KYB / カヤバ 直巻スプリング  

リアの跳ねが気になり、減衰いじってもなにしてもダメなので迷った時は一度吊るしに戻すべしということでリアのみ16k→12kへ変更しました。

ストローク配分や荷重などの計算をできるエクセル表を作成し計算したところ10k〜12kあたりがちょうど良い塩梅になることが分かったので吊るしレートである12kに決定しました。
ホイールレート的にはかなり柔らかい？と思います。

フロントも12kです。

dc5車高調と言ったらジールは有名ですが、吊るしレートのままレビューしてる方は少ない印象があったので書いてみます。

☆変更前
F:12k R:16kの時では、フロント255の影響もありかなりオーバーステアでピーキーでした。少しでも舵角が入ればビンビンに反応してストリートでは扱いきれませんでした。特に1◯0キロオーバーで進入していくような高速コーナーは生きた心地しません。舵角が入ったままギャップを踏めばフロントはフラフラ、リアは暴れん坊、アクセルオンしながら舵角を増やしていくと突然ノーズが入っていく感じがありまさに走る棺桶状態でした。

☆変更後
リアを12kに落としてからは、リアの粘り感が強くなり（リアのストローク感がスローに感じた）、ビンビンステアもかなりマイルドになりました。
ギャップを拾った時もリアが暴れる感じは無くなりとても乗りやすくなりました。
意外だったのはリアの接地感がかなり上がったことでフロントが多少ふらついてても踏んでいけるようになったことです。あくまでもdc5という車に慣れてる必要はありますが、リアが飛んでいかないという安心感から踏んでても恐怖心が無いという変化はいい意味で誤算でした。
ただ、リアが粘りアンダー傾向が強いのでミニサーキットやタイトコーナーなどで向きを変えたい時はリア16kあるいはそれ以上のレートがあると楽かもしれません。

☆余談
このレート変更をする前、何度も何度も計算して、サスペンションについて画面に穴が開くほど勉強した結果、ちゃんとしてるメーカーの車高調は良く出来ているし、吊るしが一番良いのでは？と思いました。
もちろん、仕様変更やフルオーダーなどで使用する分には問題ないと思います。
自分よりも偏差値の高いエンジニアたちが莫大なコストを掛けて作ったものです。ネットで調べたくらいの知識で減衰やストロークそのままで固いバネなどあれやこれややっても良い方向には行かないのかなと勝手に思ってしまいました。（車高調入れてる時点で、ホンダの設計ガン無視笑）


ちなみに、このバネの特性がどうだとかはド素人ということと、比較できる同レートスプリングを使ったことがないので分かりません。