ベレＧのブログ一覧

ライトウエイトとしては唯一無二の存在であるものの、残念なエンジン（アクセルを踏んだ時に色気を感じないビジネスライクな特性）、絶対的なパワーはなくてももう少し気持ちの良い味付けが欲しい

　車検など定期点検に出した車が、どのように整備されたかは自分で車を弄らないと知ることが出来ません。

　足車に購入した１１８ｄは、乗り始めてランフラットタイヤの割には乗り心地が悪くないと思ったものの、しばらくして空気圧を測定して驚きました。
　測定したのが10月の中旬のため、１１８ｄの納車の8月下旬よりも外気温が下がり多少の空気圧の低下はあるのは当然としても、ありえない位低い空気圧でした。

　また、スタッドレスタイヤと交換する際、ホイールがハブに固着していて外すのに難儀しました。中古車とは言え、納車前にホイールを外して車検整備をしている筈なのに、納車後3カ月でハブが錆だらけでした。
今まで乗った車でホイールがハブに固着して外せなかったことはなく、初めての経験です。
恐らく、もともとハブに錆があり、車検整備の際に錆を落とすことなくそのままにしたためと推測されます。

　１１８ｄの購入は全国展開の輸入中古車販売店です。
ボディーコーティングや車内の清掃は素晴らしく満足ですが、ハブの錆はそのままだったり、タイヤの空気圧がありえないほど低かったりと見えない部分の整備は手抜きとしか思えないので、今後販売店に定期点検などの整備をお願いする気になれません。

　ディーラー系でも大丈夫なのかしらと思われるところもありますが、長年BMWの整備でお世話になっている地元ディーラーの総合サービスセンターは信頼が置けます。
難点は、純正部品が高いところです。
整備代が安くても、車が痩せるような整備では車を長く乗る事はできません。

　
エンジンの中が心配になりBMW純正の添加剤を使用してみました。
効果の程はよくわかりません。

　見えないところも、きちんと整備してくれるところにお願いしたいものです。


　

　
BMW　F20 118dに乗ってみて、かつて乗っていた単気筒バイク（GB400MｋⅡ）に似ていると感じました。

４００マルチがスイフトスポーツとすると４００シングルが１１８ｄ。

　ZC32SはマキシムのエキマニとECU書き換え、軽量フライホイールのお陰で高回転までレスポンス良くきれいに回りました。短距離では楽しい車でしたが、長距離では常に気を抜かずに運転する事を要求してくる事と、高速では高回転まで回すことで排気音が耳障りになり疲れる車でした。

　新しく足車として迎えた１１８は豊かな低速トルクで、単気筒バイクのように街乗りでも長距離でも扱いやすく疲れない車です。
ディーゼルエンジンの音や振動も、単気筒バイクのドコドコ感に似ていて、何となくのどかな雰囲気を醸し出しています。
　まだあまり乗れていませんが、長旅の友として活躍してくれる事を期待しています。

　雰囲気は長閑ですが、路面のμが低い場合には注意が必要で、大きな低速トルクが仇となり後輪がすぐに滑り出します。
雨の第二いろは坂ではアクセルオンですぐに後輪が滑り出して焦りました。
　雨や雪の路面では、長閑とは言っていられず、繊細なアクセルワークが要求されるので、長距離ではかなり心配になります。

　スタッドレスを履いての雪道が楽しみでもあり、心配でもあります。

　前後サイズ違いのランフラットタイヤは如何なものかと思っていましたが、乗ってみるとMスポーツの足回りには合っていると感じる。
　停車時に窓を開けるとトラックのようなエンジン音ではあるものの、走りだせば気にならない。
　硬い足回りが気にならなければ、長い航続距離・実用域での良好な加速性能も相まってスポーティーで良い足車になる。
　エントリーモデルでも、同クラスの日本車よりも高い剛性感で運転していて守られている感じがするし、足回りにそれなりのお金をかけているところがBMW、立派。

　稀少なNAエンジン搭載のMT車、スポーティーなハンドリングと軽量な割にはしっかりしたボディーで楽しい車。