みきらでぃんのブログ一覧

著者は、牧師・関野和寛氏。

日本基督教団出版局の月間新聞「こころの友」に掲載されていたものと書き下ろしのエッセイ。

２０１６年１０月からやっていた仕事の関係で「こころの友」をときどき読んでいたので中には読んだことがあるものも。

著者は海外でいろいろなハプニングにあうが、その度にとても人間臭い対応をし、その中に神の祝福を見つける。

クリスチャンでなくても、楽しめる本だと思う。

著者は、牧師・関野和寛氏。

聖書のことばと、ご自身の体験を交えて、面白くそしてちょっと過激に、人生の問題や解決策を記している。

一般的(だと私が思っている)な牧師先生やクリスチャンとはちょっと方向性が違う。
例えば、キリスト教では神及びイエスは全知全能でけがれ無きものとされている。
が、著者は言う、神は気に入らなければちゃぶ台ひっくり返す星一徹のようなダメオヤジだ、と。それでも不器用に息子を愛し続ける。ダメおやじはオヤジなりに不器用ながらも家族を愛し、何とかしようとする。どうにもならないかもしれないが、それでもオヤジは諦めない、と。

これこそ究極の愛かもしれない、と思った。

こんな感じでとにかく話が面白い。
若干、盛ってるだろうっ（笑）と思われるところもあるが、聖書の話をこんな風な解釈する牧師を私は今まで見たことがない。
聖書がとても身近な話に思えてくる。

敬虔なクリスチャンには不評かもしれないが、人生なんか思うようにいかないな、と思っている人には一度読んでほしい。
「ま、いっか」って思えるようになるかもしれないので。

そして、よくよく見まわしてみると、こんなダメおやじ、あちこちに居そう（笑）

著者は、９３歳現役介護職員・細井恵美子氏。

著者は、昭和初期生まれのため、戦後の混乱期から高度経済成長期、バブル期、失われた３０年と言われる平成、そして令和と生き抜いてきたからか、ものの見方考え方がとても穏やかで、どんなことでも受け入れられる強さが感じられる。
もともとは看護師さんで、介護制度が動き始めるころから介護職へと移行しているがどちらもベテランである。しかし、寄る年には逆らえず大腿骨骨折などで少しずつ不自由がではじめてきているようだ。
それでも、施設側から乞われ、週１回だけ施設でお仕事をされている。そして、週１であるデメリットを埋めるための工夫もされている。

内容は、読みやすく無駄のない表現で一気に読み上げてしまった。が、ごくまれに難しい、普段使わないような言葉も出てくる。

私自身、もう人生、半分は生きた(と思う)から、残りの半分、悔いのないように生きていきたい。

著者は、元人気ブロガー・ごんおばちゃま氏。
現在はブログは記事が削除されていて見ることはできない。

「断捨離」が流行って久しいが、いまだに片付け終わらないのは私だけではないはず（笑）
今は不要なもの、誰かが使ってくれるなら喜んで差し上げるけど、捨てるとなると躊躇してしまい、なんとなーく物は減ったけど完成しないままダラダラと日にちが過ぎていく・・・

この本は、手放す理由など、自分で納得できる考え方が紹介されている。
何のためにするのか、自分は思い入れがあるから処分したくない、また時間取られるのが嫌で処分しないけど自分が死んだあとその処分を人にさせるのか、など考えさせられる点も多数。

身辺整理は、身の回りの物に限らず、人間関係・お金・Web上のことまで書かれている。
そして、身辺整理した後、どのように暮らしていくかも。
ご主人との生活についても「理想的」な関係が築かれているようで、私もこんな老後が送りたかったなあ・・・と思う。

身辺整理したいけど、な～んか上手く行かないのよね～って方にお勧め。