みきらでぃんのブログ一覧

著者はsleep氏、ツイッターで綴った言葉を集めたもの。
忘れたくても忘れられない、会いたくても会えない気持ちなど、切なさいっぱいの言葉が並ぶ。
最終章は「前に前に進んでいけるように」とすべてを受け入れて辛くても一歩づつ進もうとする気持ちが綴られている。
実は・・・いつも「自分中心」で、人の気持ちに疎く、他人への執着もほとんどない私は、この著者のような思いをあまりしたことがない。なので、こんなにやさしい思いを持って接しても、ダメなものはダメなんだなあと、悲しくなった。
それから、もう会う必要がなくなった人からの「元気ですか？」のメッセージには、単なるご機嫌伺い以上の気持ちがあることも知らなかった。人の気持ちって、複雑で難しい・・・。

文・ 菅原こころ氏、写真・ 小野慎二郎氏、監修・加藤朝胤氏。
主人公は、柴犬のまる。
まるの写真と、お釈迦様の教え、般若心経の言葉の意味の解説からなっています。
般若心経は有名だけど、内容は解っているようないないような・・・
結局は「すべては空である」なんだけどそれだけにしては約300字は長い。
いったい何が書いてあるのか疑問に思われた方は、これを読むとだいたいわかります。
あの有名な「羯諦　羯諦　波羅羯諦」は「行こう　行こう　さあ行こう」だそうで、これから銀河鉄道999を連想するのは私だけでしょうか？
ところどころ、「まると学ぶ、ブッダの教え」というコラムが入っていて、読みやすい一冊です。

著者は、秋月菜央氏,写真は森永 健一氏。
最近はやりの、猫写真集、言葉つき。
副題の「ふんわり　ほっこり　のんびり　いこう」がそのままの本。
果報は寝て待てとか本日休業とか心配なんてむだなものなど、何ともお気楽な言葉と文面が並んでいる。
写真はほんとによくこの瞬間とれたなあと思うものもあり、見ているだけで癒される。
トラねこが割と多いように思われるので、走る時はどこまでも突っ走り休む時は周りがどんなに忙しくても平気で寝れるマイペースなトラねこタイプの人には特におすすめ。

著者は、脱税で有名になった（らしい）、池辺雪子氏。
4億円も脱税できるほどの利益ってどうやって出すんだろう？と思って、かなり古い（8年前）本だけど読んでみました。
まず、「主婦」ってなっているけど、その辺ふつーのサラリーマンの奥様である主婦ではなく、株取引も、先物取引も十分な経験がある立派なプロトレーダーでした(^_^;)
また、資金も潤沢にあり、最低単位（当時）の1万通貨での取引ではありません。レバレッジも今は25倍までに制限されていますが、当時は100倍（日本円1万円程度の証拠金で1万ドル買える位）とかも普通にできる時代でしたので若干今とは違っています。
それでも、スワップ利息の大切さやファンダメンタルズの重要性など、一般人がプロと同じ土俵で戦うには必要なことが書かれています。細かいテクニカルについてはあまり書かれていませんが、その辺は他にもいっぱい書籍があるのでそちらでも勉強できます。
ＦＸをやりたい、あるいはやっている方は一度目を通すと気持ちが引き締まるかもしれません。
但し、あくまでも今とは時代が違うことを考慮の上で。

著者は、ウエイン・Ｗ・ダイアー氏。
20年くらい前に出版された「自分の中に奇跡を起こす！」の再編集版とのこと。
そのせいか、最近はやりのきらきらワードではなく、穏やかな文面で、タイトルほどインパクトはないけれど、その分ゆったりした気分で読めます。
「準備が整う」とはどういうことだろう？と思って読み始めましたが、自分自身がこだわり・執着を持たず、ありのままの現実を見つめ、想像すること、そしてできることを考え行動することが「奇跡」を作り出すとのこと。
確かに、現実を他人のせいにせず、してもらうことばかり考えず、できることをやっていけば、たとえ周りから感謝の言葉をもらわなくても満足する人生が送れるし、そんな自分自身こそ奇跡なのかもしれません。
震災後、何度も思ったのは、亡くなった方と私の違いはなんだろうということ。
私は私の努力が評価されて今生きているわけではなく、亡くなった方も決して努力不足だったわけではないわけで、だとしたら、今、ここに存在すること自体が奇跡ではないかと。
そう思うと、不平不満も少なくなり、穏やかな気持ちで日々過ごせるようになった気がします。
それでも、同居人とは毎日ケンカしますが(笑)