
・・・すなわち、ARK。
というわけで、妄想ばっかしじゃわけわかんなくなってきたので
ちょっと見える化してみた。
ちなみに現物採寸して作ったスケールモデルなのでよく分からないモデル図よりは正確な、はずw
結論ていうか、考察というか、
・車高云々といっても結局はストロークを縮める以外のことができない
(全長調整だろうがバネ長調整だろうが、スタビのブラケットで
カートリッジの位置が決まってしまう)
・アッパーマウントによるキャンバー角調整は
あからさまにキャンバー角がつかないだけで
ちゃんとキャンバーは変わる。
・ポジキャン方向に倒すと、ただポジキャンになるだけということが判明w
・キャンバーコントロールアームの
ストロークが足りなくなるのは都市伝説であることを確認。
・いくらストロークさせてもキャンバーコントロールアームはちゃんとはたらきます。
キャンバーコントロールアームがカバーできなくなるまでストロークさせるには
カートリッジ長20cmくらいのダンパー突っ込んで200ミリ以上ストロークさせる必要がある。
つまり、スーパーストラットのアーム長とダンパーストロークは心配する必要がない。
・車高をさわる場合、ダンパーストロークを減らす以外のことができない。
・アームによるジオメトリーは、一切触れる余地がない。
・スーパーストラットはコレはコレとしての完成形。
・急激なロール変化の際に、一瞬グリップが抜ける現象は、
ロール中のストロークで、ネガキャンが付く過程で
一瞬だけキャンバーの変化がポジキャンになる。
そこを過ぎれば一気にネガキャンが付いていく。
要は、ハンドルが一瞬軽くなる現象が云々という人はそれ以上踏めてないヘタレということw
逆に言えば、ポジキャンに変化するちょい手前ぐらいまで車高を下げておけば
ロール中に逆向きのキャンバー変化が発生することはない。
・ダンパーストロークはどんなにがんばっても10cmが限界。
この理由は、アームがどうとかじゃなくてダンパー形状とスペースの問題
なので、純正形状のスプリングではストロークがでかすぎてお話にならないことが分かる。
・車高調化による恩恵はダンパーストロークを減らせることと、凶悪なバネレートが使えるということ。
・30ミリくらいは積極的にストロークさせてもいいが
そっから先にはロールさせない設定にする必要がある。
・YZの社長曰くは
トムスがスーパーストラットを使ったのは、身内の新開発だから使ってあげただけ。
『だって、新しいのもってこられたら「いいですねー!」って言うしかないだろ?』
使ってみたら設定の幅が狭い。
ロールさせるとアウトだからロールさせないように強いバネ入れると
アームのジョイントがすぐ死ぬので使い物にならない。
・・・という理由で、トムスはちらっとスーパーストラットを使ったあとに
すぐさまマクファーソンに戻した、という経緯がある。
・氏、曰く、街乗りメインでお山でヒャッホゥ!!!!しに行く程度だったら、バネは10キロでやめとけ。
ミニサーキットなら14キロは、まぁ、やるしかないよね。
・SSをいじくりまわそうなんて考えるのは、111のレビトレ乗りだけ。
セリカ乗っててスーパーストラットいじくろうなんて物好きは滅多にいないそうだ。
それでも、スーパーストラット触る人自体が滅多にいないので
『スーパーストラットの加工をー』
なんていうと、UMAを見るような目で見られるw
で、スーパーストラットの問題点
・キャンバー角はストロークによって直線的に変化しない。変化量に谷がある。
・バネレート14キロは構造上の限界点に近い。
・積極的にストロークさせたいが、ちょっとロールするとすぐ限界になる。
・もうなんかそころらじゅうが構造限界。
で、コレを何とかするにあたって
・キャンバー変化の谷が問題にならない車高にする必要がある。
いずれにせよめいっぱい下げるしかない。
だいたい最初っからフルストロークを半分くらいを使い切ってるくらいがベスト。
せいぜい5~6cmしかない。
・ロールはさせられないが、積極的にロールさせなければならない。
矛盾した条件をクリアするには、ちょっとだけストロークさせて
その先はがっちり押さえ込めるスプリング設定がいる。
『メインスプリング+常識的じゃない硬さのヘルパーにプリロードかける』
という組み合わせはSSでも生きる感じ。
・SSのスタビライザーは、笑っちゃうくらい細いので、これを何とかする必要がある。
BZRのスタビライザーがいくらか対策されていることに期待したい。
・硬いバネを使うとジョイントが死ぬので、ジョイント回りの強化が必要。
セリカ用の最終型のアームが一回り太い割に要所要所で同寸ぽい感じなので
これでアーム強度に関しては対策できる。
・キャンバー角は、ハブとアッパーマウントで調整できる。
アッパーマウント側で、キャンバーつけまくったほうが、
キャンバー角の逆向きの変化にゲタ履かせてポジキャンを付かなくさせられるので
非常においしい。
・そうすると、ピロアッパーでキャンバーつけまくれば、
車高を上げてストローク量を増やすことができる。
また、大ロール時のグリップ抜けも緩和できる。
とりあえず、そんなかんじで。
ふつーにやることやってればなんとかなるという感じだ。