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FHTの愛車 [日産 スカイライン]

整備手帳

作業日:2022年10月22日

ヒーターコア交換 汗

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目的 修理・故障・メンテナンス
作業 DIY
難易度

中級

作業時間 12時間以内
1
水漏れなどもなくまだちゃんと機能するヒーターコアでしたが、さらに効率のいい新品コアに交換しました。20年以上前に自分でやったことがありましたが、かなり骨が折れる作業でした。
付いていたコアは、そのときにOHしたものです。意を決して、土曜の午前中から着手です。
2
まずは、エンジンルームの冷却水ホースを取り外します。ここは温まった温水が入ってくる方です。洗面器を下に置いて、グリグリと抜きます。前回バラしたのは、大修理をした12年前でしたので、しっかり付いていて、はずすのも一苦労。
同様に、隙間が少ない場所にある取り付けナットを回すのも、素人工具では一仕事でした。
3
室内は、まずコンソールをはずして、純正クーラーをはずして、吹き出し口をはずして、エンジンルームのボルトを緩めて・・、ここまで来るのも一苦労です。特に、ステレオの配線も含めて、GT-Xはけっこう配線が走っていますので、めんどうさ倍増です。できるだけ配線をはずさなくていいように、レジスターの部分は本体からはずしておきます。
4
ヒーターユニットを開けます。当時の人の知恵というか、よくこんなからくり作ったなぁと感心する温度調節COOL時に開くバイパスフラップ。この枠を取り外して、ケースに固定しているネジをはずせば、コアが取り出せます。厳密には、その前に裏側につながるホースもはずしておく必要があります。
5
新たなコアに交換しました。もしかすると二度と開けないかもしれないので、開けたついでに、ホース類も全て交換します。
コアの周りなどのスポンジ類も、できるだけ剥ぎ取って新たなものにかえます。
6
これは、外気導入口の部分。とりつけたら、ピタッとなる場所で、隙間を無くすためにスポンジがついていますが、これも新しいものと張り替えます。この切り替えフラップも、あまりカタンと音がしないように、必要な場所にスポンジをつけて上品に(笑)切り替えできるようにします。コントロールレバーの「DEICE」モードで内気循環になるフラップや、下に温風が出ていくところのフラップにも同様の処理をします。
7
現状でも、ちゃんと温度調節ができる(=切り替えコックが生きている)のですが、10年が経過しているので、まだ機能していても新品(純正の未使用品)です。最近は、ちゃんと流通していますが、一時期、欠品になっていた頃もありましたよね。
8
これは、ヒーターからエンジンルームへもどる短めのホース。似たようにグニャグニャしたホースが数種類あるので、注意が必要です。ダッシュ下奥深くにあるヒーターコックにつながっているホースは、まず取り付けてから、エンジンルームへ出してやります。その際、反対側の位置関係も考えて締め付けないと、あとでやり直す羽目になります。ヒーターユニット内部のホースも同様です。また、締め付ける固定用金具の角度も考えないと、回せなくなったり、可動部分と干渉したりするので、確認しながら組み立てていきます。
9
すでに本来の場所に収まっていますが、なかなかすんなりとは入ってくれませんでした。また、多くの配線が作業効率をぐっと悪くします。何とか一本のネジが外に顔を出したら、しめたものです。パイプやホースの出口には、グローメットも挟みますので、先に通しておかねばなりませんね。
クーラーの吊り下げネジと金具が共用になっている部分もあり、写真には撮っていましたが、記憶をたどりながら、ネジが余らないように(汗)くみ上げていきます。ヒーターモーターから出た配線も元の場所へ。一カ所心配なのがありましたが、配線図でハーネスのコード色を確認してつなぎます。
10
位置が収まったら、コントロールワイヤーの調節が必要です。2本のコントロールバーから伸びるワイヤーとロッド。ワイヤーよりは、ワイヤーを包む保護コードをどの位置で固定するかで微妙な加減が変わってきます。ヒーターコックは、全開から全閉になるか。切り替えフラップなどは、動いているか。トライアンドエラーで進めます。写真は載せていませんが、DEICEモードで動くフラップを操作するロッドがつながる部分が、熱でダメになっていて、本来はプラスチック部品の隙間に挟め込むだけのロッドを取り付けるのに、何時間もかかりました。(布団の中で方法を考える時間含む)翌日持ち越しになり、両面テープと結束バンドでの強行策で一旦解決。少し上下に幅が増えたため、灰皿上部の金具と干渉して、操作感が悪くなったため、段差にヤスリをかけ、錆びないように塗装をして・・などいろいろ脇道にもそれました。
11
さぁ、ヒーターユニット、クーラーユニットがおさまったので、コンソールがやっと登場する段階になりました。せっかくはずしたので、PWスイッチのフレームを社外新品に交換しました。ラジオアンテナ、ワイパー関係とPW関係のハーネスをつなぎ、ステレオ関係の配線をもどし、クーラーコンプレッサーリレーをつなぎ、コンソールを固定していきます。
12
脇道作業として、クーラー取り付け車には、バルクヘッドの補強のための金具がついていますが、我が車ははずされたままになっていました。あるべき場所に収めます。
この作業後に、最初にはずした冷却水のホース類を元通りにつなぎ戻します。今回はずしたホースは、すべて新品交換です。しっかり固定ベルトをしめて・・エンジンルームの作業を進めます。作業中500ccほどでしょうか。LLCが漏れましたので、キャップを開けて、ラジエータ本体とサブタンクに緑のLLCを補充しておきます。
13
コンソールが元のさやへ戻り、作業の邪魔になったのではずしておいたステアリングを戻せば、一通りの作業が終わります。
今回は、コンソールとダッシュ下の配線を付けはずししたので、全ての電装品がちゃんと動くかチェックします。
その後、一度水温を上げつつ、ヒーターの効き具合を確認するため、15分ほど試走に出てみます。まだ昼は暑かった今日ですが、チェックのためにヒーターを入れましたが、出口が熱くなるぐらいの風が出ました。で、COOLにすると、しばらくして、ほぼ、外気に近い熱くない風が出てきました。コックがちゃんと機能してくれています。回転も上げながら走り、エンジンルームと室内ユニットからの水漏れがないか、確認します。しばらく置いていたら、サブタンクから、かなりの量のLLCが吸い込まれていましたので、さらにサブタンクへ追加しておきました。
今回の作業で、ダッシュしたの部品を付け直しましたが、きっちりネジの締め付けができていたのか、走行中のギャップを越えたときの雑音が明らかに少なくなりました。昨日の午前から、足かけ二日間の作業。脇道作業もありましたが、いい運動になりました。
天気のいい秋の休みの日でしたが、11月のイベントへ向けて、一安心となりました。

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