO FACTORYさんのエキマニ&キャタライザーセット😍
で、先日ECUのセッティングも完了したので効果確認にとシャシダイに載せてきたんですが、何とびっくり、補正なしのホイール出力で210.4馬力も出てました😳
完全ノーマル(マフラーのみフジツボのオーソライズRタイプSに交換済)の仕様で測定した際は同180馬力だったので、ホイール出力は単純に30馬力上がってますね。
もちろんこの値は気温や気圧、湿度などによっても変わってくるのであくまで参考値でしかありませんが、2回の測定のログを見てもさほど大きな差はなさそうでした。
Dynapakのようにエンジン軸出力を算出するための補正係数を1.15(カタログ207馬力/180馬力=1.15)と単純化してしまえば、現在の仕様のエンジン軸出力は241.9馬力ということになりますかね😳
※緑色でプリントされている231.4PSという数字は諸々の補正を反映した修正馬力だそうなのですが、このシャシダイは何度か利用してきてその補正があまり上手く機能してないようです。フェニックスパワーさんの
こちらの記事では気圧や湿度の補正能力が低いとの言及がありますが、私としてもそんな感じがしています。
自然吸気の未開封エンジンで、7,000回転そこらで240馬力とすると、なかなかすごいと思います。FA20のポテンシャルを感じます🔥
シャシダイで測定したホイール出力値からホイールトルクを大まかに計算して、ノーマルとチューン後を比較したのがこちら。

青線がノーマルのデータ、オレンジ色の線がチューン後のデータです。
中間域(5,000〜6,000回転あたり)はほどほどって感じで、上まで回せば回すほど加速していく、F20Cみたいな特性になってますね。
ノーマルマニュアルミッションでしたら3-4-5速を多用するケースが得意そうです。
また、トルクに余裕が見られるので、レブリミットを引き上げて8,000回転あたりまで回してやればさらに速く走れそう。
ただそれに関しては、ECUチューナーから
「未開封エンジンでそれはブローする可能性が高いしエンジンの摩耗も早めるからやめておこう」
と提案され、おとなしく従いましたw
お高いエンジンですからね...
しかしまあ、愛車がこうも変わってくれると嬉しいですね😊
吸排気のインストールはいつも通りDIYで、その際に圧力損失が極力少なくなるように気を遣って丁寧に取り付けたのですが、手間をかけた甲斐があったというものです。
パーツは市販品しか使っていませんし、もちろんチートみたいなことはしてないので、このパワーはどなたでも手に入れられます!(もちろんECUのチューナーのスキル次第というところもありますが😅)
燃料も普通のハイオクガソリンで、オクタン価上げる添加剤などは使っていません👌
実走行ではどんな変化があったかというと、
TC2000でシェイクダウンした日はベストラップが1分4秒7に乗り、昨シーズンから約1.2秒の短縮となりました。
またバックストレートの計測ポイントでの速度は、昨シーズンはMAXで159km/hだったところ164km/hを記録しました。
(車重は1,205kg程度、ファイナルギア比4.3、タイヤA052 235/45R17、ウイングなどドラッグを増やすようなエアロはなしという仕様です)
その際は気象条件に恵まれたと思いますが、後日走った結果も見て、シーズン中であればいつでも1分5秒台/160km/hオーバーは堅いです👍
ピークパワー:車重のレシオを考えるともう少し速く走れるのでは?という気もしますが、なかなかいい数値が見れたので今回の実験は満足して完了です😃
TC2000のベストラップ更新の話と、ECU現車合わせについてはまた別の投稿で掘り下げて書き残しておこうと思います!
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2022/02/08 23:34:13