車屋さんがKTCのエンジンハンガでZ33のエンジンを釣った時に、もう少しこうだったらいいなと仰っていたので、自分のZ33の作業用にエンジンハンガのベース部分を試作で作りました。
自分で作ったのは車体に取り付けするベース部分で、
釣ったりするのは「
KTC エンジンハンガ AE901」を使います。
KTCの取説ではブリッジという名前になっている部分(横方向に通っている長い角パイプ)からは、KTCの工具がそのまま使えるように作りました。ホイスト部分などもKTCを使います。
VQ35DEのエンジンスリンガーは純正SSTです。
60×60×3.2t、長さ150mm。
内側の1辺に製造上でる筋?のような出っ張りがあるので、その面を上に。
M12のボルトを使うので穴あけは
4.5mm、6mm、8mm、10mm、12.5mmの順で。
穴位置は端から50mm。
ナットを溶接する為の準備。
溶接前。
溶接後。
以前のBashbarで使っていたパイプ。
42.7φ×2.3mm、長さ470mm。
加工用に用意したZ33純正タワーバー。500円。
一度車体に取り付けて長さ調整。
サンダーで削ります。
何回もあてがいながら少しづつ削りました。
2本とも。
位置だし用。
38φのパイプ、48φ×38φの直交クランプ。
セット。
水平器、分度器で確認。
溶接中。
折角溶接したのに角度がずれたので微調整の為、少し繋がった状態になるようにパイプを切断。
繋がった部分を軸に曲げながら角度調整。
逆側には隙間があくので埋めてから溶接します。
薄い輪切りを切り出し。
差し込んでから溶接。
角度調整完了。
ブリッジ部分。
位置決め。
点付けしてからひっくり返して、歪むと困るので1/4づつ溶接。
溶接完了。
釣った時にエンジンの重心位置に近づけたいので少し角度が付いている為、補強のリブを追加。
ジャマになるステーは撤去。
4.5mm長さ500mmにしたフラットバー。
削る部分は当てがいながらマジック。
少し削りすぎた・・・。
コレを2枚用意。
溶接中。
90°違う向きにリブを追加する為、切り出し。
4.5mm、210mm。
溶接が終わりリブのカタチを整えたら、タワーバー部分を切断。
バーの中には発泡ウレタンが高密度に充填されてました。
ベース部分の出来上がり。
車体に取り付けて確認。
横からみると解りますが、前後の垂直方向に少し角度が付いてます。
サージタンクのボルト(2列目?)を重心位置の目安にしました。
角度をつけてますが赤矢印のボルトナットの列以内に、上からの重心は収まってます。
左右の垂直方向に0°
水平方向に0°
予定通り、高さと重心位置問題は解決したと思いますが実際に使ってみないと何とも言えないので試作品です。
Posted at 2021/07/31 22:16:05 | |
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