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栗羊羹のブログ一覧

2022年07月29日 イイね!

映画ゆるキャン△の感想

#映画ゆるキャン の感想をつらつらと。
優れた作品は視聴者にそれが自分のために作られたものだと錯覚させると言われるが、ゆるキャンはその中の一つだった。自分が学生の頃は社畜という言葉が流行り始めた頃だった。高校生を主人公にした作品が深夜に大量に放送され、いまが青春の真っ只中と認識させられる一方で、社会に出たら世のため人のためという大義名分のもと使い潰されるのだと不安と諦めを抱いていた。OBは皆が「今のうちに遊んどけよ」と口を揃えた。

今作は大人になり散り散りになった野外活動サークルが、再び集いキャンプ場を作るというストーリーだ。遠方のメンバーも頻繁に現地に訪れ、大好きなキャンプのために休日を使う。なんてステキな大人たちだろう。何も絶望することはない。大人には大人の遊び方がある。

ところで、ゆるキャンシリーズはオタクだけでなく幅広い年代に愛されている。この作品を見ていて気持ちの良いのは、彼女たちが「若い女性である」ことをウリにしていないこと。過労の末、非業の死を遂げたある女性をきっかけに世論が一気に動くことがある一方、未婚の中年男性に対する風当たりは寂しい頭を一層光らせる。
物語の中で、野クルのメンバーは色仕掛けに甘えることなく、活気ある若手社員であることを最大限生かして物事を進めるし、周囲もそれを評価する。大人たち、かくあるべし。

キャンプといえば温泉、というわけでお風呂シーンもあるわけだが、山の中でぽつり、裸で語り合うという状況は温泉でなければならず、男性視聴者に媚びることが目的ではない。また、高校生の金銭感覚であったり、野クルとリン、斉藤、ちくわの絶妙な距離関係を描くには女子高生でなければならない。

すべての登場人物が心地よく、エネルギーにあふれて動き、癒される。2時間まったく退屈しなかった。素晴らしい作品です。是非見てください。
関連情報URL : https://yurucamp.jp/cinema/
Posted at 2022/07/29 20:35:00 | コメント(0) | トラックバック(0) | 日記 | 音楽/映画/テレビ
2022年07月09日 イイね!

歯車の噛み合いに伴う起振力とその低減

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車仲間が面白い改造をしたので、ついでに小話を書きました。

ドグミッションの写真や動画をみて2速~4速のギヤ音が大きそうだなと思っていましたが、先日横乗りさせて頂いてほんとうにそうだったので大変勉強になりました。ありがとうございます。
~~~
普通の平歯車は回転に伴って同時に噛み合う歯の数が1歯~2歯~1歯と変化します。1歯に掛かる力の大きさの変化が大きく、曲げられたり戻ったりするので、それが回転振動になって「ミャーン」とか「ヒーン」といったギヤ音になります。

音を静かにしようと思ったら、同時に噛み合う歯の数を増やしてやります。3歯~4歯~3歯と噛み合うようにしてやれば、1歯あたりに掛かる力の変化量は小さくなるので、ギヤ音は静かになります。

じゃあ具体的にどうするかというと、一つは歯を斜めにカットする方法で、ヘリカルギヤと言います。ただし、斜めにし過ぎると回転方向の力の一部が軸の方向に逃げてしまうので、傾けすぎてはいけません。

1歯の大きさを小さくして歯の数を増やす方法もありますが、ギヤの山の大きさが小さいので伝えられる力の大きさが限られます。大きさはそのままで歯の高さだけ増やすと、曲げられて折れやすくなります。

むらいちゃん号の話に戻ると、2枚目の写真の2速から4速(上から2,3,4組のギヤ)は明らかに歯が大きく、ギヤノイズには目をつぶって強度を重視した寸法になっています。5速は巡行用で、歯数を増やして同時に噛み合う歯の数を増やして、ギヤ音対策してありますね。
Posted at 2022/07/09 07:55:33 | コメント(0) | トラックバック(0) | 日記
2022年07月09日 イイね!

カーグラごっこ(2)ウマ娘タマモクロス

「さぁ田辺さん、今回は待ちに待ったというか、ついにとでもいうべきでしょうか、タマモクロスです」
「ぼくはね、もういっそね、出ないんじゃないかとさえ思ったほどですよ。松任谷さんはどのようにご覧になってますか」
「コンペティションモデルはこの番組でも度々取り上げていて、その度に僕は、恐れ入ったと思うわけです」
「もう随分前、ランチアの037をやったときもね、こんなふうな気持ちだったと思います。」
「色も似ていますね。では育ててみましょう。」

……

「田辺さん僕はね、やっぱり、これは待たせるのも計算の上だったと思うんです」
「松任谷さんの仰るとおりです。ただ、競走バではあるんだけど、一方で軽自動車のような生活に寄り添うようなところもありましたね。」
「小回りが効いて、それでいて活発でしたね」
Posted at 2022/07/09 07:48:03 | コメント(0) | トラックバック(0) | 日記 | 日記
2022年07月09日 イイね!

庶民派スポーツ

現行スバルBRZを運転させてもらったのでメモ書き。
インパネ周りはゴチャついているけど、運転中は見ないのでどうでもいい。盛り上がった左右のフェンダーが車幅感覚を掴むのに丁度よい。アイドリングで普通にクラッチミートすれば、3人乗っていてもするすると転がる。シフトフィールはカチリカチリと節があって気持ちいいが、シビックタイプRには及ばない。シビックのシフトリンクを樹脂部品に置き換えたような手応え。
エンジンは低速で扱いやすく、昔のスバルのターボ車のようなモッサリ気難しい所がなく融通が効く。直噴の良いところ。
街乗りなので高回転や全開加速は試せなかったが、回転が上がるに連れてパワーが湧き出る感覚は今時かえって珍しい。エンジンサウンドはマフラーでしっかり消音しつつ、吸気音などを適度に車内に取り込んで快適性と高揚感を両立してるよう。マツダ3の音作りと似ている。
パワーがこれ以上あると姿勢制御が過度に介入したりして面白くないだろう。静粛な6気筒を積んでしまえば内外装の質感とちぐはぐになる。十分に滑らかに回り、応答に優れ、適度に勇ましい雄叫びを上げる4気筒NAが気持ちいい。
先代86の乗り心地は走り屋が「スポーツカーかくあるべし」と言うような荒々しさが可笑しかった。現行もスポーツカーなりの硬さはあるがしっかりと揺れが抑えられるので快適。2ドアのボディは頼もしく、4ドアでは曖昧になりがちな後輪の情報を適度にいなして伝えてくれる。交差点を曲がるだけで楽しい。
どこかの誰かが「GC8に近いものを感じる」と言っていたのを思い出す。ペラペラヘナヘナだったボディは随分立派になったが、安心感がありながら舞うようなハンドリングは確かに初代インプレッサを思い出す。これは現代に蘇ったインプレッサSRX(乗ったことないけど)だ!
車が好き、運転が好き、お出かけが好き……車オタクでなくクーペをさらりと上品に乗りたい人でもとっつきやすく、かつオタクをニヤニヤさせる走りの良さもあり、これはたいへん間口の広い車だ。
SUVと軽ばかり売れるこの時代、商売にならないだろうにこの車を作ったのは本当にエラい。拍手。
Posted at 2022/07/09 07:40:06 | コメント(0) | クルマレビュー
2021年10月04日 イイね!

日産デイズ国民車計画

釣りタイトルでごめんなさい。別にデイズでなくてもいいです。ポンコツ車に乗りましょう。完璧主義を捨てて寛容になりましょうという話です。

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皆さん日々大小様々な苛立ちを覚えながら生活されていると思います。1時間早く到着できると思って高速に乗ったのに事故渋滞、電車が遅れて待ち合わせに遅刻した、両耳聞こえるはずのイヤホンが片耳しか聞こえない……そのイライラってどこからくるんでしょう。大抵の場合、人やモノ、サービスが期待はずれだったとき、人は損をした気分になって、残念な気持ちになってしまうのだと思います。最初の約束と違うではないか、6000円のイヤホンなのに片耳が鳴らないのでは3000円分の仕事しかしていないではないか、損をしたとお怒りになってしまうわけです。こんなゴミイヤホン云々とAmaz0nにレビューを書いてストレスを発散する羽目になります。このイライラ、気の持ちようでどうにかなりませんかね。

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車のSNSなので車の話にしましょう。新車が出るたびに、やれ高いだの重いだの自動ブレーキ要らないだのケチをつけるのが生きがいの人がいます。自分の理想の100点満点の架空の車を掲げて、ある車にちょっとでも減点要素があると鬼の首を取ったかのように文句を言いつけ、普段は9000円のママチャリに乗る自分が偉い評論家になったような錯覚を覚えていい気になる、あるいは世を憂う。そんな薄味の休日でよいのでしょうか。もしそんな自分を変えたいと思うなら、うっかり手を滑らせて型落ちの日産デイズを買ってみると、きっと人生が変わると思います。

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日産デイズ(ターボ無し)は走らないことで有名です。加速力や最高速で言えば、荷物満載の軽バンやクラシックカーよりは優れているかもしれません。しかしアクセルを踏んでから数々の事務手続きとたらい回しを経てようやくちょっとだけ開かれるスロットルと、それからさらに1週間後に吹かれる雀の涙のガソリンと貧相な雄叫びのせいで、数字以上にのろまに感じます。しかしながら、あなたは手違いで手に入れたデイスをすぐに売っぱらい、安物買いの銭失いのレッテルを貼られるのが嫌なので、1年ほどデイズと共に過ごしてみることしました(としましょう)。
デイズ君はなんとか飼い主様のお財布を助けようと爪に火をともすようなエンジン制御で燃料代を節約し、落第点ギリギリのところをなんとか周りの自動車と肩を並べようと必死に悶え走ります。デイズ君は必ずしも100点満点の優等生ではないけれど、彼が生まれ持った宿命、すなわちカタログ燃費戦争を背負いつつなんとか実用に耐えるよう走っているのです。
か細い雄叫びを上げ必死に走るデイズとの日々。飼い主は自らの100点主義、完璧主義、批判的な目線を恥じることになるでしょう。

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デイズと共に1年間を過ごした飼い主は、少々の欠点に寛容で、懐の大きな人に成長しているに違いありません。完璧主義に疲れたら、デイズを飼ってみませんか。きっと、豊かな人生のヒントが得られるはずです。


(筆者がデイズを運転したことがありません。デイズにお乗りの皆様、ごめんなさい。荷物も人も乗せられて燃費もよく、実用的な車だと思います。)
Posted at 2021/10/04 20:57:09 | コメント(0) | トラックバック(0) | 日記 | 日記

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「会社を辞めて引っ越した話 http://cvw.jp/b/3085885/48623272/
何シテル?   08/27 21:51
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