約1年前、日本ゴルフ⛳の聖地、日本最古のゴルフ場へ行ってきました。
その時のブログはこちら。
日本ゴルフ⛳の聖地へ
しかし残念ながら当日名物の濃霧が発生し、残念ながらクローズとなりプレー断念しました。
今回はその仕切り直しです。
願いかなって当日は薄曇り、かつ海抜850mの高地にあるので下界より5℃くらい低いので寒さも心配されましたが到着時で17℃でほぼ無風とベストコンディションです。
あらためて来ても狭い別荘地の間を通り抜けて。
到着です。
荷物は自分で運びます。
入口がこれ。
普通の山小屋ちっくです。
ラウンジ
籐のイスがいい感じです。
六甲山の開祖 イギリス人、アーサー・ヘスケス・グルーム氏
食堂へ
今日は良い感じの天気です。
薄曇りですが大阪湾から生駒山が眺望できます。
一番最初の写真と同じ場所から撮りましたが今日は霧も大丈夫でしょう。
ここですこしだけおさらいで神戸ゴルフ倶楽部の紹介を。
前回と同じ説明ですがあまりにも普通のゴルフ場とは違うので説明しておきます。
神戸ゴルフ倶楽部
日本最古のゴルフ場
「1903年9ホールでスタートし1904年18ホールとなり、改造を重ねて1929年に概ね現在のコースレイアウトとなっている。
コースの設計はオリジナルメンバーであった、Scotland出身のAdamsonとMcMurtieによって行われた。
パー3とパー4のみでパー5はない。典型的な山岳コースで距離も短くグリーンも小さく、グリーンを外した時は深いラフが待ち構えており、正確なショットとデリケートなピッチングショットが要求される。
キャディーの負担を考慮して、
クラブは10本以内に制限しているが、少ないクラブで考えながらプレーするのも楽しみの1つである。
海抜850mにあり、11月中旬から4月中旬は雪のためクローズする。開場当時、六甲山には外国人の別荘が建ち並んでいた。彼らのレジャーと社交の場としての利用が造成の目的であった。開場当初は4ホールであったが、その後造成し18ホール。ただ
パーは61。グリーンは当初は芝が生えなかったためにアラブで行われてきたサンドグリーン。フェアウェーより低く作ってあったため、「ナイスオン」ではなく「ナイスイン」といっていた。戦前に高麗芝の植生に成功させ、現在ではヴェントのグリーンになっている。戦後米軍に接収された、企業家、実業家、政治家等も会員として多かったために早々に復活し現在に至る。関西の政財界ではここと「廣野ゴルフ倶楽部」「鳴尾ゴルフ倶楽部」を「御三家」と呼ぶ人もいる。
ここからは、日本人選手として初めて全英オープンに出場した宮本留吉や日本初のプロゴルファー・福井覚治らも輩出している。彼らの残した遺産として和製ゴルフ用語の「アゲンスト」「アゲる」がある。これは外国人が「今風は順風(フォロー)か?」「いいや逆だ!(No No It's against!)」と言う語をそのまま使うようになったためと言われている。現在でも神戸ゴルフ倶楽部用語として「暫定球」を「プロビジョナル」と呼んだりとイギリス語が多用されている。
一時ハウスキャディーを九州からの女子にしたことがあったが、それ以外は一貫してキャディーは場所が急でカートが入れないこともあり男性である。甲南大学、神戸大学、関西学院大学などの学生、留学生が行っていることが多い。特に中国からの留学生は優秀であり博士号などを取得後、高等研究機関や指導者で働く者も多い。
現在の瀟洒なクラブハウス(1932年竣工)は、ウィリアム・メレル・ヴォーリズの設計。11番ホール横に併設されているチャンバーでも宿泊が可能。」
ということでクラブを10本選択して専用のゴルフバッグに入れ替えて。
左端が私ですが私のシャツの
「89」が今日のキーポイントです。
聖地に敬意を表して白装束で挑みます。
私はドライバー、5~9アイアン、PW、56度、60度、パターを選択。
これをキャディさんが人数分(当日は3人づつの2組)を担いで回ります。
当然乗用カートなどはありません、つなぎも含めて全部歩きです。
手引きカートも使えません。
なぜならコースがこんな感じだから・・・
チョーアップダウン、くねくね。
神戸大学生のキャディさん(ピンクのシャツ)も大変そうです。
なので次のクラブは各自持参です。
ちなみに上下白装束がわたし。
登山靴が必要です(笑)
かなりしんどいです。
しかし聞くところによるとここの1日2ラウンドするクラチャン競技を2度とった方は70歳代とのこと。
なにはなくともまずは体力ですね。
恐れ入りました。
それではスタートホールに話を戻して。
1番ホール(Dumpie)
各ホールにそれぞれ愛称がつけられています。ちなみにここは
「このホールでホールインワンをした人にグルーム愛飲のウイスキーDumpie1箱を倶楽部から贈ることから」だそうです。
大阪湾への打ちおろしショート。
6アイアンで左へひっかけあやうくOBになりそう。
打ちおろしの距離感がまったくつかめません。
しかしグリーン面が見えないところから見事OKに寄せてパー発進👍
グリーンからクラブハウスへの景色を眺める余裕も。
神戸ゴルフのもう一つの特徴
グリーンがちょーちっちゃい!
今どきのグリーンは非常に大きいですがそれらに比べたら3~5分の1くらいでしょうか?
しかもグリーンの状態は非常によくてまた速い、おそらく10フィート近く出ていると思います。
そしてすべて砲台。奥はもじゃもじゃラフ。
なのでスピンか高い球でないと止まりません。
やはり短いけど罠がいっぱいです。
ということで緊張感いっぱいのプレーですが
2番 寄せワン パー👍
3番 寄せワン ボギー
4番 ボギー
5番 寄せワン パー👍
特に5番は登りの202ヤードショート、実質は220ヤードくらいを5アイアンで刻んでから見事寄せてパー
絶好調~
しかし・・・
続く6番、登りの183ヤード
5アイアンティーショットを左にひっかけあわやブッシュでロストになりそうなところからグリーン奥の斜面ラフ、ちゃっくりして4オン、そこから3パットで7点😢
7番 260ヤードミドル
こんなのどこに打てばいいんだ?
グリーンは左の林の右端くらいだが正面の丘の頂上がねらい目
初めてドライバーでティーショットはまずまずねらい目通り
なんとか3オン2パットでボギー。
8番 206ヤードミドル ドライバーでボギー
9番 149ヤードショート
8アイアンで初めてパーオンも3パットボギー
アウトコースなんと人生初の
39点
しかしパー30なので実質はボギーペースの45点
ともかく30台! なんといういい響きであろうか!
これで気分よく食事して後半へ。
とならないのがまた神戸ゴルフの特徴。
食事は10番が終ってから・・・
いったん緊張が解けて気分が緩んだのか?
写真撮影も忘れて
10番 155ヤードショート
7アイアンで右へプッシュしてブッシュへ(笑)
OBで7点😢
やっとのランチはチャーハン。
こういうゴルフ場は豪勢な食事ではなく、簡単なチャーハンとかカレーとかが主流。
パラパラの米が美味し!
さて後半へ
駐車場と金網の登山道と愛車を横切って
11番
ティーグランドの金網越しに愛車を眺めながら。
しかしまたまたどこに打つんだ?
このホールの愛称「Doctor's Nob」
「医者の頭」初代プレジデントDr.Thornicraftの大あたまをもじって」だそうです。
正面の丸い丘の向こう側にグリーンがあるとのこと。
狙いはあたまの頂点のポール
180ヤード、5アイアン快心のあたり
あたまのてっぺんからグリーンみると。
見事ワンオン
パー👍
12番 ボギー
13番 193ヤード打ちおろしショート

向こうの山頂には私の好きな六甲ガーデンテラスが。
なんて余分なことを考えていると。
ちょろ~で右のススキの中にロストで6点😢
ここからは超絶難ホール
14番176ヤードのショートだが、見てくださいこの登り
実質200ヤード以上
でまたまたトリプル6点😢
15番 最長396ヤード ハンディキャップ1番のホール
打ち上げなのでまず2オンは無理
撃沈、ダボ
16番 366ヤード
これまたダボ
17番 一番短いショート121ヤード
ピッチングで打つも右プッシュでバンカーでボギー
18番 最終ホール 223ヤードミドル
左OB、右は斜面のラフ、落とし場所が非常に難しい。
セカンドシャンクして右のブッシュでロストで7点😢
私の涙の最終トリプルボギーパットを友人が撮影してました。
上ってみれば後半は50点😢
普通のパー36でも悪いスコア😢
トータル今年初めての
89点です。
そうです私の
シャツのロゴと同じ~!
しかしながらパー60なので実質は100点オーバー😢
まあしかし日本ゴルフの原点の地でのラウンドを満喫しました。
と同時にアップダウンの歩きでみんなへとへとです。
18番グリーン横のテラスでスィーツセット食べて反省会です。
こういうコースは評価が分かれます。
二度と来たくないか、年一回くらいは定期的にラウンドしたい、です。
私及び友人は後者です。
自分のミスショットまでキャディのせいにする甘えたゴルファーもいる中で、すべて自分で歩き(本来ならセルフで担いで)、自己責任のプレーはゴルフの原点です。
思えば20代、アメリカでゴルフやっていたころはキャディなどはおらず、すべてセルフ、歩きでした。
まあ平坦なので手引きカート利用でしたが。
自分の甘えた心と体を叩きなおしてくれた神戸ゴルフ倶楽部に感謝です。
さらにお土産までいただきました。恐縮です。
来年も足腰鍛えてまた来るよ~
ながながとお付き合いありがとうございました。