2023年06月19日
HA36型アルトについて
皆さんこんにちは
お久しぶりです
今週末のアルト納車に向けて浮足立つ、こんちきです。
さて、アルトの納車日が近づいてまいりました。
日曜日に”福岡県”に向けて出発します。
何気に車を持ってからは初めての”九州”です。
以前、大学のサークルで自転車部に所属していた時には宮崎県にフェリーで行き、そこから開聞岳(九州最南端ではないけど結構南の山)まで行きました(正気か?)
が、それ以来足を踏み入れていませんでした。
個人売買で自動車を購入するのは実に、7台目(奥さんと合わせてですが)
HA36V ZC31S EK4 HA25S HA24S MH23S → HA36"S"
です。
間にEK4が挟まっているので、スズ菌ではありません。
前置きが長くなりましたが、ここからはHA36アルト(主にNA)について
流用情報であったり、様々なわかっていることをまとめていきます。
★グレードについて
HA36型アルトには、皆さんご存じワークス・ターボRS・乗用(F・L・X)・バンという6つのグレードが販売されておりました。
AT系には特に興味はありませんので、MTが存在するもののみピックアップしていきます。
<HA36V>
世の中の軽量車マニアのおじさんたちが大好きな、アルトバン
車両重量はなんと”610 kg"
ウィンドウは手回し!安っぽいレーシーですね
後部座席の窓は嵌め殺しです開けられません。
また、究極のベンチシート…人権とは何ぞや。
<HA36S(F)>
乗用アルト
残念ながら、最廉価グレードのFにしかマニュアルは設定されておりません。
しかし、バンと違い後ろに人権ありシートとなっております。
前席はパワーウィンドウがついていたり、多少マシではありますがオートエアコンくらいは欲しかった。
<HA36Sワークス>
誰もが目を奪われる、君は完璧で究極のアイドル「アルト」♪金輪際現れない(現れて欲しい🥲!!)1番星の生まれ変わり⭐️
最速・豪華装備・高剛性
速さだけじゃない!豪華装備マシマシアルトです。
ZC32Sを2台乗り継いだ私からすれば、これが標準装備といった気分
プッシュスタート・スマートキー・オートライト・フルオートエアコン・HIDヘッドライト・専用3眼メーター・黒内装・専用レカロ・専用ショートシフター・ステアリングスイッチ・全席PW・専用外装(ウィング・バンパーなど)・タワーバー
これがアルトXのプラス30~50万で買えるんだから、納得のお得プライスですね…
適当にまとめましたが、特徴はこんな感じです。
こんな風にまとめた理由は、そう…
ワークス君さあ…君いいものたくさんついてるね^^
ここで登場するのは”妖怪ヤフオク張り付き流用ネタ探し男”でございます。
★ワークスからNAへ流用に関して
先ほど思いつく限りで羅列しただけでも、大量に装備品の差があります。
ここからNAに流用したらいいだろうな…けど実際どうなの?っていうあたりを解説していきます。
1,純正タワーバー
結論から申し上げますと、流用は不可能です。
なんとストラット付け根上部に、専用のブラケットがスポット溶接で増設してあります。NAにはこれが存在しない!!!
迷惑なこんちきはスズキ関係者に尋ねました(いつもありがとうございます)
なんと補修用部品としてもラインナップにないというのです。
う~~ん。スズキさんのケチ!
板金屋さん曰く、もし手に入ったとしても取付は非常に困難とのこと。
格安で売られている純正タワーバー…是非ともNAに流用したかったのですが、かなり無理がありそうです。
2,外装
基本はポンつけのようです。
フロントバンパーとリアバンパーはもちろんのこと
サイドステップもNAには純正オプションで同じ形状のものが存在していることから、簡単に流用が可能であると思います。
問題は、リアゲートスポイラーとミドルスポイラーですが…
当方の調べ不足でわかっていません。
もし、なんらかのクリップを取り付ける穴が用意されていた場合は、ドリルで穴を開けなければ流用は不可能でしょう。
3,足回り
定番のワークス純正脚流用ですが、言わずもがな可能であります。
ここで一つ差があります。それは、スタビライザーがあるかないかです。
バンでも4WDにはスタビライザーが存在しているようですが、乗用アルトでは最上級グレードXでなくてはついていないようです。
もし、スポーツ走行をするのであればこれは必須であるので、流用をおすすめします。
しかし、取り付けにはフロントサスペンションメンバをずらさなくてはならないです。
ちなみに、2WDと4WDではリアショックの形状が少し異なるようなのでその点だけ注意が必要です。
3,純正メーター
一番誰もが考えるのがワークスメーター流用ではないでしょうか。
筆者も初めて36Vが手元に来た時には流用できないのか!?って調べまくりました。
これも残念ながら不可能です。
なんとタコメーターが動作しないそうです…。勘弁してよ。
しかし、ターボRSのメーターであればタコメーターが動作するらしくヤフオクではターボRSメーターが出た瞬間に全国のNAアルトノリが血眼で入札している様子が見れて楽しいです。(参戦したい)
参考URL
https://minkara.carview.co.jp/userid/348177/car/1884535/3740253/note.aspx
4,純正シート
これは本当にポンつけ
純正はびっくりするくらいシートの高さがある。
NAVICやKCテクニカから発売されているろーぽじきっとを組んで使用をおすすめします。
5,ブレーキキャリパー
走行性能アップにはやはりこれ!
ワークス純正”ベンチレーテッドディスク”ブレーキシステム流用です。
これをしない手はない。
紅いキャリパーがスポーティーな走りを予感させる!!卍
6,ヘッドライト
ワークス純正HIDヘッドライト
特徴的な台形のヘッドライト内に丸目が誕生し非常にキュート?なアルトになりますが、HID→ハロゲンは配線が簡単ですが…
ハロゲン→HIDはなかなか面倒であると思います。
配線加工はどっちみち必要
しかも重量増が見込まれることから、走る人には無用の長物か。
7,ワークスエンジン&ミッション一式
同じミッション車なんだし、流用なんて簡単だろ??
いやいやそんなわけはない。
まず違う点
・シフターが金属製か樹脂製か
ワークスはもちろん金属製&ショートストロークです。しかもシフトリンケージの取付ぽっちのサイズが若干ことなり、もし変えるなら加工が必要になります。
もしこれを変えたいんだ!!っていう人は、多少覚悟を持って作業に挑むべきです。
しかし変更後のシフトフィーリングはかっちりしていて最高でした。
・シフトリンケージ
先ほども言った通りワークスとNAのシフトリンケージはものが違います。
なぜなら、ミッション側のシフター部分の形状がことなるためです。
流用するなら3点セットが一番楽かもしれません。
・ミッション
NAにお乗りの方はお分かりの通り、ギア比がうんこです。
2→3のつながりが悪すぎて使い物になりません。
ファイナルギアも4.388であり、街乗りでは車の軽さでごまかされていますが、サーキットへ持ち込むと絶望する遅さです。
しかし、ワークスミッションはファイナルギアが4.7と流用するだけでハイギヤードになることだけでなく、1と2速が3速に近くクロス気味になっており非常にスポーティーな仕様になっています。
また、シフトリンケージ装着部分にカウンターウェイトが装着されており、重量級のシフトノブをつけなくともスコンとギアが入るようになっています。
流用にしては少し大がかりですが、多くの先人がいたり
ある程度私たちが以前乗っていたHA36Vも同様の改造を施していることから、可能であるのは証明されています。
どうせやるなら、3点セットがおすすめです。
エンジンについては、イモビライザーの関係上純正コンピュータやステアリングコラム周りやハーネス一式などを移植する必要があり、とてつもないほどの労力がかかるそうで、スズ菌に感染した重度な患者以外は大人しく高騰したワークスを購入しましょう!(高すぎダロ!)
参考URL
https://minkara.carview.co.jp/userid/3241328/car/2918403/5875314/note.aspx
書き漏れがあるかもしれませんが、ワークスから流用すべき、いやしたいのは以上の通りでした。
★他車種からの流用について
さてここからは、スズキ車定番!他車種流用~~パチパチパチパチ
スズキダイハツ車には普通車のパーツを流用しろ。と、古事記にも書いてあります。
古いワークスならまだしも、現代のHA36系で流用できるのかよ?と言われそうですが、コストカットの鬼”スズキ”。専用設計のボディなんて使うわけねえだろ!!まあ現代の車はどこでもそうですが…
HA36系のシャシーは、2011年あたりから使われているハーテクトと呼ばれる高剛性のモノが使われています。高張力鋼板980 MPa級を多く使っているので、従来の自動車のボディからは考えられないほどの剛性が出ています。
余談ですが、ZC32Sはハーテクトではないものの非常にがっしりした作りになっており、シビックに乗り換えた際は街乗りで不安を覚えるほどぐにゃぐにゃでした。
話がそれてしまいましたが、ハーテクトが使われている車両はおそらく足回りから”シートの取付穴まで一緒”の物が多いです
では、流用が可能なものを見ていきましょう。
1,シート
まず有名な、ZC33S純正シート流用はマジのポンつけです。
最近はこの事実が広まってしまい、高騰してしまいましたが…
メインを33Sの人が、36アルトに乗るとなんとSDGsなことでしょう。
また、ちょっとはホールド性のある安いシートはないんかい?と思って調べていたところ、RECAROのベースレール適合一覧に、FF21Sイグニスという文字が…。
イグニス純正のレザー調シートも流用が可能なことが判明しました。
上げアルトとかの人にはちょうど良くないですかね?
2,ブレーキキャリパー
36ワークス純正キャリパー…高いですよね?なんか赤いの嫌だし
ヒントどころか答えは品番にありました。
また、以下のURLのページをご覧ください。
https://www.monster-sport.com/product/parts/brake/brakerotor/ha36s/
monsterによると、ブレーキパッドとブレーキローターが共用の車種がこんなにあります。つまり、新型ハーテクト系採用車種はこの辺りがすべて共用なんです。
みなまでは言いませんが、自己責任で流用を検討してみてください。
3,Keiワークス純正ヘリカルLSD
スズキは軽自動車用のミッションをどこまで使いまわしてんだよ!!と言いたくなるような古い?車からの流用ネタ。
Keiワークス(2WD)純正のヘリカルLSDはそのままついてしまいます。
これがまた機械式じゃないのに、よく効く…。
ヘリカルはメンテフリーなので、ミッションオイルを変えておけば問題ないのが大きな利点です。
軽耐久にて多くの人が使っていることから、ヤフオク相場は馬鹿みたいに値上がりしていますが、もし安値で手に入るなら流用すべきでしょう。
参考URL
https://minkara.carview.co.jp/userid/322582/car/2108269/9247807/parts.aspx
★サーキット走行向けパーツおすすめ
一通り紹介しましたが、スポーツ走行するなら純正流用ニチャアだけしてても無理なので、以下のものを参考に改造してみるといいかもしれません。
・LINEUPブレーキアシスト
ブレーキオーバーライド(ガンダムかな?)というシステムが組み込まれており、ヒールトウをした際にアクセルがカットされてしまいます。
これ非常によろしくなくて、私の操作が下手なのもありますが…36Vのシンクロをダメにしてしまいました。
自作で回線を短絡させるというのも可能です。難しい人は大人しく購入するのが吉でしょう。
商品URL
https://lineupracing.thebase.in/items/36335811
・ブレーキシュー
HA36型アルトは残念ながらリアがドラムブレーキです。
そこで、見た目も変わらないことからブレーキシューをスポーツ走行向けのものに変えている人が少ないように見受けられます。
もしワークス純正ブレーキをフロントに流用しているなら、なおさらバランスが悪化し背負い込み姿勢でコーナーに侵入するはめになり、理想のドライビングができないです。
入れてみてはいかがでしょうか?
商品URL
エンドレス(ENDLESS) アルト HA36S/36Vhttps://amzn.asia/d/9vp1acV
・CUSCO シフターカラー
ワークス純正のシフターを流用するのは、DIYのボルトオンだけを楽しみに生きているユーザーにとってはなかなか困難な作業かもしれません。
しかし大丈夫。このシフターカラーを付ければ、シフター自体の剛性はなくともがっしり!シフトミスを軽減してミッションをいたわることが出来ます。
ZC32 33は樹脂シフターですが、ZC31SやHA25Sは金属製のものを使用しており、そこまでコストカットせんでもいいやん…と文句を言いたくなります。
商品URL
https://www.cusco.co.jp/products/suzuki/_ha36s.html
・フットレスト
スズキ車のダメなところ。フットレストがマジで使い物にならない。
Majiでキレる5秒前(センシティブ)
なので、社外のフットレストは街乗りからサーキット走行まで、マストアイテムといっても過言ではないでしょう。
私が使っていたのは、ネオプロトのものですが
LAILEさんやmonsterさんなど様々な会社から発売されております。
ここは見ための好みでしょう。
商品URL
NEOPLOT(ネオプロト) フットレストバーNEO ステンレス/ジュラルミン スズキ アルトワークス/アルト(HA36S/HA36V) MT車 NP74270 https://amzn.asia/d/ftsqJxc
LAILE レイル ドライバーフットレスト ブラック アルトワークス HA36S 2016/01~ MT https://amzn.asia/d/ibmTVvH
・ピッチングストッパー
エンジンのピッチングストッパーもまた必須アイテムといっても過言ではありません。だいたい普通に街乗りから仕事用に作られた車がなんだからエンジンマウント系はフニャフニャなのです。
高回転時のエンジンミッションの反トルクによる動きは相当なもので、スイフトスポーツの強化マウント効果検証動画は非常にわかりやすいです。
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CUSCOさんやLAILEさんから発売されていますし、純正にゴムを詰める自作派まで多くの人が使用しているのがわかります。
見えないところの強化パーツ、車が変わります。オススメです。
商品URL
クスコ (CUSCO)【強化ピッチングストッパー】スズキ アルトワークス/アルトターボRS HA36S 60A 911 PS https://amzn.asia/d/1tvDPRa
はい!(唐突な終わり)
割とボリュームのある記事になりましたが、ちょっと安くなってきた…?36を買って走ろうと思ってる人にはなかなか参考になるのではないでしょうか。
自分のための備忘録ではありますが、誰かの参考になれば幸いです。
では。
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備忘録 | クルマ
Posted at
2023/06/19 12:28:24
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