パンク修理(点検)
目的 |
修理・故障・メンテナンス |
作業 |
DIY |
難易度 |
![](/images/icon_difficult_on.svg) 初級 |
作業時間 |
30分以内 |
1
午前中、スーパーオートバックスで買い物した後、ついでにタイヤに空気を入れて帰ろうとしたところ、帰路で左フロントからカチカチと何かがタイヤの回転にあわせて路面を叩く音がしだした事に気が付きました。
まぁ、聞き慣れた音だったので、
「あぁ、タイヤの溝に小石が噛み込んだな」くらいに思い、家に着いた後にぐるっとタイヤ外周を見てみたところ、小石ではなく、タッピングビスが突き刺さっていたのを発見。見事なパンクでした。
と、いうことで、
今日はパンク修理です。
パンク修理は修理キット等がホームセンターなどで簡単に購入出来るため、整備工場やGSに持ち込まなくても、一般の方でも比較的簡単に修理できます。
2
まず、見るからに釘やビス等、グッサリと突き刺さっていたからといってパンクしているとは限りません。本当にパンクしているか?を、まず点検することから始まります。
なお、本当にパンクしていた場合に備え、修理が出来る環境であることが前提となります。
僕はパンク修理キットを持っているため、修理を行った後、GSやオートバックス等で無料で空気入れが利用出来るところに持ち込んで空気を充填する、といったシナリオを持っています。(修理をお店に依頼してお金を使いたくない、といこともありますが)
タイヤを外して、まず、台所洗剤を少し混ぜた水を霧吹きで吹きかけ、エアが漏れているかを点検。
幸い、空気は漏れていません。運良く刺さっているビスとタイヤゴムが密着しているだけなのかもしれませんが。
そして、真っ直ぐ引き抜きます。(本当にパンクしていた場合、突き刺さっていた穴の角度は覚えていないといけません)この時も霧吹きで水を吹きかけてみます。
今回は幸い、突き刺さっていたビスはタイヤ内部まで到達していなかったため、修理は必要ない事が解りましたが、長いカーライフを送っているうち、4,5回はパンクしてしまう経験があると思います。焦って対処の方法を誤り、その場で釘等を引き抜いてしまわないよう、まずは落ち着きましょう。
万一、引き抜いてしまった場合、修理する側としても、直しにくくなることがあります。
修理の手順としては、
1.引き抜いた穴に細い棒ヤスリを射し込んでガシガシ傷をつけ
2.ビーフジャーキーみたいなゴム(業界では、だいたい皆、ビーフジャーキーと呼んでるのかな?)を差し込んで密着させる
3.余分な長さのジャーキーをカット。
4.空気を補充し、再度、霧吹きで水を吹きかけてエア漏れが無いか点検する
といった流れになります。
なお、
パンク修理が可能な部分は、タイヤが路面に接地する部分(トレッドと言います)のみ。サイズ表記されている横の部分(サイドウォールと言います)は修理不可のため、覚えておいてください。
また、ビーフジャーキー(本当にこの呼び名でいいのかなぁ?)による修理が難しい場合、タイヤチェンジャーでホイールからタイヤを外し、内部からパッチを貼り付ける修理方法もあります。
僕は某タイヤショップで働いていた事がありましたが、ビーフジャーキー(食べられません!)による修理で済むことがほとんどでした。鋭利な物体による引き裂き傷のパンクは、修理出来ませんので、タイヤの買い替えをお勧めしていました。
結果的には、
タッピングビスが突き刺さっていたものの修理するまではいかなく、ホッとしたしだいです。履いているタイヤがナンカンのNS-2R。ハイグリップタイヤのため、スポーツラジアルよりもトレッドが柔らかく、小石や金属片が刺さりやすいために、こういったことになりやすいのかな?と、思いました。
3
パンク修理を終え、車体に取り付け。
僕はクルマ関係の仕事から、一般製造業に転職した際、クルマいじりにおいて基本をまず順守しよう、という約束みたいなものを持ちました。
具体的にいうと、
整備は整備要領書や部品書を用意しよう、とか、
締め付けトルクを守ろう、みたいな。なので、ホイールセットの取り付けは、ちゃんとトルクレンチを活用しています。
僕らにとってクルマは大切な存在。
DIYは自己責任になります。しっかり正しくメンテナンスしてあげて、楽しいカーライフを送りましょう。
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