パフォーマンスダンパー自作 - その② 再チャレンジ編

前回「その①」での挫折、計画放置から約２年。

また、「パフォーマンスダンパー付けたいなぁ」病が再燃してきました。

そこで、既にダンパーの取付に成功している某お方のみんカラ整備記事を参考にさせて頂いたところ・・・

なんと！シュニッツァーの３ピースタワーバーのフラットバー部を外して、代わりにダンパーを装着されていました！
なるほど～さすがです。

良いアイデアは大いに活用させて頂きます(^^)

ということで、僕も３ピースタワーバーを入手。

といっても、シュニッツァーではなく、「シュニッツァーのコピー品」を某オクで購入しました。

購入したタワーバーの中央部の長さと、手持ちのZ33ダンパーの長さはほぼ同じ！
（実は購入前に、出品者の方にバーの長さを教えてもらえたので、購入に踏み切りました）

今回のキモである、締結部の仕様を検討します。

悩んだ結果、タワーバーのブラケットのうち１枚を、ダンパーのコの字ブラケットで挟む方針としました。

路面からの入力によるボデーの変位を、確実にダンパーに伝達できなければ意味がありません。

この部位は、ボルト/ナットの軸力方向に対してせん断方向に入力が入ります。

せん断方向の入力に対して締結仕様としては、
①締結穴ガタを無くす（テーパ座を使う等）
②ボルト軸力による締結面の摩擦力のみで入力を受け、想定入力に対して締結面を滑らせない。

などがあるかと思いますが、構造が簡単な②で行くことにしました。

その代わり、絶対に締結面が滑ったり、緩んではいけません。
その為には適切なボルト/ナットの選定と、締付トルクの管理。
そして何より、締結面のコンディションが肝心ですね。

購入したタワーバー側のブラケット表面を見ると、明らかな凹凸がありました。
このままではダメダメですので、やすりで綺麗に面出しをしました。

ちょうど入る幅の手持ちのワッシャーを探して、組み込みます。
本当は１枚の分厚いスペーサーで合わせたいところですが、まぁ良しとしましょう。

ボルト・ナットは、Z33ダンパー付属の高強度細目ボルトセットをそのまま使用。

ナットを締めることによって、ダンパーのコの字ブラケットの二面幅が少し縮まり、ガッチリ締結されました。
手で捩じろうとしただけでは、びくともしません。いい感じ。

反対側も同様に、締結検証。

完成！見た目よりもガッチリ固定できました。

「その③」に続く！