
一部の皆さんはもう、某お方の作業日誌でお気づきかと思いますが、
今回、念願の「タコ足」ことステンレスエキマニを装着しました!
(写真も、某お方のを拝借・・・)
2週間が経ちましたので、インプレを書いてみたいと思います!
E30 M20でタコ足導入を検討されている方へ参考になれば良いなと思います。
インプレの前に、今回装着したタコ足の仕様について少々。
一般的に、E30 M20エンジン向けのタコ足は、
1. アルピナ
2. ハルトゲ
3. スーパースプリント
4. 藤壺
5. その他各ショップオリジナル商品
6. ebayや海外サイト等で手に入る無名ブランド品
などなど、じつに様々ありますが、
今回は「6」の無名ブランド品相当です。
しかしこの無名ブランド品は非常に奥が深く、中国製、台湾製、形状や品質も様々。
溶接の出来栄えも、各商品によって様々みたいです。
今回の僕の装着したタコ足は、
・形状=スーパースプリント似
・溶接の出来栄え=意外と良い
・生産国…不明(Made in USAか?)
という商品を装着しました。
(パイプの内径等は、嬉しすぎて測り忘れました笑)
「E30アルピナって、もともとアルピナ純正タコ足入ってるんじゃないの?」
実はアルピナ純正タコが入っているのは、
C2 2.7(2.5L)と、C2 2.7(本国2.7L)と、B6 2.7だけなんです。
僕の白ピナはC2 2.5/1なので、アルピナ純正タコは入っておらず、320/325と同じ鋳マニなんです。
なので、2008年に白ピナに乗り始めて以来、ずっとタコ足に憧れてました。
あるとき某お方から、「タコ足どう~?」と、悪魔の囁きが(笑)
で、貯めてきたヘソクリを掻き集めて、思い切って装着!
さて、タコ足インプレに行く前に、白ピナの排気システムの変遷をご紹介します。
2008年11月~
・エキマニ:320/325純正鋳マニ
・センター:ニコルジャパン触媒(日産流用)サブマフラーなし
・Rrエンド:アルピナB6 2.7純正(BOYSEN)
サブマフラーが無かったからか、この頃が一番やんちゃな音してました。
アイドリング時は「ブリブリ」言ってましたし、
回すと、乾いた良い音を出してたそうです。
(僕は運転してる身なので、外から聞いたことありませんが)
2011年12月~
・エキマニ:320/325純正鋳マニ
・センター:国内325純正触媒 サブマフラー付き
・Rrエンド:アルピナB6 2.7純正(BOYSEN製)
ニコルジャパン純正触媒の後方に穴が空いたので、
国内325純正触媒に交換。排気音は格段に静かになりました。
車内に響く排気音も、この時は確実に小さくなってました。
この時は、嫁さんも「静かになったね」とご満悦でした。
が、慣れとは怖いもので、
最近また「うるさい」と言われることもしばしばありました…
エンジンのフィーリングの変化は、当時はあまり体感できず。
今回~
・エキマニ:ステンレスタコ足☆
・センター:国内325純正触媒 サブマフラー付き
・Rrエンド:アルピナB6 2.7純正(BOYSEN製)
何より見た目が最高です!(笑)
さて、たこ足インプレッションですが、
下記5つに分けて書いてみます!
①車外で聞く排気音
②車内で聞く後方排気音
③車内で聞く前方のいろんな音
④エンジンのフィーリング
⑤トルク感・伸び感
≪①車外で聞く排気音≫
アイドリング
純正鋳マニは、
「ドーーーーーーーー」と、いわゆる腹に響く音、という感じでした。
周波数の低い音で、コンビニの正面に後ろ向きに車を止めてアイドリングすると、
コンビニの雑誌コーナー付近のガラス窓が「ビリビリ」と振動するような、
典型的な6気筒特有の低周波のアイドリング音でした。
タコ足仕様は、全体的に、静音方向に!
「ボワワワワワワワワ」と、少しこもった音に変化!
聞いた感じでは、周波数帯は若干上がり、腹に響くような音のボリュームは下がりました。
simuzumi家のマンションご近所への騒音対策としては、この低周波音が低減することで、
だいぶ良くなったのではないかと思います。
(嫁さんも、毎晩僕が白ピナで帰ってきたことに気づかなくなりました^^; )
回した時の音
これはまだ検証できてませんので、引き続き検証します。。。
空ぶかしを外で聞く感じでは、純正鋳マニよりもやや小さくなっていると思います。
タコ足でイメージする、レーシーな「パンパンッ」という音は出ません(笑)
≪②車内で聞く後方排気音≫
これも全体的に静音方向になりました!
具体的には、
一般道でパーシャルスロットルで巡航時…排気音量小さくなっている
加速のためにややスロットルを踏んだ時…排気音量変わらず
全体的に静かになっているので、
燃料ポンプの「ウイーン音」や、リアスピーカーの音量が大きく聞こえるくらいです。
≪③車内で聞く前方のいろんな音≫
これは何のことかと言いますと…
エンジンのタペット音・インジェクター作動音や、運転席前から聞こえる吸気音、
助手席前あたりから聞こえてくる排気共鳴音って、ありますよね。
それの変化についてお伝えしようと。
(白ピナは吸気音は、純正エアフィルターBOXなので聞こえませんが…)
タコ足にしたことで、インジェクター作動音と思われる「シュシュシュシュ」音が大きくなりました。
音が大きくなったというより、音がタコ足によって増幅されているかのような感じ。
それが助手席あたりから聞こえてくる感じですかね。うまく言えませんが。
「タコ足入ってるぜ~!!」って、実感できる音です(笑)
≪④エンジンのフィーリング≫
これは違いが体感できました!意外でしたが。
4000~5000rpm域での回転の雑味が無くなりました。
(M20は十分スムーズですが、個人的に気になってたんです・・・)
なんでだろうって、いろいろ考えました。
完全な素人なので検討違いなこと言ってるかもしれませんが、
一般的に、どのエンジンでも、固有振動数ってあると思うんです。
ある回転数でのエンジン振動が、他の回転数でのエンジン振動より目立つ。
その振動が、
エンジンマウント→サスメンバー→ステアリングラック
→インタミ→コラム→ハンドル
あるいは、
エンジンマウント→サスメンバー→ボデー→シート
と伝達して、ドライバーは
「このエンジンが雑味がある」とか「このエンジンは全域スムーズだ」とか
感じているのではと思います。
そしてその固有振動数は、エンジンの重さで変わる(共振点がずれる)
のではないかと。
純正鋳マニの重さを測ってみると、2個で5.7kgありました。
今までは、これがヘッドの真横にぶら下がってたわけです。
それが今回からステンレスタコ足に変わりました。
タコ足も、超軽量というわけではありませんが(すみません測ってません…)
持った感じでは、鋳マニに相当する6本パイプ部分は、鋳マニよりも軽そうでした。
で、タコ足化によってヘッド全体のマスが変わって、“たまたま”共振点がずれて、
4000~5000rpm域での回転の雑味が無くなったように感じたのではないかと?
あるいは、鋳マニは1~3番、4~6番がヘッドから出てすぐ集合するのに対し、
タコ足は、集合するまで距離がありますので、、、
集合タイミングも共振点に少なからず影響を与えていると仮定すれば、
共振点がずれるのもあり得るのかなと。
まぁ、難しい話はやめて、結果的にエンジンが気持ちよくスムーズに
回るようになったので、よかったですね!
≪⑤トルク感・伸び感≫
体感できません(笑)
まぁ、体感できないってことは、逆に、変にバランス崩すようなデチューンにはなってないということで^^;
前向きに受け止めようと思います♪
総じて、タコ足装着によって、
・ボンネット開けた時の見た目は最高に!
・アイドリング音は静音化!(嫁さん対策)
・エンジンフィーリングは向上!(意外な副産物)
ということで、やって良かったと思ってます(^^)/