本日は昨日と同じように温暖ですがシビシビと雨の降る天気になりました。4月も終わり、ゴールデンウィークですもんね。
さて、今回はアヴェニスのインプレッションというか印象というかを書いていきたいと思います。
私は周囲も含めて原付以外のスクーターに乗っていた人物がほぼいないんです。二代目PCXと、あとリード80SSに乗っていたのが2人ほどいたっけ…。まぁ、とりあえずはいなかったんです!今回購入のアヴェニスは初めての大きなスクーター。サイズとか重さとかピンときません。こんなもんかなぁ、という感じ。ただ、押し歩きでもそれほど重さを感じず割と重心が低い印象です。
いざ、エンジンを掛けようとすると噂通り一発では掛かりません。しかしよくネットで挙げられているようなセルを何度も回さなければならない、その日の一発目は掛かりにくいなどというものではなく、微妙にアクセルを開けたままで火を入れると難なく目覚めます。その後10秒ほどアクセル微妙開けをキープしておけばあとは問題なしです。アイドリング時の振動は大きめですが、ミラーが震えて見えないというほどではありません。私の所有個体はハンドルバーエンドが純正ではないのも一因かもです。
次にアクセルを開け始めると、ん?クラッチミートのタイミングが遅いなぁという感じです。基本的に高回転型エンジンのようなのでミートポイントも回転が上がってから、ということなんでしょうか。アクセルを開けていくと、う~ん、こんなもんかな?的発進加速で、ごく普通というか速くもなく、遅くもなくです。もちろん四輪車の発進加速と比較すれば速いのですが、やっぱり4サイクルですし車体もそれなりにサイズがあるので、以前所有していた2サイクル原付車と比較しても速いという印象はありません。ただ、そのままアクセルを開け続けているとスムーズに法定速度超えまで加速してくれます。そしてクルージングに移れば少々元気過ぎるエンジン音(というか排気音?)にさえ慣れればラクなものです。太目の12インチタイヤとしっかりしたフレームのおかげで直進性は高く、多少路面が荒れていても気になりません。コーナーリングも安定している、というか普通のバイク的な感覚で曲がれます。
ただ、弱いのがブレーキです。昔所有していた50Γと同じキャリパーではないですか!もちろん実測で80km/h超えが当たり前だった頃の車両に装着されていたキャリパーなので効かないわけではないですが、50Γの約1.5倍近い車重なので心許ない気がします。さらにタッチが柔らかめで効いている実感が伝わってきにくいので余計にそう感じるのでしょう。これは各部の修理とともに現代風にアップデートしていきたい部分ではあります。
あとは、ネットでアヴェニスのユーザーによって書き込まれている欠点。
シミーですが自分の乗り方ではまだ経験していません。タイヤが角減りしているので出ないのかもしれません。フロントフォークの底付きもハードブレーキング等していないので未経験です。歩道の段差を通過するぐらいでは問題ないようです。キャブレターで加速ポンプ起因の急加速時の息つきも発生していないです。駆動系の問題(トルクカムがグリスレスタイプなのでメンテを怠ると破壊に至る)は開けてみないと分らないところではありますが、これはなんにしろ輸出用の後期エピキュロでも採用されている後期150の対策済み部品を使用する予定なので問題なしかと。私が思うに、トルクカム以外は乗り方の問題ではないか?と感じるのですが、ね。
全般的に自分が感じるのは、20年前に設計された原付二種車両のわりに走る・曲がる・止まるに関して意外にしっかりしたものだな、です。例えば、もちろん二代目PCXのほうが装備も豪華ですし静かで燃費もよいです。でもバイクとしての本質的にどうなのか?ということを考えると悪路の少ない日本ではアヴェニスのほうに軍配が上がるような気がします。
欧州輸出もするために街中チョイ乗りよりしっかりと走れることを意識してあるので基本的な造りは良いと思います。ただ、販売当時はそれが裏目に出てしまいユーザーにうまく伝わらなかった(フラットフロアではないとか高目の価格設定など)ようで、台数も出なかったために国内では発売後2年ほどでヒッソリと消えてしまったアヴェニス。今販売されていたなら、そこそこの評価は取っていたと思われます。エンジンなんか新造だったのに元が取れたのかしら…(後継のバーグマンシリーズで使用しているから大丈夫ですかね)。
ゴールデンウィーク開けから本格的に修理・カスタムを始めようと考えています。部品も鋭意収集中です。今後はその辺りもボチボチとupしていきます。
ブログ一覧 |
アヴェニス | 日記
Posted at
2019/04/27 03:50:15