交換用ラジエータファンチェック
目的 |
修理・故障・メンテナンス |
作業 |
DIY |
難易度 |
初級 |
作業時間 |
30分以内 |
1
古い車の夏場はオーバーヒートに怯える時期です。
水温が上がっていないか水温計とにらめっこする日々。
ということでオーバーヒートしてしまう前に対策を考えます。
オーバーヒート対策で調べると出てくる方法は主に2つ。
1)ラジエータを社外品に交換
2)ラジエータファン(モーター)を容量の大きい物に交換
1)は純正ラジエータのリフレッシュも兼ねるので効果は大きいですが費用は掛かります。
2)は中古しか入手できないのですが運が良ければ安価で済みます。
写真で出てしまっていますが2)の方法を取りました。
お金が掛からないので←重要
購入したのは同世代のワゴンR(CT,CV)のラジエータ一式です。
コンデンサーもついてきましたが移設しない限りワークスには使えません。
2
割と汚かったので綺麗にしておきます。
このタイプのファンモータはワゴンR以外にもセルボモードやAZ-1、カプチーノでも使われていると思います。
(シュラウドは異なりますが)
このワゴンRの物はラジエータの品番がワークスと全く同じなのでポン付けできます。
3
画像は以前ラジエータホースを交換した時の物ですが、改めて見るとワークス純正のファンモータの小さいこと。。。
因みにワークスとワゴンRのファンモータの出力を計測すると以下のような結果に。
・ワークス:瞬間8A、定格4A弱
・ワゴンR:瞬間15A、定格8A弱
性能が倍違います。
同じK6Aを持つ車両同士ここまで差が開くとは。
まあワークスはラジエータファンとコンデンサーファンが別なのでこれで十分冷えるという設計なんでしょう。
(ワゴンRはラジエータファンとコンデンサーファンが兼用)
ワゴンRのラジエータモータが倍の回転数で回るなら同じ羽面積で風量は倍、もし羽面積を増やせば更に風量は増す。。。
4
じゃあ羽面積を増やせばいいじゃない。
ということでワークスRのラジエータファンを買いました。
新品は綺麗ですね。
1枚当たりの羽面積は小さいですが、枚数が多いので総面積は勝っています。
5
ファンを重ねてみると中心部のモータに掛かる部分はワークスRが一回り大きいようです。
つまりワークスRのモータは更に大きい・・・?
是非ともお目に掛かりたいのですが、滅多に出回らない代物なのでいつになるやら。
6
とりあえずファンを変えることでどう変化するか簡易的にチェックしてみます。
まずはワゴンR
音:バアアアァァァァァァ↑↑
風の強さ:とてもつよい
風の粗さ:とてもあらい
一般的な5枚羽の扇風機を最強で回した時と似たような感じです。
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次にワークスR
音:ボオオオォォォォォォ↓↓
風の強さ:そこそこつよい
風の粗さ:わりとなめらか
最近流行りの羽の多い扇風機を最強で回した時と似たような感じです。
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体感なので確実ではないですが、ワークスRのファンに変えると風が弱くなった気がします。
羽面積が増えた分、抵抗が増えたけどファンのパワーが同じだから回転が低くなった可能性が考えられますね。
つまり純正で設定されたモータとファンの組み合わせが最適と改めて実感しました。
尚、これだけ検証したのに、記事を書いてる2023/7時点でもまだラジエータファンは純正のままという。
オーバーヒートには気を付けましょう。
<掛かった費用>
・ワゴンRラジエータ&コンデンサーセット (\3,630)
・ワークスRファン(\3.795)
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