カムロード フロントのアッパーアームをグリスアップしよう グリス代100円
目的 |
修理・故障・メンテナンス |
作業 |
DIY |
難易度 |
![](/images/icon_difficult_on.svg) 初級 |
作業時間 |
1時間以内 |
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さて、左フロントの足回りです。
手が入りにくかったので、シャシ側のカバーは2枚外しました。ボルト数本で簡単に外れます。
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今回グリスアップする箇所は奥の2か所です。
黄色部分のブーツにグリスを入れるため、赤部分のボルトをニップルに変更します。
新しいグリスを入れると、古いグリスが押し出されていく形です。
ちなみに手前の1ヶ所は、グリス交換するためにはブーツを取り外す必要があるため、容易に交換できません。
カムロードクラスはここは交換不要となっているため、触る必要はありませんが、せっかくニップルを挿せる穴があるので、今回はしれっとグリスを追加しておきました。
(あまりやりすぎるとブーツが外れたりするかもしれないので注意・・・)
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とりあえず、右奥からです。
基本的には前回のプロペラシャフトのグリス交換と同じ手順です。
しかし、ここで注意ですが、前回のプロペラシャフトのグリス交換の際とはニップルのサイズが違います。
■プロペラシャフトのニップル
M6 P=0.75
■足回りのニップル
M6 P=1.0
・・・なんで??
なんでピッチが違うの?????
足回りはハイエースと共通だからトヨタ品番で、プロペラシャフトは日野品番とかそういうのがあるの????
意味不明で初見殺しなのでお気を付けください。
ちなみに結構場所も狭いので、グリスガンにフレキシブル延長ホースを取り付けて作業します。
使ったグリスは前回と同じですが、回転部ではないのでもっと安いシャシグリスでも良いはずです。
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こんな感じで古いグリスが漏れてきます。
最初はブーツが破れている??と思いましたが、そうではなく、初めからブーツに切れ目が入っていて、そこから古いグリスが排出されます。
排出されたグリスはキッチンペーパーで拭き取ります。
面倒です。
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左奥は横からニップルを挿す感じです。
ちなみに、古いグリスの色は緑色(多分元々のシャシグリスの色)でした。
触ってみましたが、そんなに傷んでいる感じもしません。
プロペラシャフトのように回転しているわけではないので、そんなに痛みがないのと、結局摺動部で仕事しているグリスはごく一部で、ほとんどのグリスは仕事をしていないので、傷んでいないように見えるのかもしれません。
一方、ニップルを挿すためのプラグは積年の汚れや泥があったので、車検ごとにグリス交換がされている感じはしません。
ということで、私の結論ですが
・プロペラシャフトもアッパーアームも、ディーラーではグリス交換されない
・プロペラシャフトはグリスが傷むので、たまにグリス交換したほうが良い。
・アッパーアームは、あまり傷まないように見えるが、摺動部は傷んでいる可能性あり、摺動部の古いグリスを押し出す意味で、たまにグリス交換したほうが良い。
・とはいえ、似た構造を持つハイエースやランクルの人の整備ブログを見ても、本当にたまーにやっているレベルのため、まあ5万キロに1回とかやっとけば十分なのでしょうね・・・。
ということになりました。
最後に手前側の交換できない部分はちょっとグリス補充。
ブーツが少し膨らみます。
これで左フロントは完了。
右フロントは手が入りやすく、カバーは外す必要はなく、グリス交換できました。
次回交換目安、25万キロ・・・。
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