テスラ モデル3 日常の使い方その77
こんにちは!コバ3です。
今回も装飾シートを使ったモデル3用のシートパーツの開発内容をご報告します。
メッキパーツ
モデル3のメッキパーツは部品点数が多く、私は気に入っています。もともとクロームメッキが好きなのでカバーする事は気が引けます。しかし、メッキパーツはその魅力的な輝きをいつか失います。傷や水垢、紫外線や熱等により経年劣化します。特にプラスチックパーツは劣化が激しいです。以前乗っていたエルグランドがそうでした。悲しいくらい曇り、傷やシミは元には戻りませんでした。その教訓を生かし、メッキの美しい輝きを保存する事にしました。方法は粘着シートを使いメッキパーツを覆います。
モデル3の日本での販売前から、本国のAmazonを見て色々な粘着シートによるドレスアップパーツを見ていました。金額もお手ごろで、わざわざ自分で作らなくても買えば良いと思っていましたが、あまり出来が良くないのです。使っている材質や色も安い物が多く、品質に問題ありです。仲間もそこは気に入ってないと言ってましたし、私もそう思います。実際に購入しても合わせただけでサイズ感や形状が気に入らず、そのままのパーツもあります。そこで、自作です。一般的には、ある程度の大きさに切ったシートをメッキパーツに貼り、後から周りをカットしますが、この方法は仕上がりが良く無いです。切り口が美しくないです。やはり、マシーンカットした物を貼ると切り口が美しいです。特に曲面が多いパーツは貼り方でヨレやシワを回避できるので同じ貼り方をすれば形が合い、精度の高い仕上がりのパーツを製作できます。これには貼り方と手順が不可欠です。その事を考えながら、シートパーツ製作を進めます。
ドアハンドルにカーボンシート
ドアハンドルのシートパーツは定番ですかね。周りにメッキが見えているパーツが多いですが、私は好みません。ドアを開ける時に見えるハンドル内側のメッキも隠したいと思っていましたが、試行錯誤の結果、厚みが出てしまい機能に支障がありました。もう一点、シートの繋ぎ目が触った時に違和感でした。内側は諦めて外見のみの展開にします。貼りやすさと貼った後の見栄えを考え、外形は2か所の切込みを入れました。左右の鋭角な部分はシートが余るので重なりが増えます。ここに切れ込みを入れて、重なりを最小限に抑えました。
この形状で貼った物は見た目重視型ですので、注意点が存在しました。ドアハンドルを握る時にシートの端の感触が若干気になります。手を怪我する程ではないのですが、故意的にシートの端をスライドするような扱いをした場合は手に擦り傷程度の支障が発生する可能性があるかもしれません。無いとは思いますが心配ですので自分で色々試しましたが今のところ大丈夫です。
今の時点ではこれで完成です。見た目が良くなり、指紋も目立たないですし、メッキのカバーにもなるので、使用テスト中です。数人に試してもらいましたが、シート端の感触が気にならない方もいるようです。
フェンダーカメラカバーをカーボンシートで覆う
フェンダーカメラカバーもカーボンシートを貼りたいのですが、難所です。ここは激難ポイントです。シート慣れしている私でも気を遣う曲面です。逆に、ここを貼る事が出来れば大抵の場所は貼れると思います。誰でも貼れるシートパーツを作りたいので試行錯誤の結果、貼り方から外形を整える方法を見つけました。シートは立体ではないので、立体の形状に合わせて貼った時の外形を探し形にしました。ですが、貼る時にヘアドライヤーで温める事が条件です。私たちプロのシート職人は貼る物によりヒートガンを使う事がありますが、基本はヘアドライヤーです。理由は高価な車用のラッピングシートを使用しているので高温にする必要はないからです。高温になるとシート表面の艶が変わってしまい仕上がりが良くないのです。シートは触らないで温めると縮みます。熱を入れた状態で引くと伸びます。この性質を理解していれば、この部分は貼れます。
中央から後方に伸びる直線を合わせます。
中央から下の外形を合わせます。
軽くドライヤーで温める。
温かいうちに半分から下を圧着。
半分から上をドライヤーで温め後に圧着。
廻りを圧着して完成。
この部品もカバータイプがアフターマーケットでありますが、厚みが少ないシートは見た目が美しいです。この手順で貼れば誰でも貼れます。注意点は温めながら貼らない事です。ドライヤーを置いてから圧着する事が大切です。

まだまだ、シート装飾は続きます。
詳細はコバ3ブログを見に来てください。
それでは、また、次のブログで
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Posted at 2020/05/04 07:24:03 | |
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