2020年11月22日
先日、隣町の某役所に仕事で向かうため、
通勤ラッシュ時の少しあとの時間帯を、
国道2号線を西に進んでいたときのこと。
非常に深刻な事件でかつ山場を迎えつつある。
依頼人の老夫婦の大きな期待を背負った私は、
そもそもが負け筋という自信のなさもあって、
憂鬱さに押しつぶされるような気分で、
RFを楽しめないままに、ただ運転していた。
とある緩斜面カーブの見晴らしの良い信号待ちで、
対向の数台目にNDロードスターがいるのを発見。
遠目にも白の37が眩しいやたらと車高の低い一台。
信号が青になり双方接近すると・・・
あちらのドライバーが、右手を高く上げて思いっきり手を振ってきた!
あわてて車内で応えたが、
ロードスターに乗っていると、
たまにこういう場面に遭遇する。
休日なんかだと、
私も控えめにこちらから手をふることも。
(なお、東京のサイクリストではお互いの挨拶はいわば当然なので、
そのような経験を10年間ほどやってきた私にとっては、
そのこと自体はなんら目新しいものではない。
サイクリストは走りながら喋ったりもするので、なおのことである。)
しかし、平日の午前中の早い時間で、
勤め人がロボットのように仕事を開始した無味乾燥な時間帯に
彼はオープン走行で実に清々しい瞬間を味わっていたというわけだ。
彼自身もおそらくは通勤途中だったのだろう。
しかし、そのような日常の憂鬱を吹き飛ばすロードスターライフを満喫されているその姿をみて、
本当に羨ましく思った。
私の場合は、仕事終わりにはRFをかなり乗りまくってはいるが
(深夜の2時間ドライブなど)、
これから仕事という時間は、
もっぱら移動手段としてしか考えていなかった自分に気がついた。
車を運転しているときをどう過ごすかなど、
その前後の仕事に影響することなどは実際のところほとんどなく、
自分の気持の持ちよう一つというものだ。
日常の中でロードスターを楽しんでいる彼の姿を、
少しでも参考にしたい。
そして、そのような姿勢がむしろ仕事にもプラスに働くことだろう。
Posted at 2020/11/22 17:49:36 | |
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