前回に引き続き、今回は中身を直していきます。
まずは、ボロボロになっていた絶縁シートを作り直します。
ファイバー紙を使用しますが、今どきはA4サイズでの切り売りがあるので大変助かります。
ファイバー紙の購入先はオヤイデ電気です。
ボロい元のファイバー紙を型紙にして切り出していきます。
紙よりはだいぶ丈夫で切り抜きにくいので怪我に注意です。
色合いが少し違いますが機能は同じです。
切り出しが終われば、あらかじめ綺麗に磨いておいた銅合金接点を取り付けします。
接点もだいぶ腐食で薄くなっていたので折れてしまわないように注意です。
後は元に戻して完成。
電池の表示がされている紙は元の物を再利用しました。
表記と絵柄が中々時代を感じさせます。
今回のレストアでは小物だったので空き時間にチマチマ錆び落としなどを行っていましたが、板厚が薄すぎて穴が開かないかヒヤヒヤしながらの作業でした。
所々錆が深くて面がデコボコしてしまいましたが、これもアンティークならではの味としておきます(笑)
なお、このランプは”STランプ製造所”の物で、鉄道合図灯というよりは自転車のランプとして販売されていたようです。
時々骨董市等で出てくるのでそれほど貴重という訳ではありませんが、古い実用自転車ファンの方も数多くいらっしゃっるので五千~一万円程度で取引されているようです。
Posted at 2020/11/21 17:28:17 | |
トラックバック(0) |
アンティーク | 日記