MEGANE　RS購入ウラ話

その日、結婚を来春に控えた男は迷っていた。
次期愛車は何にすべきか。

街乗りベースの自分に合う車。
でも人と同じがヤな自分に合う車。
今までの浅いながらも、その車歴にない特別な一台を。
そして何より長く付き合える一台を。


気になった車を見つけては、調べ、生活シーンに適った維持管理シミュレーションをし、実際に試乗しに行った。


アイサイトで一躍候補に踊り出たレガシィ。
Jeepから新しいグラチェロが出ると聞きこれも試乗した。
いや、これからはエコでしょ。VW パサートヴァリアント。
サイズ感が丁度いいティグアン。
そうこう考えてるうちにビートルがでるらしい。それも気になる。
サイズ感ならシトロエンのDS4もいい。
デザインが国産にない美しさだ。
いや、アイサイトのような先進技術はやはりとても気になる。だったらアウトバックは！？
長く付き合えそう。
長い付き合いを考えるなら子供を視野に入れてエルグランドに先行投資か？
違う、ミニバンは既に嫁ので間に合ってるし早すぎる。
どうせ「実用」は嫁号任せだから(ごめんw)手頃なBRZはどうだ？？
え、じゃぁロードスターもいい！
RCZは？！
いや、どうせならケイマン。

毎晩この妄想と結婚式準備で頭がパンクしそうだった。


そんな勝手に？忙しい日々が過ぎ、結婚式も無事執り行いイタリアへ旅立つ日が来た。
この頃になると車のことは頭の隅の方へ圧縮＆格納されていた。


搭乗手続きを終え、暫らくしてふと機内にあった雑誌の広告欄に目をやる。

「DRIVE THE CHANGE•••
MEGANE RENAULT SPORT」•••
「メガーヌ？ルノースポーツ？」(←スポールだと気づかない)

「へ〜。カッコいいね〜。」
「うん、そうだね〜。」
と、その時は嫁との何気無い会話だったが、久々に自分の中からアツいものがジワジワと込み上げようとしていた。


十数時間のフライトを終え、ようやくヴェネツィアに到着。
現地へ着くと車の事なんか頭からすっ飛んでいた。
その日はそのままホテルで過ごし、次の日からいよいよ観光。
とても充実した日々を過ごしていた。

そんな中、メガーヌの警察車両を目にする時があった。(実際の写真)

自分は「異国のパトカー」を見たのではなく、「メガーヌ」を見ていた。

そして、遂に出会ってしまった。
メガーヌを買おうと心に決めた瞬間に。

石畳の細い路地から一台の白いメガーヌ。

※画像はイメージ
交差点を颯爽と曲がっていくその後ろ姿。
衝撃的な美しさだった。
ブロンズ・ロングの女性が運転していたのもそれを引き立てていた。


「これしかない！」
この瞬間、私のメガーヌ購入への道が開けたのである。



帰国後、すぐに試乗し、見積もりを取り、嫁と相談し。
契約。

こうして男はMEGANE RENAULT SPORTという相棒とかけがえのない日々を過ごして行くのであった。


・・・って、ガチでこういう感じですｗ
で、さらに裏話。
■交差点を颯爽と走り去る白いメガーヌ。実は帰国後エステートであったことが判明ｗ
■結婚前、メガーヌ購入前に購入し、今ではすっかり通勤快速なフォルツァくん。
これを通勤に使い、次期愛車を長く乗るという口実で購入しましたが、実のところ、免許持ってるんだから「乗りたい（ー◇ー）」が勝ってたのは嫁にはナイショですｗ

以下、イタリアで出会った車たち。

幸せの？タクシー


ランボ。やっぱ街とよく合ってる。


フェラーリのお店


これは！？なに？！


哀愁漂う＾＾