社外ダイレクトイグニッションの危険性
目的 |
修理・故障・メンテナンス |
作業 |
DIY |
難易度 |
初級 |
作業時間 |
30分以内 |
1
過去のアイドリング不調の修理で行った、自分の失敗談を紹介します
過去にアイドリング不調に陥り、アイドリングが1,000〜1,500でバラつく様になったことがある
ひどい時は信号待ちでエンストする程
霧吹きでエキゾーストに水を吹きかけてみると3番のみ蒸発が遅れた
プラグは交換したばかりだし、暖気終了後に症状が出るため原因はダイレクトイグニッションかなと思う
昔からヤマハのダイレクトイグニッションは熱に弱く、この年式のR6はよくダメになるらしい
現にネットで調べてみると同じ症状の人が結構ヒットする
とりあえず確認作業のためバラしてみた
2
ダイレクトイグニッションが怪しいと思いつつも、まずはスロットルボディの確認から
ネットの情報では、2c0はスロットルボディの汚れが原因でアイドリング不調になるとのこと
んでスロットルボディを確認してみたけど、まあまあ綺麗だった
せっかくなのでスロットルバルブクリーナーで掃除してみたけど、アイドリング不調は変わらず
3
次に交換したばかりのプラグのチェック
やっぱり交換したばかりなので綺麗ですねぇ
せっかくなので予備に持っていた新品4本と交換したけど、やっぱり症状は変わらず
4
最後にダイレクトイグニッションの確認
試しに3番と4番のダイレクトイグニッションを入れ替えたところ、不調も一緒に3番と4番で入れ替わったため原因はダイレクトイグニッションと断定
ただ、純正品は一本7,000円以上もする
貧乏性な私は、画像にある社外の安いダイレクトイグニッションに目がくらみ、そちらを購入し使う事にした
この判断が後に、とても痛い出費へと繋がる
5
早速3番のダイレクトイグニッションを社外品と交換する
すると症状は改善、不調は綺麗さっぱり無くなった
ウキウキでR6を走らせていると、いきなりエンジンストール
脇にバイクを停めメーターを確認するとエンジンチェックランプが点灯し、diag code35が表示されていた
diag code35の意味は「シリンダー#3 イグニッションコイルの一次リード線回路の断線、又はショートが検出された」
オワタ
6
とりあえず社外ダイレクトイグニッションが原因なのは間違い無いので、純正品を購入しすぐに交換
だがcode35は表示されたまま
2c0は最近のバイクと違って、エラーの原因が取り除かれるとエラーコードが勝手に画面から消えてくれます
ただ、履歴には残るので修理後はちゃんとリセットすること!
仕方ないのでテスターで配線を点検していくと、1箇所通電していない部分を発見
ecuである、1番恐れていた結果となった
どうせゴミ箱行きは決定したので、勉強がてらecuを分解してみた
原因箇所はすぐに分かった、見事に熱で溶けていたからだ
社外ダイレクトイグニッションが悪さをし、ecuに電流が逆流して発熱、結果壊れたんだろうなぁと思う
7
純正ecuはイモビのせいでキーシリンダーと紐付けされている
そのためセット販売になっており、軽く10万を超えてしまう
そんなモンは絶対買えないので、オクを徘徊していると書換済ecuを発見
書換済ecuはフルパワーに加え、イモビも無効化してくれるとのことなので、こちらを購入する事にした
取り付けてみると見事に復活する
diag code35も画面から消えてくれた
ただ、書換済ecuにした事でdiag modeは使えなくなってしまった
8
初めから純正ダイレクトイグニッションを購入していれば7,000円ちょっとで済んでいたものが、社外品を使った結果合計で約60,000円吹っ飛んだ
こんだけの出費となると奥さんに隠し通せる訳も無くヒドく叱られた
安かろう悪かろうとは正にこの事である
みんなは社外品の危険性をしっかり理解し、自分の様な失敗をしないよう気を付けて下さい
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