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点火時期確認の為、診断機に繋げたら水温が103℃あったのでサーモスタット交換？水温バグった？と思ってましたが仕様でした。



エアコンOFF

水温 106℃で電動ファン駆動

水温 101℃で電動ファン停止

診断機で見ているとだせいで98℃まで下がってました。




サーモスタットは開弁温度 97±1.5℃
(0.35mmリフト時)

全開温度 105℃

全開時リフト量 8mm以上


と記載されてました。


ワゴンRで使っていたpivotのWTMがあるのでアルトに取り付けます。


コレ



メーカーの設計でこの仕様だとローテンプサーモや電ファンコントローラー、点火の進角などは気軽には出来ないですね。

同じ年式のMH21S RR-DIはもう少し低かったです。ターボだからなのでしょうか？




サーモスタットは購入してしまったので届いたら交換する予定です。

今日は組み立てです。









サイドフランジの左右を識別するのに感じで書きましたがL、Rのほうが見やすかったです。






リングギヤを取り付けます。ボルトは新品です。
リングギヤをケースに通しやすくする為に接触する内側の部分に油を塗ってますが、ネジ穴などに掛からないように注意が必要です。





ネジロック剤も忘れずに塗ります。
残り少なくなると容器から出てこないので割り箸を使ってます。







74～83 N・m (7.5～8.5 kg・m)で締め付け後
31°～36°回転させ締め付ける。
と、記載されています。


スナップオンのトルクレンチを借りました。
角度もコレで解りますが、前回の経験から32°にするのに240N・mくらい必要です。





締め付けた場所が解らなくならないように印をつけるのですが、割り箸に残ったロック剤で代用です。






アウターレース、シムと一緒にキャリアに入れます。


写真は全部おさまってますが、最初はどっちか片方のシムだけを半分くらいまで入れて他の部分は同時に奥まで押し込みます。




入りきらない時は少し叩いてます。





半分まで入って残ったシムは、自作の棒で軽く叩いて押し込みます。

押せればなんでもイイのですがコレが丁度よかったです。







以前ライフのサイドブレーキを移設する時に作ったヤツです。












ガスケット剥がし





アストロで購入したコレが使い易いです。





許容範囲です。





プラスチックなので溝に残ったガスケットも傷を気にせず掘れます。






サイドフランジを取り付けて中のベアリングや刃の部分に軽くオイルを掛けます。






脱脂した後ガスケットを塗ってフタを閉めます。





依頼された
溶接デフロック(ファイナル3.5)が完成しました。





3日間の作業時間は

分解清掃 2時間、溶接 4時間、組み立て 2時間

大体こんな感じです。

今日は溶接です。



溶接する前に油分を落とします。完全には落とせませんがやらないよりはマシです。油分が残っていると溶接が丸ごと剥がれる原因になります。









出来るだけ落としたいので景気よくパーツクリーナーを使ってます

毎回この段階で2本消費してます





パーツクリーナーを大量に浴びたデフは結露するのでヒートガンで乾かします。






乾いたらサイドフランジをたたき込みます。左右を間違えると入らないし、強引に入れると中に入っているサークリップを破壊して固定出来なくなります。





こっちが長い方



こっちが短い方だった気がします。








やっと溶接です。溶接中の写真は無いです。
ピニオンギヤの辺りを溶接する時に、溶接に夢中になり過ぎて隙間から見えるサイドフランジのシャフトを溶接しないように注意します。






ワイヤー交換

大体新品の1/3くらいは消費します。







溶接終了





サイドフランジを抜きます。





スパッタをとります。特にリングギヤ周りは念入りに取ります。







扇風機の風で冷却中






リングギヤのボルト穴の清掃をして今日は終了です。

明日組み立てする予定です。











溶接が終わってから気づいたのですがビスカスの場合、シム増しデフロックをやってから保険掛けでシム周りを溶接した方が良かったような気がします。そうすればワイヤーを大量に使わなかったかもしれません。

ただシムが1枚1枚結構な値段した記憶があります。

800円くらいだったような気が・・・







シム増しデフロックをする場合はシムの厚みでフタが閉まり切らなくなるくらいの厚みが必要になります。+ネジ2本の場所以外が僅かに浮いていても、リングギヤのボルトを締めれば密着するくらいです。




何年か前にZ33でシム増しデフロックをした時のデータ？がありました。

元は
サイド側1.10+ビスカス側1.49
コレを

サイド側1.10+ビスカス側1.69
ロックしなかった

サイド側1.49+ビスカス側1.93
デフロックになった
フタは無理やり締めた

と、残ってました。

前回作ったサイドブレーキに続いてデフロックも作ります。ファイナルは3.5がイイそうです。







7/26



ファイナル確認とオイル抜き

手前が3.5と思われるデフですが、フタを開けて確認しました。

奥にあるのはME51 ファイナル3.7のデフロックです。











3.5です。







7/27



分解していきます。













上下左右が解るように置いておきます。






タマは毎回バールでこじって出してます。あんまり豪快に抉ると傷つけることになりますが、優しくやっても出てきてくれないです。
出てきてくれない時は、スラハンで引き抜きます。













今回は簡単にリングギヤが落ちました。
たまに硬いのがいます。





溶接の為持ち帰ります。

サイドフランジを入れ忘れて、この後とりに戻りました。






今日はここまでです。

明日は溶接です。溶接すると長時間熱がこもるので、組み立てはさらにその翌日の予定です。

先週？Zのサイドブレーキ制作を頼まれました。
以前壊したレバーから無傷なアルト側を切り離して保管していたので、いつもと違いZ側を作るだけです。





予備として持っていたZ34のレバーです。Z33と何が違うのか解らないです。過去に作製したレバーと見比べても同じにしかみえません。







材料の切り出し。忘れないように寸法も書いときます。





溶接中。15mm×15mmの切れ端のような板も大事な材料です。





溶接後





裏面。一部平らにするために削ってます。





いつもギリギリまで忘れているエグリです。ベルトサンダーで削った後にリューターで削ってます。そのほうがハネずらいので。






別角度。レバーの方の穴も8mmまで拡大。元は5.6mmくらいです。






回転軸の芯だしとオフセット量の微調整中。2つのレバーの回転軸を合わせるので毎回時間が掛かります。







裏面。溶接後削り。








要らなくなったZ側のレバーの切断。切り過ぎないように気を付けてます。







M8のステンレスボルトで繋ぎ。切り落とした部分を整形して補強を追加。今回から補強も少し増やしてます。






別角度。







スピンターンノブ取り付け。今回は赤です。納期が一番早かったのが赤でした。







箱の裏面。







バリ取り、給脂して完成。







Z側は結構切りました。






内側から見るとこんな感じです。アースやレバーのストッパーなども生かしてます。







別角度。無くても作り方で対応できますが、ストッパーは残しておいた方が純正の可動範囲が解りやすいです。







オフセット量は毎回このように測って測定してます。







後は依頼主に渡すだけです。