
隣町(福岡県志免町)にある「重要文化財 旧志免鉱業所竪坑櫓」の保存修理工事が令和3年10月20日に完了したとのことで、良い天気の日に見学してきました。
凄い迫力でしたので、少し紹介したいと思います。
私が小さい頃は廃墟のような建物で、近年は風化が進んでいました。平成21年には国指定重要文化財(建造物)に指定され、平成30年9月から工事が進められていました。
【概要:「広報しめ」より】
◆「竪坑櫓」は石炭採掘をする人と掘った石炭を昇降させる機械を設置した建物です。この建物の地下に垂直に掘られた「竪坑」を使って、地下600mもの深さにある石炭の層へ移動することができました。建物の形はワインディングタワータイプ(塔櫓巻型)。櫓と巻き上げる機械が一つになった、エレベーターのような仕組みです。
所在地:志免町大字志免
竣工:1943(昭和18)年5月10日
構造:鉄筋コンクリート造
大きさ:
・高さ47.6m
・長辺15.3m
・短辺12.3m
制作者:第四海軍燃料廠(設計者猪俣昇)
指定の種類:国指定重要文化財(建造物)
指定日:2009(平成21)年12月8日
耐震工事はされておらず、残念ながら中に入ることはできません。
【解説:志免町ホームページより】
志免と類似する形式で、終戦(1945年)の前に建設された竪坑櫓は、これまで九州で造られたおよそ100の竪坑のなかでも、四山第一竪坑(三井三池炭鉱、荒尾市)にあっただけです。また世界中をみても、現在まで残っているものは、志免のほかにベルギーのブレニーと中国撫順の2か所だけだといわれています。
青空を背景に
綺麗です
第八坑連卸坑口(だいはちこうつれおろしこうぐち)
直ぐ横にある坑口です。
第八坑連卸坑口の概要
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Posted at
2021/12/05 18:52:03