みきらでぃんのブログ一覧

著者は、森永卓郎氏、漫画家・倉田真由美氏、ITビジネスアナリスト・深田萌絵氏。
3人の対談集。

がんを通して、生きるとはどういうことかについて語っている。
治療は何を選択するか、残りの人生をどう過ごすか、死ぬとはどういうことか・・・
各章の頭には４コマ漫画もついている。

森永氏はがんが見つかってから、本当によく行動されていたように思う。
げっそり痩せてしまっていてもパワーだけは今まで以上にあった。
生きるとはどういうことか、彼の姿からたくさん学んだ。

ご冥福をお祈りします。

著者は、森永卓郎氏。イラストは漫画家・倉田真由美氏。

1章・知ってはいけない、2章・世のなかのほんとう、3章・そして生きていく、の3つの章からなる。

「寓話」なので、登場するのはほとんど動物たち。
そして、わりとひらがなが多く使われている。
この辺りが話をやわらかくしているように思う。

「意味がわかると怖い世の中の真相がわかる本」と副題がついているが、「怖い」というよりは「人間て懲りないよなあ」と思う話が多い。

「沖縄の海岸で　砂のなかのいのち」が私の一番のお気に入り。
これは動物ではなく、「太郎くん」という人間が主人公。
そして、これは著者自身が余命宣告をされてから感じた「生きること」ではないかと思う。

ここでは28話が掲載されているが、どうやら全部で５６話あるらしいので、そのうち第２弾が出るのかもしれない。