GR86純正オイルクーラ取り付け
目的 |
修理・故障・メンテナンス |
作業 |
DIY |
難易度 |
中級 |
作業時間 |
6時間以内 |
1
GR86にこのオイルクーラが装着されているのを知ってから、ずっと流用を画策してましたが、遂に実行しました。
最大限純正品を活用するようにしてますが、シリンダブロックからの冷却水取り出し元と、ヒーターパイプへの冷却水戻し先は完全流用とはいかず、一部市販品も活用しています。
作業日 2022/8/19
ODO : 9478km
2
今回使用した部品たちです。
画像左下あたりにある、ホース径変換アダプタ、L字ホース、ホースニップル、T字継手が 非純正品です。
何回かに分けて購入してるので、正確にはわかりませんが、40000円以内で揃ってるはずです。ホースニップルとT字継手だけで8000円くらいかかってます…
3
まずはLLCをドレンコックのところから排出します。
5L弱しか抜けませんでした。
4
オイルクーラからのLLC戻し先となるウォーターバイパスホースを切開し、残りのLLCを抜きます。トロ箱で受けたのでどれだけ抜けたかわかりませんが、1L以上は抜けた気がします。
その後、オイルクーラへのLLC取り出し口となる、シリンダブロックのプラグを外します。LUCKさんの水冷オイルクーラと同じ場所です。
5
オイルクーラへのLLC取り出し用のホースニップルをシリンダブロックへ、オイルクーラからのLLC戻し先のT字継手をウォーターバイパスホースに取り付けます。
この2つの部品は日本でいいのが見つからず、アメリカから取り寄せました(eBAY、アマゾン)。部品代より送料の方が高かった…
本当はLLCの戻し先はFA24の純正ウォーターバイパスパイプにしたかったのですが、修理書やネット上の画像を細かく見ていった結果、互換性なしと判断し、今回の方式としました。
6
ホースを取り付けます。
シリンダーブロックからのホースはエキマニに近いので、ビリオンのスーパーサーモプロテクトチューブを巻いておきました。
7
オイルクーラへつながるウォーターパイプはFA20に流用できるか心配でしたが、無事つけられました。
ちなみにこのパイプの取り付けボルトの締付けトルクは6.4Nmですが、そんなトルクを測れるトルクレンチを持ってないので、なんとなくで締付け。
8
次はオイルクーラ部です。
まずはオイルフィルタとコネクターのボルトを外して、オイルクーラ取り付け面をしっかり掃除。
9
新しいコネクターのボルトを規定トルクで締め付けるために、ここのネジ部は特に念入りに脱脂しました。
10
オイルクーラ本体を新しいコネクターのボルトで締め付け。
規定トルクは45Nmです。
オイルクーラ側に位置決め用の爪があり、TCC側の溝(8枚目の写真の1時の方向にある細い溝)とはまることで、位相がしっかり決まるようになってます。
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2本のウォーターホースを取り付け。
オイルクーラに先に取り付けておくべきだったと後で後悔。
ここは完全純正流用です。
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写真中央のホースバンドも純正品番があり、90mmの長さで巻き付けるよう、修理書に記載されてます。ベルトとの干渉回避のために重要のようです。
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ドレンコックのところから抜けたLLCだけでは補充が不足するので、純正LLCを用意しました。
LLCを注入したら、その後は修理書に記載の手順でエア抜き、漏れチェックをして作業完了です。
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エンジン下から抜けたLLCは、娘が以前使ってたおむつの残りが物置にあったので、それに吸わせて可燃ゴミとして処分。
絶対に下水に流してはいけません。
15
2022/8/20追記
朝一始動後のアイドルでの暖機過程。水温70℃到達時点で油温も60℃以上にはなっていそう。
完全暖機まではちゃんとオイルウォーマーにもなっていそうです。ショートトリップの時、これはありがたいですね。
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5000rpmくらいで定常レーシングしてたら、リターン配管のT字継手のところからLLC漏れがありました。
17mmと10mmのホースに対して、継手は北米規格で5/8インチと3/8インチで若干径が小さいので心配はしてましたが、やっぱり漏れました。
ホースバンドにホースクリップを追加して二重でクランプしたところ、漏れは治りました。しばらくは注視を続けます。
17
2022/12/24追記
スパ西浦、鈴鹿サーキット本コースを走ってきましたが、
オイルクーラの効果としては、
サーキットで油温10℃程度と思います。
(純正の油温計での目読みにつき、大体の感覚です。)
街乗りではオイルウォーマとして作用し、サーキットではしっかりオイルクーラとして効果を発揮してくれ、大変満足です。
なお、冷却水漏れはサーキット走行のような連続高回転運転でも一切ありませんでした。
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