JIN.toyamaのブログ一覧

※今回は、お米のこと、書いてます。興味のある方だけ、お読みください。<(_ _)>

　画像は、米軍の台風進路予報（よって、時間はアメリカのどこかの時間）。

　最近は、日本（気象庁等）での情報も精度も上がってきているが、仕事上、こちら（米軍）を参考とすることが多い。



　今回の台風、日本のどこに来ても、日本の原風景「たんぼ（稲）」に被害(※)が発生するのは、間違いない。


※稲作は、倒伏してしまうと、単に収穫に支障をきたすだけでなく、光合成が不良となり、登熟が悪くなり、収量・品質・食味に影響を及ぼす。


　本年の北陸は、8月中旬からの降雨が多く、稲の早生品種の刈り取りがなかなか終わらない状況にある（ようやく、「早生が終わったー」との声も聞かれ始めたが…）。

　一日でも、数時間でも、太陽が出ることを期待している。





　で、今回の台風11号（ヒンナムノー）の進路予測、日々、更新して見ていると、徐々にではあるが、北方向にずれてきている。

　正直な話、
「もっと、あっちへいけ！」
というのが本音。


　詳しく書くと、　『　もっと、北ルートに逸れろ！　』との意味合いだ。


　現在のルートで進めば、
北陸は、間違いなく［　フェーン現象　］が起こる。
　大雨被害も、問題だが、フェーンにも問題が・・・。



　で…。
　また稲作の話に戻るが、稲には（早生）（中生）（晩生）があり、北陸で主として作られている［コシヒカリ］は（中生）に位置し、もう数日で、稲刈りの適期を迎える。

　この適期頃のフェーン現象は、非常にヤバイ‼のだ。


　フェーンで、モミ（米粒）が乾燥してしまうと、その後の降雨（乾湿差）によって、”胴割れ※”が起こってしまう。

※胴割れ…米粒にヒビが入ること。米を研ぐ時や炊飯時に割れ、米粒の中の成分が溶け出し、旨味がなくなる（食感も悪くなる）。


　胴割れが起こると、確実に品質が低下（２等米以下）となり、価格もそうだし、そもそも売れない（買ってもらえない）お米となってしまう。


　ということで、今回のルート…　
「マジ、ヤバー」



　もっと北上し、あまり影響が出ないことを祈ろう…。



（参考：令和3年産米について）
　昨年の稲作は、北陸の一人負け状態（北陸は不作であったにも関わらず、全国的な豊作により、米価下落で、貧乏くじを引いてしまった）。
　よって、令和4年産米にかける意気込みには大きいものがある。