エレクトリカルメーターの電解コンデンサ交換
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Lパッケージ装備のマルチインフォメーションディスプレイ付きメーターの電解コンデンサ交換及び清掃を行いました。
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まずはメーターを取り外して、上記の整備書に則って分解します。
話が逸れますが、先ずはメーターの清掃と構造についてです。
今回分解して、とにかく凝った作りをしてるなと感じました。
図に記載してあるようにディスプレイが上面に付いてます。
それを湾曲している鏡に投影し、前面に映す構造となっています。
湾曲した鏡のため、焦点が手前にできます。
本来映っている鏡よりも前に像が見える虚像となります。
なので、運転席目線で見ると👀手前に表示が浮かび上がって見えます。
凄く凝っててお金がかかってる作りです!
さすが、バブルの名車ソアラですね!(^^)
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メーター内は埃だらけでした。
また鏡も汚れてました。
なので、綺麗に掃除をしておきました。
こういったところの掃除にはイソプロピルアルコール70%がオススメです。
70%がポイントです。
水滴が残り辛いんです!
70%は普通の薬局では取り扱っておらず、調剤薬局でのみの取扱です。
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それでは
コンデンサ交換に話を戻します。
先ずは表面です。
メーターのコンデンサ交換は、今まで交換したECU / ETCSユニット / エアコンパネルとは違い簡単では無かったです。
コンデンサのサイズ(直径と長さ)に注意が必要です。
狭いスペースに基盤が収められているのでデカいコンデンサは入りません。
事前にコンデンササイズは確認した方が良いです。
私は耐久性能の良いコンデンサを使いたいがために(耐熱性が上がると寿命が長くなる事はECUの整備手帳で書きました。耐熱性が上がるとサイズはデカくなります)、最後は力技で納めました(笑)
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別角度です。
チップ形コンデンサが使われてました。
高さ方向に隙が無いんでしょうね(^^;;
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私はサイズ(直径と長さ)を調べずに、コンデンサを買って失敗しました…
サイズ情報無くてすみません…
あとチップ形は見逃してました…
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裏面です。
裏面はヒートシンク下に隠れているコンデンサがありました。
図中の青四角🟦の4つになります。
コンデンサ手配のために、事前に静電容量を確認するために分解したのですが、その際は存在に気付きませんでした…
要注意です。
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こちらが存在に気が付かなかったヒートシンク下の電解コンデンサです。
ヒートシンクという熱源に挟まれてますね(苦笑)
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裏面の別角度です。
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2箇所、私の手持ちのコンデンサではサイズ的に入りませんでした…
ヒートシンク下の物は後日リベンジ用、及び皆さまのために(笑)サイズ(直径と長さ)を調べておきました。
ご参考にどうぞ!(^^)
それ以外の箇所も高さ方向はサイズに要注意です。(測定してなくてすみません…)
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交換後がこちら!
青いのはBT / BWシリーズです。
銀色はBXシリーズです。
高さが高い(笑)
聳え立ってます(笑)
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はい…
高さがあるコンデンサを取り付けたのでカバーが取付できませんでした。
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なので、干渉する箇所はカバーをぶち抜きました♨️
コンデンサがニョキっとこんにちは🌞してますね。
力技で高性能なデカいサイズのコンデンサを取り付けました。
耐熱温度150℃〜
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取り外したコンデンサです。
2個ほど液漏れしかかってる物がありました。
3端子レギュレータのヒートシンク付近にあるコンデンサでした。
熱的に厳しいと思われます。
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コンデンサがパンクして、基盤が侵される前に交換できて良かったです。
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今回、作業時にメーター内を綺麗にしました。
おかげでかなり表示が綺麗になりました(^^)
埃でボヤけてた表示がくっきりです!
以上です。
一部交換できていないコンデンサは次回リベンジする予定です。
その際は液漏れの心配の無い固体高分子コンデンサを使ってみようと思います。
アルミ電解コンデンサを使用しているところにはアルミ電解コンデンサをと拘ってましたが、スペース的に無理…
今回は以上です!
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