MOTUL GEAR Competition 75W-140  

1年ほど入れっぱなしで使用しました。とても良かったです。

デフはノーマル(純正トルセンLSDにファイナルギヤ 比4.3)の車で使っていました。

純正のギヤオイルLX GL-5 75W-85は2回入れ替えましたが、フレッシュなうちは良いのですがすぐにヘタリを感じていました。
おそらく熱でシャバシャバになるのでしょう、コーナー立ち上がりでケツが不安定になりアクセルペダルを踏んでいけなくなってしまうのです。

オイル類は純正指定品またはメーカー推奨品を使うのが信条ですが、こればかりは弱すぎると感じましたので社外品を試すことにしました。

選定にあたって、トルセン式スーパーLSDを使うワンメイクレースで実績を上げてこられたプロレーサーの方のアドバイスも踏まえ、75w-140を選択してみました。

導入効果としては、純正オイルで感じていた先述の不安定感を、使用期間を通して感じることがありませんでした。
追加画像は1年使ったオイルを排出したときのドレンボルトです。マグネット部への鉄粉の付着は皆無といえるものでした。

入れ替え直後のフレッシュな頃、ターンインでややアンダーステアになったのを感じました。プラセボかもしれませんが。(減速側での差動制限が強くなった？加速側に関しては変化は感じられませんでした)

高粘度ゆえに発熱とエンジントルク損失の増大が懸念でしたがどちらも杞憂でした。
私の使用環境(主に10月〜1月にTC2000とTC1000で遊ぶ)ではデフカバー表面温度は130℃にも至らず。
その後同社のGear 300 LS 80w-90を使用してTC2000を走りましたが、裏直の計測ポイント速度が上がった傾向も見られなかったので、トルク損失の増大は取るに足らないレベルだと思います。