
前車(MSアクセラ)もマニュアルだったし、これまでの車もほぼマニュアル。BGファミリアのGT-X、シルビアS13、スカイラインR34。
で、一応ヒールアンドトゥもできているつもりだった。
ロードスターって、車も軽いし、エンジンレスポンスもよいので、うまく操りたい欲求が高まる。で、アクセルとブレーキの踏み方についてちょっと研究してみようと思った。
今までの踏み方は基本、ブレーキの下にかかとをつき、アクセルはつま先を開いてかかとをつけたまま踏み、ブレーキはかかとは宙に浮かせてそのまま踏むという方法だった。教習所で教えてもらう方法はこれだよね。まぁブレーキはかかとをついて踏むことが多い(その方がコントロールしやすい)。これでヒールアンドトゥをやろうとすると、ブレーキを踏んでいる状態から、かかとを宙に浮かせて、親指の付け根あたりを中心にかかとをアクセル側に開いて(つまり足首は反時計方向に回す)、アクセルをあおっていた。
この方法だと、アクセルが奥にあると、アクセルをあおれない。MSアクセラまではすべてこの方法でアクセルがあおれていたのだが、MSアクセラはアクセルがブレーキに比べて奥にあり、アクセルをかさ上げしないとかかとであおることができなかった。そのため、アクセルの上にかさ上げ用の部品を止めて、かさ上げしていた。
また、かかとが浮いているので、つま先で踏んでいるブレーキの踏力がアクセルあおるときに変わりやすい。あまりスムーズにできないし、連続シフトダウンとかはうまくできない。
で、今回のロードスター、MSアクセラと同様に、アクセルは奥にある。で、今回はオルガンペダルのため、簡単にはかさ上げできない。キットも売っているみたいだが。
何でアクセルが奥にあるのだろう。MSアクセラに初めて乗ったときは、きっとブレーキとアクセルの同時踏み事故を防止するための対策なんだろうなぁなんて思っていたのだが、ロードスターを買って、マツダの車作りの神髄みたいなものを感じまくっていると、マツダってそんなことするだろうかと思うようになった。
で、ロードスターが来てから延べ4日、いろいろ試してみたが、どうやらやり方がわかってきた。
まず、かかとの通常位置だが、アクセルの手前ちょっと左くらい。少し床がへこんでいるので、そこにかかとをセット(写真はまだ左過ぎる。もう少し右だと思う)。でアクセルはそのまま踏む。ブレーキは、かかとをおいたまま、つま先を左に回して(つまり足首を反時計回りに回す)踏む。
こうすると、ブレーキを踏んでいる状態から、かかとをつけたまま、足の右側を足首で押し込むように踏むとアクセルがあおれることに気づいた。
あぁ、これがカートップビデオとかで見るヒールアンドトゥのやり方だと合点した。このやり方をしようとすると、アクセルがブレーキより奥にないと、ブレーキを踏んだときにアクセルも一緒に踏んでしまう。だから、マツダのペダル類はこのやり方のための配置なんだと思った。
すいません、マツダさん、疑って。やっぱり理にかなった配置なんだ! マツダすばらしい!
これ、むちゃくちゃスムーズにアクセルがあおれる。かかとを床についているのでブレーキの踏力はほぼ変わらない。連続シフトダウンも簡単にできる。いやぁ目のうろこが落ちた。
今まで何やってたんだろう。なんちゃってヒールアンドトゥだったんだろうなぁ。でも、この新しい方法はヒールアンドトゥではないと思う。だってトゥはほぼ使ってないもんな。名前が悪いぞ。
なお、練習しないと、かかとの位置がすぐにブレーキ寄りに戻ってしまうので、これから精進してみようと思う。
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運転技術 | 日記
Posted at
2019/03/23 18:18:29