アクセサリー用電源ユニットとUSB電源取付け
目的 |
修理・故障・メンテナンス |
作業 |
DIY |
難易度 |
 初級 |
作業時間 |
1時間以内 |
1
このCB650Rは、2021年式で中古購入した物です。
当初よりETC2.0とホンダ純正のスポーツグリップヒーターが付いていましたが、USB電源がありませんでした。
今後、他の電熱製品やその他の機器を取付ける可能性もあるので、アクセサリー用電源ユニットとUSB電源を取付ける事にしました。
取付けた製品
・カエディア KDR-M3D クランプUSB
→バーハンドルに取付け、USBのtype-Cとtype-Aがそれぞれ1Portあり、個別に防水性の蓋もあるので選定。
・カエディア KDR-E1 ジャンクションリレー
→今回はアマゾンのスマイルセールで価格が下がっていたカエディアの製品を使用。
デイトナのD-UnitでもOK
・キタコ 756-9000120 電源取出しハーネス
→CB650R/CBR650R(RH03)用
用意しておくもの
六角レンチ(5mm)
10mmスパナ
電工ペンチと圧着端子セット
精密ドライバー
延長用配線(0.75sq) 60cmぐらい
養生テープ
あれば、
メンテナンススタンド(リア)、配線ガイド
ぐらいだったかな・・。
なお、電工ペンチによる圧着端子作業が
必須となりますので、やった事がなければ、
事前に練習をお願いします。
この後の画像は機器取付け後に撮影してますのでご了承を。
2
まずは、リアシートを取り外し。
改めて書く必要はないと思うけど・・。
鍵でロックを外し、後方を持ち上げた状態でベルト辺りを後ろ方向へ叩くと外れる。
3
シートの取外し。
六角レンチ(5mm)でキャップボルト2箇所取り外せば、取れる。
4
シート取出しした状態
5
ETCが取付けられていると、コネクタが取り出されていると思うので、
今回は使用していないが、キジマ 756-9000150の電源取り用ハーネスを使えば、ここからもACC配線を取れるはず。
ETC未装着だと、このコネクタ類は奥に押し込まれているかも。
6
左右のサイドパネル取り外し。
矢印のところにキャップボルト5mmが1箇所
パネルに使われているキャップボルトは、穴形状に癖があり、六角レンチの先端がボール状になっている側を使うと引っかかりが少なく回しにくいです。
7
タンクとサイドパネル間はベルクロで止められているので、間に指を差し込んで丁寧に剥がします。
最初隙間がきついですが、ニトリル手袋等をして手を保護して作業してください。
8
差込み(グロメット)が1箇所あるので、引抜く。
9
リア側のカウルに差し込んであるので、
サイドパネル側を前に抜き取る。
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サイドパネル取り外した状態
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燃料タンクの上部パネルを取り外すため、キャップボルト取り外し。
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燃料タンク上部パネルは、キャップボルトの他に、差し込み2箇所とベルクロが2箇所で固定されていますので、ベルクロ、差込みの順に剥がします。
ただ、燃料タンクの縁に引っ掛けている爪があるので、力まかせに引き剥がすのは辞めましょう。
青矢印: ベルクロ
緑矢印: 差込み(グロメット)
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燃料タンク上部パネル裏側
赤矢印: 燃料タンク縁に引っ掛けている爪
青矢印: ベルクロ
緑矢印: 差込み
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これは取り外さなくても良いかもしれないが、
キー差込口周りのカバー取り外しのためプッシュリベット2箇所取外し。
何か細い棒で中央部を押すと、ロックが解除されます。
取付時は、一度中央部を引き出した状態で取付けて、面一になる様に押し込む。
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燃料タンクを固定しているボルト(10mm)を取外し。
ボルトは、スパナである程度緩めたら、燃料タンクの縁を持ちつつ手でボルトを緩め、金属ブッシュとともに抜き取る。
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燃料タンクのリア側に、ヒンジがあるので、ハンドル側を持ち上げて配線作業開始。
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ただ、燃料タンク内の残量が多い時は、メンテナンススタンドをかけて、タンクを平行にした方が作業しやすいです。
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燃料タンクにロープを引っ掛けて固定するか、燃料タンクとエアフィルターの間に柔らかい何か(ウェスのロールとか)を入れて、作業スペースを確保。
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まずは、バッテリーの接続を外す(マイナス→プラスの順)。外した配線、端子は養生テープで絶縁。
ジャンクションリレーは矢印の位置。
入力側配線をバッテリー付近まで配回し。
出力側ポートには、USB電源の配線を接続。
配線には、直接バッテリーに接続するためのヒューズボックスがあるが、ジャンクションリレーにヒューズがあり、重複するのは効率が悪いので、ヒューズボックスをカット。
なお、配線の外装に白字が印刷されている側がプラスです。
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ACC電源取出しハーネス(756-9000120)は、エアフィルターボックス左側にある、グリップヒーター用のコネクタに割り込ませる。
このコネクタの配線は、グリップヒーターのOn/Off用の配線のため問題なし。
グリップヒーターのヒーター本体用の配線とは別。
コネクターはメスコネクター内側にコネクターをロックしている羽があるので、外方向にひっぱればロックが外れるはず。
なお、取り出したマイナス(com)は使いません。
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ジャンクションリレーのACC連動用配線(細い赤)と、ACC電源取出しハーネスのACC配線(赤)を用意した延長用配線と圧着端子を使ってつなげます。
圧着端子は、加工施工して接続前に端子部分が抜けない事を確認してください。
ACC用延長配線、USB電源ケーブル、電源取出しハーネス等、取り付けた物がパネルや燃料タンクを戻したときに見切れないように、整線します。
整線後、バッテリーの配線を復旧します(プラス→マイナスの順)。その際、ジャンクションリレーの入力側配線のプラス、マイナスも共締めします。
動作確認のため、キーOnして、ジャンクションリレーのLEDが点灯し、USB電源ポートに接続したスマホ等が充電されるのを確認。
動作確認がOkであれば、パネル類を戻す。
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USB電源の取付け位置 例
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USB電源取付け位置(例)
最初は、バーハンドル固定部分脇に取付ける予定でしたが、パイプ径が∮28とUSB電源の仕様より太かったため、今の位置となりました。
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