東京モーターショウ2013その①三菱自動車
投稿日 : 2013年11月23日
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先ずは三菱自動車です。WRCやダカールラリーから撤退して久しく、前回はモータースポーツ系の展示が全滅していましたが、今回は真正面でアピールしていました。コンセプトカーも3台、発売を来年初頭に控えたEKスペース、アウトランダーPHEV、クリーンディーゼル搭載車など、地道にアピールできるクルマや技術を増やしてきた印象です。
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先ずはMiEV EvolutionⅡです。今年のパイクスピークヒルクライムでクラス2位3位の成績を収めました。これは増岡選手のマシンだそうです。天候が荒れた為にどこまで本来の実力が出せたか分かりませんが、優勝してもおかしくなかったマシンだと思います。来年の活動についてはまだ未定とのことでした。なかなか難しい事情はあると思いますが、やはりこういう活動は継続して、結果を残すからこそこういうイベントに展示しても存在感があるのだと思います。来年も期待していますよ!
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アウトランダーPHEV祭りのイベントスペース奥は置いといて、やはり触れないわけにはいかない、アジアクロスカントリーラリー2013仕様です。これ、ラリーを完走した実車そのもの。4モーター電動4WDで完走したと言う事実に意義があると思います。シュノーケルや、フロントグリルに貼られたメッシュ(ゴミ侵入防止と思います)は伊達ではありません。
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フロア下はフルガードです。特に、センターフロア下は電池ですから、これ位しないことにはダメージを受けた時に致命傷になりますからね。それにしても、EV化の波はエコや省燃費だけに向かいがちなこのご時世の中で、あえて悪路走破性に挑む、この姿勢が「三菱らしさ」だと思うし、他社と決定的な差別化につながると思います。過去のリコール等に対する品質面での改善は当たり前ですが、こういった差別化を正しく進めていけば、三菱自動車の未来は明るいのかなと感じました。
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コンセプトモデルの内、メインステージには3台が展示されていました。その中のこれ、コンセプトARと言うミニバンのスタディモデルです。エンジンが1.1リットルターボ+HV、往年のパジェロJrやタウンボックスワイドな排気量ですね。デリカD:5が随分とモデルライフが長いので、そろそろ次期型のスタディモデルが見えてきてもおかしくありませんから、こういったかたちで模索しているのかもしれませんね。
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らしさを感じるのがこれ、コンセプトGR-HEV。ピックアップトラックのコンセプトモデルです。トライトン無き今、国産ピックアップは絶滅状態ですが、次の一手は考えられているようです。と言っても、この車格だと、ちょっともてあましそうですけどね。
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新型EKスペースです。これはカスタムですね。来年1月より発売とのことでした。印象としては、「まあこんなもんだろ」と言うのが正直な感想です。この手の軽(NBOXとかタントとか)のデザインの差別化は難しいですね、顔でアピールすべく、「ワル顔競争」になりつつあるような気がします。その点、このEKスペースカスタムの顔は、シンプルで好感が持てます。ベルトラインが一直線で無く、ドアで一段下がって、再び上がります。こういうところくらいしか、デザインで遊べる部分が残されていないのでしょうかね。
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そんなEKスペース室内、ルーフに何か付いています。ツインエアコン?いやいや、ピラー内装等見ても、どこにも冷媒回路がつながっているような膨らみは見られません。スイッチもON/OFFスライドスイッチのみ。聞くと、サーキュレータだそうです。これでリヤ席の方まで、インパネから出た冷気や暖気を送ることで、エアコンの設定温度に余裕が生まれ、結果省エネになるとのこと。省エネよりも、後席乗員の快適性が素晴らしいでしょうね。内部はラインフローファンとのこと、ただしフィルターは無く、掃除はどうすると尋ねるも、あまり考えていない様子。出来れば、オートACと連動すればいいのでしょうが、そこまでは配慮されていないそうです。とは言え、こういう装備が軽から生まれるというのも面白いものですね。
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