最近牛肉ステーキより半値以下のトンテキの方がいいと言うか内臓受付の問題がにゃんね(業の許容量の挨拶)
はい、今日は娘写真比率少なめで行きますよ。
組み立て編ですからね。
【組み立て時の重要事項】
◼︎とにかく片付いた作業台を準備
さて皆さん部屋は片付いてますか?
私は結構汚部屋メーカーなので、お引越ししてから既に1年ちょっとで部屋の具合は刻一刻と悪化してます。
でね、PC組み立てって結構空間食うんですよ。
まず新PCの材料だけでおおよそこれぐらいの空間を占領します。
これらの各パーツにケーブルや付属ステー、保証書やマニュアルが含まれるので、パッケージ展開したら倍ぐらいの空間を占有します。
片っ端から畳んでいくなら省スペースで行けるんじゃない?と思うかも知れませんが、その辺はかなり個人の素養によるでしょう。
今回、以前のケースに付いてたファンが軸ブレして常時騒音撒き散らしてたので全体新調。
最近はPCI-Eスロットに拡張するものが少ないのでミニタワー型ケースにMicro-ATXが主体みたいですね。
私の場合も周辺機器はUSBばっかりなので、無難にミニタワーMicroATX構成にしました。
超熱になるエクストリームスペックPCを組むならエアフロー流量や水冷ラジエータの設置考えてタワーケースのがいいかも知れません。
このケースの蓋を両側開けて、パーツを組み上げていくわけですが、車の作業で言うと一番近いのはオーディオパネル周りの作業に近いです。
ただしカプラーは車のものほど頑丈で見えやすいものではなく、すげぇ普通に刺し間違えるレベルの基盤接続になります。
手元も見えにくいし精密機械なので手が当たってピン折れしたら即不具合になる場所もあります。
なので何かがつっかえてパーツや工具、飲みかけのお茶なんか落としたら全て大惨事の危険性を持ちます。
ちょっとしたうっかりで、最低でも1万クラスのパーツがいくつか吹っ飛ぶ可能性があるので、まとまった空間を準備することは重要ですね。
◼︎想定の倍以上の時間余裕を持ちましょう。
慣れてる人なら恐らく組み上げ完了まで1.5Hぐらいの工数でいけるでしょう。
7つぐらいのパーツをパチパチ組んでビス締めてコードを引き回したら組めますからね。
ただし、それは慣れてる人がちゃんと準備しての工数。
選んだケースやCPUクーラーの方式によって思った以上に取り回しがしんどい部分も出てくるし、普通の人は5年以上時間が空いて組むわけなんで忘れてる事も多いです。
HDDやSSDケーブル、各種電源ケーブルの取り回しも綺麗に収めようと思ったらセンスの有無でアホほど時間かかります。
私の場合今回結構ケーブルを綺麗に引き回したのもあったので総工数は3時間弱かかりました。
旧PCからパーツを流用するなら、そちらの移動や取り外し工数もかかるので、時間には余裕をもって挑みましょう。
どうせ組んだらOSインストールやらデータ移動まで手をつけ始めてひとしきり安心するまで作業止められないのが自作やる人のサガですしね。
【さぁ組み立てを始めよう】
◼︎マザーボードに挿せるパーツを挿そう
ちなみにここからの手順は流派が本家分家宗家元祖とやたらあるのでその一派のやり方として見ましょう。
まずはマザーボードを入ってた袋の上にドン(静電気対策されてるから)。
今回はGIGABYTE製でAM4(AMD系)スロットのマザボですが、若干ゲーミング寄りのスペックなので背面パネル付近にシールカバーまで付いてます。
万一基盤発熱から発火するとヤベーのでマッハで取ります。
家電品のシールを永久に貼りっぱなしの人とか居ますよね。ウチの両親がまさにそれですが。
私は後になるほどシール跡が汚くなるのが嫌なので他の家電品もシールは即剥がします。
そしてまず取り付けるのがこちら。
メモリじゃないんです。この見た目でSSD。
最近のPCはこんな基盤みたいなもんが主要ストレージらしいです。
M.2 SSDとかいう規格で、箱に書いてある様にシーケンシャルリードなら3500MB/sec。
既にgen3〜gen5まで世代があって、こちらはgen3の一番古い方。新しい方は5000MB/sec超出るとか。
ちなみにメモリの様にノート用とデスクトップ用でピン数が違って互換性ないので、導入する方は下調べをしっかりと。
ランダムアクセスだと速度は出ず、SATA接続SSDとそこまで変わらないと言われてますが、HDDシーケンシャルリード速度の理論値200MB/sec前後から言うと15倍以上の速度域。
こちらはグラボ用のPCI-Eスロットの上にヒートシンクがビスで止まってるので撤去。
その下にもビスがあるので外しておき、図のようにSSDを30度の角度で差し込んでからマザーボードと平行になるよう倒してビスで止めます。
こんな感じですね。
そしてヒートシンクの裏にはサーマルパッド(熱浸透するガスケットみたいなもん)までついてるので、シールの封印を剥がしてからSSDの上に被せてビス留めします。
SSDにヒートシンク?と思われた方もいると思いますが、どうもこのM.2 規格、発熱しやすいらしいです。
記憶媒体って大概熱には弱いのに、速度の為に自己で結構な温度まで発熱するため、ゲーミングや編集などのパワー用途マザボには専用ヒートシンクが始めっから付いてるんですね。
今回のマザボにはプライマリ側はヒートシンク付き。セカンダリはスロットが空いてるだけでヒートシンクはありませんでしたが、必要ならヒートシンク単体でも売ってるみたいです。

さて次はメモリですが、ここはマザーボードに2スロット用の位置が刻印されてます。
左側にうっすら、「一番右と右から3番目がfirstやで」と書いてあるのでその通りに挿しましょう。
メモリ規格間違えて無ければラッチを解放して挿さる方向にしか刺さりません。
マザーボードによっては片方のみラッチと両ラッチがあるので注意しましょう。
メモリを挿したら次はいよいよCPUですが、今回買ったCPUはRyzen 7 5700X。
なんとリテールクーラーが付属しません。
RyzenのX型番ってOC許容のCPUなので、そんなん選ぶやつはクーラーも自分で選ぶやろという身も蓋もないメーカーからのお言葉。
なので今回は安くて評判のいい社外クーラー取り付けのため、スロット付近にあるリテールクーラー用のマウントをビス4本取って外しておきます。
なおクーラーの取り付け手順は各クーラーの手順に従いましょう。サードパーティ製のクーラーなんて各社付け方様々ですからね。
CPUは背面のピンには触らず(手汗からの腐食とかショート防止とピン折れ防止)、画像右上の刻印を頼りにスロットにセットします。
刻印のある所だけCPUピンの配置が違うので、挿さるようにしか挿せません。
が、万一CPUが浮いた状態でスロットレバーを締めると数万円が吹っ飛ぶので、絶対にセット後に揺すって変な浮きがないかは確認しましょう。

CPUセットしてスロットレバーも下げたところ。
今回は最新世代のCPUより1世代前の構成ですが、なんか次世代からCPUのピンはマザーボード側になってCPUは受け皿構成になるらしいですね。
後はCPU表面に熱伝導グリス塗って、CPUクーラーを予めセットしといたステーにビス止めします。
締結トルクはそこそこ節度をもって、しかしCPUとクーラーパイプ面がちゃんと設置するように。

CPUクーラーから出てる電源ケーブルをマザボのCPU_FUNのピンにブスリと。
こうして見ると車用電子部品のカプラーってすごいですよね。着くようにしかつかないようにできてる。
PCも配線誤りにはある程度配慮されたセパレータとかあるけど、無視してつけようとしたらついちゃいますからね。
私はCPUはできるだけ後回し派です。
特にメモリ取り付けの時に手がスッポ抜けて横からCPUクーラーを叩いちゃうのが怖いんですよね。
◼︎ケースに搭載して、電源取り回しと残りのパーツを
ここまできたら、色々乗っかったマザボをケース内に入れて、ビス止めします。
電源をケースにビス止めして
電源からケーブルを取り回して、ケース両面から、変にファンに絡まずビロビロしないようにタイラップで括ったりしながら、マザボを中心に結線します。
正直この辺はマザボによって癖があるので、マザボのマニュアルをよく読みましょう。
特に今回のマザボのフロントパネルヘッダなんて、マザーボードにマニュアルが付属してないし。
QRコードでオンラインにあるマニュアル読めってペラ紙一枚のみでした。
しかもその中のリンクからはマニュアルに辿り着けずに自分でページ巡らにゃなりませんでした。

※上図指示に従って、+-極性のあるケースのスイッチケーブル計8本位をこのピンスペースに接続する必要があります。
極性ミスなしで一発でいけましたが、ケーブルの刻印は内外あっちこっち向いてて規則性なんてなかったです。
「全部文字が外向くのが正解だろ」とか「いやいや上向きだろ」とかそういう期待はしないようにしましょう。ケースメーカーによっても違うかも知れませんが。
最後にグラボのビニールテープを剥がして、グラボにも電源カプラーを繋いで、動いてくれにゃ困るところまで組み立ては完了。
蓋を開けっぱなしでモニタとコンセントを繋ぎ、いざ緊張の電源オン。
.......普通にBIOS起動しよった。
特にエラービープも起きてないし、気になってたケースファンの音もだいぶ静か。
CPUクーラーも長らくリテールしか使ってなかったのをサードパーティ製に変えて心配してたけどクソ静か。
普通にブートドライブなんとかせんかいって言われる。メモリも32GBフルで認識してるし、SSDもおっけ。CPUもよし。
これはまさかの一発成功だ。
【だけで終わるわけがなかった】
ならば空箱の片付けでもしながらWin11入れましょうかねーと、バンドルDVDを入れてインストールボタンを押すと。
OSのインストール要件を満たしていません。
んん?ちょい待て。
今回パーツ構成はたっぷり2週間ぐらいクソ真面目に考えたんやぞ。
Win11のシステム要求なら全部満たしとるわい。
インストールメディアも販売店はNTT-Xで、Amazonで激安で売られてる怪しいUSBメディア版じゃないし、プロダクトキーも銀紙マスクのガチのやつやぞ。
◼︎ちなみに
Amazonの激安Win11は買っちゃだめだぞ。
レビュー見ると、正規ライセンスじゃないぽいから。
参考までに、Win11の価格はHOMEなら
¥19,360:MS直販
¥15,000:パーツショップ等のバンドル版
¥10,000:Amazonの10/11同梱?DSP版の怪しいやつ
Amazonの特定業者の価格は企業がロットで買っても実現できない価格。
私は仕事上リモートデスクトップ必須なので今回¥19,000ぐらいのProをNTT-Xのバンドル版購入。
Amazonはなんていうか、もうアリエクに近い代物だと思った方がいいと思う。不文律をわかってるやつしか正しいものを買えない。
◼︎で、なんやかんや試したところ
無事Win11インストールできました。
インストール後1週間ぐらい使ってますが一才不具合なく稼働してます。
ネットワーク繋いでBIOSボタンからリセットかけたら普通にインストールできました。
多分インストールの邪魔をしてたのは2点
・インターネットに接続してなかった(LAN刺してなかった)
・BIOSアプデしないとCPUのTPMとかが読みきれず要件外判定受けてた
多分主要因は後者だと思います。
要件チェック抜けた後にインターネット接続を確認するメニューは別で出てきたので。
さて長かった自作PC解説もこの記事で終わりです。
本当は組み立て手順はもう少し詳しく、電源からのケーブル差し口の位置とか判定方法とか繋ぎ方とか説明したかったけど無理でした。
だってケースに入れたマザボの電源ピンとマークなんてミリの集合体な上に暗いんだもの。
スケルトンとか白基調のケースならともかくiphoneカメラじゃ撮影できんて。