異音・異臭・警告灯
目的 |
修理・故障・メンテナンス |
作業 |
DIY |
難易度 |
初級 |
作業時間 |
30分以内 |
1
みなさん、こんなコイル見たことありますか…。
数ヶ月前からエンジン内からカチカチという異音が発生。
ディーラーに行って聞いてもらったところ、、
こんなこともあります、走行に問題ないでしょう。とのこと。
けど、絶対おかしいです。
一定ではあるけどインジェクターからの異音にしては遅い。
そのまま走行して1週間、、事件が起こります。
2
仕事帰り、自宅まで6キロくらいのあたりでエンジンが激しくストールを始め黄色いあの警告灯が点滅を始めました。
ただ、ここは冷静に。
まだ黄色点滅でしたので…
本来であれば車を路肩に寄せてディーラーに連絡。異常を点検してもらうべきでしょう。というか、これが正しい対処です。
自分は原因の究明と研究、検証に良い機会と思い自走して帰りました。
実は前にも経験があり、その時はセンサーを繋がないままエンジンをかけたことが原因でした。
ただ、今回は全くの別物。
普段4速で登るような坂を息継ぎしながら2速で、しかもトルク抜け抜けです。
今にもエンストしそう。
アクセル一定でも加速、減速を繰り返しながら走りました。
停車時、アイドリングも全く安定しません。
ガタガタという振動が車酔いするのではと感じるほど…
さて、、どうしたものか
3
まず、こいつを疑いました。
1年半?くらい前に交換したスイスポのIGコイル。
こいつが死んだのかと。
ボンネットを開けると、、
あの匂い。
そうそう、ブローバイ
雪道で猛烈にエンジン回した時とかに車内に入ってくる臭い。
エンジンオイルが焦げたような…
開けた途端、ブワッと吹き出す程ではないですが明らかに異臭と感じる程度に匂いました。
そこで、
4
一本づつコネクターを外してみて、どの気筒が死んでるのか確かめてみることにしましたが…
実はエンジン音に変化はないんですよね。
カチカチ音もエンジン音も実は変わってませんでした。
だから、コイル抜く必要はないんですが念のためと思って。
結果的に問題はないわけです。
抜けば、、音がはっきり変わります。
この変化がないのであれば問題はコイルではない。
5
排気音、、
これ、猛烈に異常です。
ドドドドドドドド
一定
まるでバイクのような。
これはコイル死んでる時の音のはず、、
いよいよ分からん。
と、ここで一度エンジンを停止して点火系を点検してみることに。
6
コイルを引き抜くと、、
猛烈な異臭とブローバイべたべた、カーボンにまみれたコイルが出現。
え、おい、、、これまさか。
半ば確信を持ちながらプラグレンチを差し込んだところ。
あ〜、やっぱりですか
プラグにトルクをかけることなく少し回しただけでスポッと抜けました。
1本はほぼ抜け、残りもグスグス
はい、、来ました。これこれ
7
自分はプラグを交換する際、ねじ山をねじ切るのが怖くて締まってから軽くクックっくらいでトルクかけてました。
締まりすぎても緩すぎても問題という、プラグのトルクも難しいんですよね〜
プラグのトルクが原因であると確かめるため、大変危険ですが…
これ、絶対に真似しないでください。車の寿命も縮めるし自分も死ねます。
BRISKが原因ではないことを証明するため…
NGK Premium RXをグスグスで装着。
少しだけ走ってみました。
すると、全く同じ症状が。
やっぱりこれです。
8
こちらを装着してみて検証することにしました。
これに換えても同じ症状が。
つまり、プラグの性能ではない。
決定的にプラグの緩み。トルク不足が原因であることが分かりました。
9
右端が新品のコイルです。差は歴然。こんなになるまで走ってたなんて、、アルトごめん。
このミス、致命的ですので
自分で点火系をいじられる際、皆様お気を付けください。
念のため、全てを予備で購入していた新品のスイスポコイルに交換。
自分が思っているよりも少し強めにトルクをかけてプラグを締め直しました。
ここ、ディープソケットとトルクレンチで締めるのが適切なんですけどね…
10
エンジンを再びかけて、少しすると警告灯が消灯。
エンジンからのカチカチ音も無くなり、排気音も安定。
アイドリングもいつも通りに。
これ、プラグを自分で交換する際には注意ですね。
また、このような症状が出た際はエンジン警告灯にテンパることなく車を停めて冷静にディーラーに持ち込みましょう。
決して自分のように、、なにこれ検証したい!最高の機会きた!!と思わないように。
ただ、実のところ今回症状は治りましたが…
エラーコードをディーラーで見てもらう必要があります。
後日、ディーラーに持ち込む予定です。
警告灯は消えても、これがセンサー類の不調や故障のエラーコードの可能性も十分にあります。
点検してもらったエラーコードがセンサー類の不調の場合、今回の検証や整備もただの危険な研究です。
つまり、、
警告灯が点灯したらなるべく早くディーラーへ持ち込むのが無難でしょう。
関連パーツレビュー
[PR]Yahoo!ショッピング
入札多数の人気商品!
[PR]Yahoo!オークション
タグ
関連整備ピックアップ
関連リンク