マカンGTSが納車になってから早8ヵ月が過ぎ、やっといつもの慣らしメニュー(走行1000kmまでエンジン回転数は3000rpm、以後500kmごとに500rpmずつ上限を上げるルーティン)を終えフルスロットルが解禁となりました❗ 人生初のSUVでどんなものかと興味津々でしたが、結論から言うと大変快適なクルマで想像を上回る出来栄えでした。スロットルを踏み込むと、4000rpmくらいから乾いたやや高周波のエンジン音と共にストレスのない加速が得られ、ファースト・インプレッションで感じたのと同様に滑らかでスムーズな乗り心地が非常に心地良く感じられます。流石に攻め込むと車体の重さや重心の高さを感じますが、高速道路や街中を走る限りでは違和感は無く、視界の良さも相まって非常に快適です。しかし、だからと言ってこれ1台で全て満足かと言われると難しいところで、これはあくまで個人的な意見ですが、状況が許すのであればこのマカンともう少し尖ったクルマがあれば理想的であろうと思います。オーダー時にPCCBを選択する事が出来ず断念した経緯がありますが、マカン3のGTSはPSCBが標準装備となっており、これはこれで制動力やフィーリングに不満は無く、ブレーキダストも非常に少ないことからコストパフォーマンスを考えると結果的にこれで良かったなと思っています。余談ながら、今はお知り合いから譲っていただいたミシュランのウインタータイヤを履いていますが、純正のサマータイヤと較べてもロードノイズやタイヤ剛性の点でほとんど見劣りすることなく非常に好印象です。恐らく雪上性能は国産スタッドレスタイヤほどではないと思いますが、ドライ路面でのグリップや高速道路での安定感を考慮するとそのメリットは大きく、年に数回程度の積雪であれば十分に対応可能だろうと予想します。TPMSもアウディRS3で使用していたセンサーをコーディングする事で流用可能でした。欧州では来年春以降の現行マカン販売中止が決定となり、マカンEVもほぼカモフラージュ無しでメデイアへ公開されていることからボクスター/ケイマン同様、近い将来EVへの移行は必至だと思われます。エンジン派の私にとっては現行マカンは非常に満足度の高いクルマであり、所有することが出来て良かったと心から思えるクルマです。