
トヨタの特許で新たなアルミテープネタが2件公開となったのでメモしておきます。
前回記事(https://minkara.carview.co.jp/userid/3160844/blog/44214925/)以降、新たに公開となった除電関連特許は3件
特開2020-165053
特開2021-038679
特開2021-050658
ありますが、特開2020-165053はアンダーカバー類の素材に導電性繊維を混成して除電を行うもので、アルミテープチューンではないため除外します。
残り2件が空燃比関連のセンサー(エアフロセンサーとA/Fセンサー)まわりの対策です。
■エアフロセンサーの除電
特開2021-050658
https://ipforce.jp/patent-jp-A-2021-50658
エアフロセンサー周辺の除電は特開2020-84852(https://ipforce.jp/patent-jp-A-2020-84852)が詳しいですが、それがエア流路にアプローチするものだったのに対し、今回の話はセンサ~ケーブルの除電によるノイズ対策が論旨となります。
こんな風にケーブルにアルミテープ巻くだけ!(放電のための耳を残すのがポイント)
これでノイズが減る理屈が良く分からないのですが(!?)波形も示されています。機会があれば追試してみたいところです。
■A/Fセンサーの除電
特開2021-038679
https://ipforce.jp/patent-jp-A-2021-38679
こちらも考え方・やり方は同じです。A/Fセンサーは排気系で高温なので、吸気側のようなテープを貼った気流改善ができないですが(マフラーの除電 特開2016-125400 もありますが)、これなら可能ですね。
以上、ケーブルにアルミテープを巻くだけ、しかもシールドのように広範囲を包むのではなく1か所クランプするだけでノイズが減るという物議を醸しそうな特許2件でした。
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アルミテープ | クルマ
Posted at
2021/05/09 22:57:21