納車されて約1週間。
992ターボに乗り込み、適切なドライビングポジションを探しながら慣らし運転しているこの頃である。
この相棒のアクセルレスポンスにも慣れ、車高が低い車(スポーツサスペンション -10mm)ゆえに日々の注意するポイントを押さえながら練習中。
また、ターボはカレラと違って、後輪がより幅が広いため、狭い場所はリアに気を使わなければいけない。
サイドミラーに映る張り出したフェンダーとサイドエアインテークは魅力的で見惚れてしまう。
まだ慣らし中だから駐車場では緊張する。サラウンドビューパークアシストでだいぶ助けられているが、モニターに映る車輪止めの位置が正確ではないのでどれぐらい手前で止めるかはしばらく経験が必要そう。

物体に歪みがあり。
フロントリフトはかなり便利。一回リフトすると、GPSでリフトした地点を登録することができ、次回からその地点を30km/h以下で通ると自動的にリフトしてくれる。後でPCM上で地点編集もできる。
今までパナメーラに乗っていたので、下からの突き上げ感は気になってしまうが、そこはリアルスポーツカーの証拠。911に乗るならこんなことは気にしてはいけない。911の中では乗り心地はいい方だ。
(逆に言えば、911でスピード出すとすごくガタガタしてスピードを出す気が失せてしまう路面も、パナメーラだとそんな路面でも踏みこめてしまう。パナメーラもすごい車だ)
適切なドライビングポジションが決まると、まるで自分の体の一部になった気分。
私を包み込んで走ってくれる一体感が素晴らしい!
また、RR特有の後ろからのエンジンバイブレーションを背中から音と共に体感するところはたまらなくて、かつて996に乗っていた頃を思い出す。
ただ、996の時にあったエンジン始動時のほのかなガソリン臭さはなかった。(あれもあれで良かった)
992はハイテクデバイスの塊で、かつて所有していた996がノスタルジックに感じてしまう。
PORSCHE IDでスマホアプリ「MY PORSCHE」で車に乗っていなくてもガソリン残量や空気圧、走行距離、平均速度、燃費などわかってしまう時代。
車も私もまだ慣らし運転中でアクセルを強めに踏む勇気はまだまだないが、ほんのちょこっと踏んだだけでエンジンはラグなく素晴らしい反応をし、心地よいエギゾーストノートを出す。
Sport modeにするとスポーツエギゾーストONになりエンジンレスポンスもエモーショナルな反応になる。踏んでいたアクセルを素早く離したりシフトダウンすると「ボッボッボッ!」っとゾクゾクさせる音を出し、私もエモーショナルになる。取説には「バックファイヤー」作動と書いてあるが、このことかな?
逆にSport plus modeでは「バックファイヤー」作動はないんだね。
それだけ効率的に最大限にエンジン効率をあげているということか。
Sport plus modeはリアスポイラーがせり上がり、バックカメラで見るだけでも「これから離陸するのか」と思うほど迫力がある。速度やブレーキに連動し傾斜が変わる。強めにブレーキングするとエアーブレーキとしてスポイラーが立つ!
さらに、フロントバンパーの下に隠れている硬質ゴム製のディフューザーもせり上がり、フロントダウンフォースを獲得する。まさに空力マシンと化す!(PAA:ポルシェアクティブエアロダイナミクス)
雨が降ると前輪タイヤハウス内のセンサーが感知しPCMがWet modeを推奨してくる。このmodeにするとリアスポイラーがせり上がりリアダウンフォースを上げ、スタビリティマネージメント(PSM)とトラクションマネージメント(PTM)が調整されスタビリティーが大きくなる。
PCM上ではちょっとした演出の違いがあった。
Normalでは車の絵だけなのに、Sport modeでは道路のラインが表現、Sports plus modeではレーストラックの縁石が表現される! こういうところもいいね👍
今回、ブレーキはPCCB(ポルシェセラミックコンポジットブレーキ)ではなくスチールにした。スチールでもポルシェのブレーキ制動力はすごいのでサーキットをしっかり走るのでなければ問題ない。ブレーキダストも出なくてPCCBは最強と思うけど、弱点もあり。街乗りでは効きすぎる。ブレーキ鳴りが起きやすい。故障した時の費用がすごいなど。
でも、PCCBの黄色い巨大キャリパーというのは『宇宙一効くPCCBつけてるぞ!』っていうポルシェテクノロジーのシンボルに昔から憧れる。
高速にも何度か乗って、アダプティブクルーズコントロール(ACC)を試してみた。
十分な車間をとって前の車と同じ速度でついていき、ACCをonにする。
自分はハンドル操作と状況認知だけでよくて、勝手に目標速度と設定車間距離を保ちながら自動で加速減速してくれる!
渋滞にハマった時、前の車が停車すると、ちゃんと設定車間距離でゆっくり止まってくれる!
初めはほんとに止まってくれるのか?このままカマ掘るんではないかと不安であった。
自分の中でマシーンへの信頼関係がないと初めは怖いかな。念の為、ブレーキペダルに足はかけておくべき。
PDKが楽しいけど、長い渋滞のストップアンドゴーは疲れにくくかなり使える。
自動運転、運転支援技術が普及し始めている時代だが、感動した!
外見に関して
横から見たポルシェのルーフラインに合わせてリアスポイラーへのラインが美しい。
私にとってターボに惚れた大きな理由は、このフォルムだ!
セクシーに張り出した迫力あるリアフェンダーにシームレスな一直線のブレーキランプとリアスポイラー、オーバルマフラーの組み合わせはルックスだけで後ろを走っている車たちを圧倒させる。
ルックスがかっこいいのはもちろんだけど、ポルシェらしい丸いフロントライトの顔がどこかしら可愛いらしさもあり、ずっと見ていられる。
ゾッコンというのはこういうことかと‥。
ライト系について
PDLS plus
曲がっていく方向側を照らしてくれたり、時速60キロ以上で前車や対向車がいなければ勝手にハイビームししてくれたり。ものすごく忖度してくれるライト。
夜の山道ワインディングで本領を発揮する。
インテリアに関して
今回、インテリアには今まで以上に力を入れた。ガラス越しに見えるインテリアもその車の雰囲気を決める。
ステッチを入れられるところは全てGTシルバーで統一。カーボンパーツ多めでコーディネートしたのだが、これがくどくない質感のドライマットカーボン。
初めからツートンになっているSport-Texスクエア レザー インテリア(ブラック)はcool。
自分的にマジこれ選んで良かった〜と思ったのは、カーボンのフロアマットとアンビエントライト(ライトデザインパッケージ)
アンビエントライトは7色から選べ、足元、ドアサイド、センターコンソール脇、リアと場所別に光の強さもパーセンテージで選べる。
カーボンフロアマットは仕立てが良く、アンビエントライトの光を反射しさらに演出してくれる。
これをつけて外から見るとガラス越しに見えるインテリアがかっこいい。
気分で変えられるしテンションが上がる!
元々911はdaily useできるスポーツカーで、それが上位モデルのターボであっても問題なく使える。(気を遣うけど)
一般道や高速道路で使うにあたって高次元ポテンシャルの片鱗を感じることができるが、この車の本当の高次元ポテンシャルを試すのであれば、やはりサーキットか‥。
でも、turboでゆっくり走るのも大人で優美な雰囲気でgood。大切に乗っていきたいし。
自制心が試される車だが、大人な雰囲気とレベチな性能ゆえに逆にゆったり大人しく走りたくなる。そんな車がturboである。
長々と書きましたが、素人ですので車雑誌みたいに表現豊かなインプレッションではございませんが、読んでいただきありがとうございます😃
パーツレビューも鬼のように書きましたが、気になっているパーツの参考になればと思います😎