みきらでぃんのブログ一覧

著者は、漫画家・小栗佐多里氏。

タイトル通り、ご主人がハンガリーとイタリアのハーフで日本語ペラペラが上に何かと行き違いが起こり、「外国人」というより「個人」に問題があるのでは?と著者が日常生活を紹介している。
日本人より日本語に詳しかったり、その割に簡単なことばが出てこなかったり・・・
とにかくポジティブでどんなことにも対応できるのに、ガラスのハートを持ち合わせている・・・
ちょっと不思議なダーリン・トニー。
本人には失礼かもしれないけど、笑えるところいっぱいあります(#^.^#)

ちょっとした息抜き・気分転換にはもってこいの本。

著者は、江田証氏。

現代人のおなかの調子で問題とされる、便秘と過敏性腸症候群。
体にいいといわれる食物繊維やヨーグルト、納豆、発酵食品・・・
しかし、これらが体に合わない人が過敏性腸症候群や小腸内細菌増殖症をおこしてしまうという。

これらで問題になるのは糖質。オリゴ糖・乳糖・果糖にポリオール。これらを多く含んでいるものにどんなものがあるかを挙げ、1種類づつやめていくことで、どれがだめでどれが大丈夫かを「傾腸」することにより、不調を解決しようというもの。

「傾腸」とはなかなかうまい表現。

私は特に異常がある方ではないがたまにおなかが張ったりガスが溜まったりして不快なことがある。変なものは食べてないのにと不思議に思っていたが、これらの糖質が原因だとすると納得できる。
アレルギーではないのに、玉ねぎとにんにくは少量でもおなかを壊す。パンも食べ続けるとおなかが張る。納豆や豆類は大丈夫なので、オリゴ糖は大丈夫だけとフルクタンがあまり合わないのかもしれない。

おなかの調子が良くなく、受診しても回復の兆しがない人は一度試してみる価値はあるかもしれない。

著者は、カリフォルニア州立大学ノースリッチ校教授・八木沢敬氏。

著者の主張「ときは、ながれない」について、あーでもないこーでもないと、哲学的理論が繰り広げられる。
著者は、「経験している、よって、じっさいに起きている」というのは脆弱であるという。例として、お酒に酔って部屋がグルグル回る経験をしても、実際に部屋はグルグル回ってなどいない、と。確かにその通りだ。
さらに、ときのながれについて①物体のうごきは、ときのながれを必要とする。②わたしたちは、物体のうごきを経験している。③わたしたちは、ときのながれを経験している　について①②が真だとしても③は真とは限らない、というのを、④カレーライスは、皿を必要とする。⑤たわたしちは、カレーライスを食べる。ゆえに⑥私たちは、皿を食べる。を例に出し、わたしたちは皿は食べない、よってこの結論は偽だと述べている。
ときのながれの前に、空間とは何か、ときの本質とは何か、ながれるとは何か、メロディとは何か、時間の量子化について、「いま」とはいつかなど、たくさんの説明がある。
ときがながれるかながれないかより、むしろものの考え方について書かれているように思う。
「過去」「現在」「未来」と時間に動きがあるのは間違いないわけでそれを「ながれている」というかどうかは別にして、哲学とはなんと不思議な学問だろうと思った。
しかし、ときのはじまりはいったいどこなんだろう???

著者は、村松大輔氏。
著者の量子力学の話が面白いと聞き、読んでみた。
残念なことに、量子力学の話は出てくるが、どうかかわっているかなどの詳しい量子力学については何も述べられていない。
とにかく、「ゼロポイントフィールド」という言葉だけが何度も繰り返される。
「意識はフォトン(光子)」と述べながらも、なぜそうなのかという説明はなく、ただ「そうなんだ」という記述だけで終わってしまっている。光子は今のところ質量0とされているが、ごくごくわずかの質量がある可能性もあるといわれており、そうなると意識って質量があるの???との疑問が湧くが、そういう話が全く出てこない。
また、それぞれの現象は、周波数が影響しているということについて、ご本人の体験談だけでなく、何人もの体験談は紹介されているが、どうやってゼロポイントフィールドの周波数帯に自分の周波数をチューニングするのかについては「愛」という抽象的な表現だけで具体的にはわからない。
そして、著者の開催しているセミナーなどの紹介があると、これはそこへの勧誘???とさえ思ってしまう。
量子力学との関係を知りたかった私としてはちょっと残念な本だった。

東大大学院教授・松尾康氏監修。
先生と２７歳文系サラリーマンの会話形式で話が進んでいく。
タイトルに「めっちゃやさしい」とあるが、確かに言葉自体は難しくない、しかし、「何言ってるかわからない」なところがある(笑)

最初に、量子論とは原子や電子、光などのミクロな物理理論と定義している。
そして、まず光を使って波と粒子の二面性を説明し、二重スリットの実験を通して電子にもその性質があることを説明している。
また、量子力学には欠かせないシュレディンガーとド・ブロイ、そしてアインシュタインについても少しづつ小出しに話題を振っている。

後半では、その量子論が普段の私たちの生活のどんなところで役立っているのかや今後どのような期待がされているのかなどについて記載され、一番最後には量子コンピューターについて説明されている。

量子論って何の話???というレベルで読むのにはいいかもしれないが、知識として身につけるなら、You Tubeのヨビノリの量子力学入門のほうがわかりやすい気がする・・・