【頑固一徹・清水和夫×ＳＴＩ監督・辰己英治のニュルブルクリンク24時間レースへの挑戦その72】

■快調に走っていたと思えた清水にトラブル発生。最後の長い直線を走っている時に、フロアから煙が出たことで予定よりも１周早く緊急ピットインしたのだった。ちなみにこの時、前を走るランサーとの差は実に２分にまで迫っていた。

■結局ピットインでドライバーを吉田に代わり、チェックを受けて走行。その後は何事もなく走っている。メカニックいわくマフラーとバンパーがあたっているところが溶けているという。ただし大きな影響はなさそうだ。

■そして現在、総合総合35位、クラス5位、周回数は117周に達している。

■緊急ピットインに対応できなかったため、テントにいくとずぶ濡れの清水がいた。とにかく暑いので水を浴びているのだという。

■走りについて聞いてみると、
「10分00秒で走っていたけど、あれは後に乗るドライバーを考えた上で出来る限り速く、という感じだった。キツいね」
と顔から汗を流しながら言う。

■最後のスティントを終えた清水は、何を想ったか？　僕はまだ他に言いたいことがあったように思えてならないので、再度チャンスを伺ってみたい。