三菱純正(アイシン精機)製 リビルトATコンピューターVer2:0解放式へ再改修用パーツ
今回のパーツレビューは
地味ぃ~な部品のレビューです
あ、決してオカルト部品の類やヤバい薬等ではありませんのであしからず(笑)
このしょぼい部品達はパジェロミニATコンピューターの解放式にコンバートした際に用いるコンデンサ+本体後部保温スポンジ+放熱シリコングリスで~す。
広島で大活躍していた試作壱号機【栗】ですが、気温がぐっと冷え込んできた昨今、朝一番変速ポイントがコンマ何秒か遅れるとの連絡が入りました。
くくっ・・ついに来たか…嬉( ̄∇ ̄)
ぶっちゃけ言うてこれを待ってたんや-!!
ウチのATコンピューターは現場でガチに使われながら実際は実験機の側面も持ち合わせているので現場での変速ポイントの変化や気温差によるデータ収集が正常稼働よりも優先されてるんですなぁ~。
義兄上様、許せ&人柱ご苦労様です~(笑)
まぁ、広島パジェロミニも義理兄様の大切な通勤の足なので修理で止める訳には行かず…京都から身代わりに弐号機【栗鼠】を送って現場稼働させた後に【栗】を郵送で送り返して貰ってきました。
久し振りに京都に戻った【栗】の内部に搭載している電解コンデンサは85℃タイプを使用しています。うーん…広島市内~廿日市地域の夏季の気温は85℃タイプのコンデンサだとかなり過酷だと判断、
再改修後の壱号機【栗】Ver2:0は耐熱105℃タイプの電解コンデンサに交換&若干の仕様変更を施してからまた広島へ送り出すべかのぉ~。
誤解のないように補足するならば85℃タイプでも決して悪くないよ。
後で説明しますが過酷なオーバークール状態で3シーズン正常稼働を実現していますしね(^_^)/
ただし、85℃タイプは夏場に使用環境が高温に晒される地域だと105℃タイプより容量抜けが起きやすいのかも知れないと今回は判断しただけです。
新たに搭載する電解コンデンサはどちらも日本ケミコン製になり・KMG22μF10v105℃(必要数3個)とKMG10μF50v105℃(必要数2個)を四条寺町のマルツパーツで購入しました。(前回の105℃タイプの電解コンデンサは購入後4年が経過している為に未使用でも経年劣化で能力が落ちる古いコンデンサは今回は見送り、できるだけ新鮮なコンデンサを求めて実店舗購入しました)
価格はどちらも2個入りセットで50円(税込54円)。残念ながらバラ売りはしていなかったので22μFは必要数3個に対して4個購入する事になってしまいましたが、余分も含めて合計162円で内部補修部品が揃います。
さて、ネットの世界では未だに密閉式が主流みたいですが、みんカラ内では数年前からATコンピューター修理は内部コンデンサ交換だけでは終わらず、そもそもの発症原因である内部基板の温度上昇を防ぐ為にケース解放式(排熱処理タイプ)に仕様変更しつつあります。
てか、そもそもATコンピューター関連ではみんカラ内の情報が他を圧倒していますしね(笑)
理由は簡単、ネット内の情報は己の金儲けの為に意図的に秘匿していますが、みんカラ内では皆さんバカ正直なのか自分も含め必要な情報をほぼ全てを開示しているから。まぁ、みんカラではこの件に関して皆で問題を解決する事に重きを置いてるのか【己の懐を潤わす】や【自分さえ良ければいい】←てな、感覚が抜け落ちてるでしょうな~(爆)
ただし、解放式=コンデンサの負担は確実に減るが冬季のオーバークールを対策を同時に行う必要がある。
実はアルミ製ヒートシンクは解放型にするとあまり意味の無い機能…いゃ、逆にコイツのお陰で冬季の過剰なまでの熱抜けが起きてしまいコンデンサが正常稼働する温度まで本体が温まりにくい事は薄々は予想していました。
でも、今回の件まで【栗】のヒートシンクには何も手を加えずワザと放置させて現場に投入していたんですよ。(前記しましたが85℃タイプはこんな条件で動いてた)
理由は初めは正常でもコンデンサの微量な容量抜けが一体何シーズン目から過度なオーバークール状態での3速ホールド病の超初期症状を引き起こすのか知りたかったから(*´ω`*)
気温差にピーキーな状態で広島に送りこんだ【栗】のデータは義理兄の涙と引き換えに誰かの役に立ってもらおうじゃないの(笑)
んじゃ、ATコンピューター裏の基板と密着しているアルミ製ヒートシンクは分解不可の為にこの上から軽く断熱処理を行います。
今回は粘着シート次スポンジ材を使いましたが保温処理ができれば材料なんて何でも良いかと思います。
《注・旧来の密閉式の修理方法で修理されたATコンピューターには絶対にこの保温処理を行わない事!!夏期に熱の逃げ場を奪われ基板がオーバーヒート気味になり早期にコンデンサがパンクするよ!》
そして解放式は基板から発せられる熱を速やかに排熱し夏季コンデンサの温度上昇を抑える処置です。
ここで登場するアイテムは放熱シリコングリス。
元々基板に塗布してあるが一度清掃してからこのグリスを再塗布してやって保温材の影響で冷却効率が落ちた分を今度は基板表面から積極的に放熱させます。
発した熱は解放式内部に滞留させずに六ヶ所設けたベンチレーションで自然排熱~!
因みに放熱シリコングリスは丸々一本買うと結構お高いのでオクなどで見かける見た目シ○ブっぽい百円程度の少量売りで充分です。
こうして再改修を終えた【栗】Ver2:0のテストデータを元に入れ替わりで京都に帰ってくる【栗鼠】は【栗】から得たデータを元に次なるアップグレードを施した後、ついに我が家のパジェロミニ(ボロ)に搭載予定。
そして【栗】と【栗鼠】の実験データとノウハウを集め
更なる改良を施したみんカラ未登場の試作参号機タマ7C25改【襟裳岬】にフィードバックしまっせ!!
【2017/11/26追記 広島に送り返した解放型リビルトATコンピューターですが、義理兄様から連絡が入り 車体への装着時に裏面の保温スポンジの厚みが有り過ぎてブラケットにはまりにくいとの報告が有りました。 リビルトコンピューターを早く返却するべく少々焦って家にあった使えそうな物をチョイスし・・決してベストでは無いにしてもスポンジ素材なので圧縮すれば取り付けられるかな?と期待したつもりでしたが、予想以上にスポンジの反発が有りすぎてブラケットの爪から外れ易いみたいなのでもっと薄い&保温効果の高い素材を思案中ですぅ~
(-ω-;)】
購入価格 | 500 円 |
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入手ルート | その他 ※補修パーツの総額はアバウトですがワンコイン程度です。 |
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