tough toys sector shaft brace取り付け【試運転状況も追記しときました】
目的 |
チューニング・カスタム |
作業 |
DIY |
難易度 |
 初級 |
作業時間 |
30分以内 |
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右ハン用のセクターシャフトブレース(made in Australia)です。サービス品でチュッパチャプスが2つも入ってました。・・・ToughToysさんよ、チュッパチャプスは要らんからアルミハウジングのステアリングボックスに適合するボルトを入れておいてくれ。
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ウシジマくんが
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「自分で作ろうかな〜」って言ってましたが
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この画像を送ったら
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「ん〜、めんどくさそう(´;ω;`)手間を考えたら買ったほうが良いか!」ってなるくらい
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なかなかややこしい作りをしてます。
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その他の付属品。このステアリングボックス用の120mmボルト4本が今回のクセモノ。
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まずはトラックバーが邪魔なのであらかじめズレ防止対策をしてボディ側のブラケットからトラックバーを外します。スタビリンクも邪魔になるので一旦外してスタビライザーもズラしておきます。
んで、セクターシャフトにピットマンアームを固定しているナットを外すんですが、ナットサイズは42mm・・・また2度と使わないソケットがひとつ増えた(´;ω;`)ウッ…
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セクターシャフトブレース用のショルダーナットにロックタイトの赤を垂らして250Nmで取り付け。
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続いて、ステアリングボックスをフレームに固定してあるボルト4本を外していきます。そしてココで違和感。
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左、取り外したボルト。
右、セクターシャフトブレースに付属してるボルト。
・・・フロント側の上下2本のボルトの長さが純正ボルトと付属ボルトで全然違うやんけ。
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セクターシャフトブレースのブラケットの厚さは約13mm。コレをステアリングボックスのナットにシッカリ取り付けるために必要なボルト長は170mmくらい?
でも、純正のボルトはネジ山が切ってある部分が165mmくらい。付属のボルトは論外。ナットに届くはずもありません。
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メーカーに問い合わせたら
【メーカー】
2020までの車体はアルミハウジングのステアリングボックスが付いててボルトは長いの2本・短いの2本なんだよねぇ〜。アルミ製のステアリングボックスままなんだったら純正で付いてる長い方のボルトでもナットにかかるから純正のボルトを使ってね!
【ボクの心中】
ナットにかかるって・・・そりゃ、かかりが浅くてもかかってるのはかかってるけどさ(´;ω;`)
【メーカー】
ステアリングボックスをスチールハウジングのものに交換したら付属の短いボルト4本で取り付けできるからそうしなよ!
【ボクの心中】
なんとも言いようがない(´;ω;`)
もう、問い合わせするのはやめました。ダメだコリャ。
2020年までの車体はアルミハウジングのステアリングボックスが付いてて、コレがアルミ製だけあって柔らかいのでハンドルを切ったときとかのセクターシャフトのブレが大きくて本国ではリコールに近い扱いがされてました。そういった経緯を受けて2021年からの車体は改良品のスチールハウジングのステアリングボックスが付いてます。この件に関してbijiさんと「そういえば最近はハンドルのブレがどうこうでステアリングスタビライザーを交換したって話をあんまり聞きませんよね〜。」って話題が出て、「ココが改良されたからなんすかね?」って結論になったんですが、それで間違いなさそうです。
んで、アルミハウジングのものは110mmボルト(サキッチョ5mm位はネジ山がありません)2本、170mmボルト(コッチもサキッチョ5mm位はネジ山がありません)2本で取り付け。スチールハウジングのものは110mmボルト4本で取り付けになってます(今回初めて知った。)。
今回購入したセクターシャフトブレースは2018〜2023年式適合って書いてあるのにもかかわらず、同梱されてるボルトは2021年以降の車体用のボルトということです。・・・いやいやいやいやいやいやいやいやいやいやいやいやいやいやいやいやいやいやいやいや、そりゃドコかナニかが違いやしまへんかToughToysさん?【2018〜2023に適合】って表示してるんですよ?なのになんで入ってるボルトは有無を言わさず2021以降の車体用なんですか?それだったら【2021〜2023に適合】でしょ?【2018〜2023に適合】ってなってるんだから、付属のボルトはアルミハウジング用かスチールハウジング用の2択で選択肢があって然るべきだと思いますけどボクのアタマがオカシイんですかね?もしくは短いボルトを4本+長いボルトを2本付属させてどちらにでも対応できるようなセットにしとけば問題ないのにと思いますけどボクのアタマがイカれてるんですかね?「アルミハウジングのステアリングボックスが付いてる車体の場合は長いボルトのほうは純正を流用してください!」っていうんならそもそも短い方も純正流用で良いし、スチールハウジングのステアリングボックスが付いてる車体も純正ボルト流用で良いんじゃないですか?なのになんで純正ボルトよりも10mmほど長い新品のボルトを4本付属させてるんですか?必要だからですよね?不要なのはチュッパチャプスだけですよね?「スチールハウジングのステアリングボックスへの交換を強くオススメします!」ってナンヤネン┐( ̄ヘ ̄)┌そりゃあタダのいらん世話やろ?・・・ボルト1本でココまでクレーム付ける奴って世界中にオレしかおらんのやろか?
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外人さんと英語ですったもんだのやりとりをするだけ時間のムダなので、ネットサーフィンしまくってM12・1.5ピッチ・180mmの防錆加工済みスチールボルトを探し出してポチリ。
(六角ボルトで検索してもこのサイズが見つからなくてなんだかんだあ〜だこ〜だてんやわんやのすきやにかつやにぎゅうどんはよしのやしてたんですがふと思って【六角ボルト】の【六角】を検索ワードから外してみたらわりとすんなり見つかりました。)
チョットお高いですがクロモリで安心感あるので短いほう2本もコッチに交換することにします。付属してたボルトは今から花粉が飛び始めるので鼻水出たとき用の鼻栓にでも使います。
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コレが長い方のボルトのデフォルトの状態。ナットから5ヤマ位しか余裕がありません。1.5ピッチなので7.5mmくらい。
コレで13mm厚のブラケットを取り付けると、単純計算で5.5mmくらいネジ山が足りません。そりゃ、掛かってるのは掛かってますよ。でもですね〜、掛かるべきヤマに全部シッカリ掛かってないってのは精神衛生上非常に宜しくないと思うのはボクだけなんでしょうか?
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新しいボルトをポチりましたけど、届くのは4〜5日先です。中途半端にバラしたまんま放置してるのもキニナルので、ボルトが届くまでの間メーカーの指示通りに純正ボルトを流用して取り付けを進めることにします。
新しいボルトが届いたら1本ずつ交換すればそんなに面倒でもないし。
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セクターシャフトに取り付けたショルダーナットにベアリングをハメて・・・
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ステアリングボックスを固定してある4本のボルトを抜きます。上のボルトを先に外して、4本とも外した時にステアリングボックスが脱落しないように上側の穴に1本寸切りを22〜23cmくらいにカットして差し込んでおきます。ドライバーとかの握るところが付いてるものはやめといたほうが良いです。理由はやればわかります。
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ブラケットをはめ込んたら、ブラケットとベアリングブロックをボルト2本で結合します。穴の位置がなかなか合わないのでマイナスで捏ねたりバイスで絞ったりしながら穴位置を合わせてロックタイトの赤を塗ったボルトをねじ込んで9Nmでトルク締め。
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ステアリングボックスの固定ボルトはセクターシャフトブレースのブラケットを仮止めする際には4本とも純正ボルトを使用したほうが良いです。いきなりセクターシャフトブレース付属のボルトを差し込むとなかなかステアリングボックスのナットにかかってくれません。
先っちょが細くなってる純正ボルトを使ってセクターシャフトブレースのブラケットを固定して、その後1本ずつ純正ボルトを抜いて新しいボルトを差し込んでやったほうが仕事がすんなり進みます。純正ボルトはボルトが差し込みやすいようにさきっちょが細く丸くなってます。やればわかります。
ステアリングボックス固定ボルトは135Nmでトルク締め。
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セクターシャフトブレースとコイルスプリングの間が5mm位しか無いのが気になりますが、まあ、良いでしょう。・・・良いのか?
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トラックバーを元に戻して(ココは170Nm)・・・
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スタビライザー(APEXのスタビリンクのスタビライザー側の締め付けトルクは41Nm)を復旧して作業完了。ひとり作業でお疲れ様でしたオレ。
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因みに、純正ボルトを流用してセクターシャフトブレースを取り付けると、ステアリングボックスのナットへのかかりはこんな感じです。ナットが薄いように見えますが、ボルトを手回しして掛けてみた感じでは実際はナット側のネジ山は15mm〜20mm程度はあります。ヤマ数で言うと10ヤマ〜15ヤマ位かな多分。んでその内の3ヤマ位が掛かってない様な雰囲気です。
まあ、「これでいいんじゃね?」って思われる方はコレでも良いのかなってレベルのビミョーな感じ。ご参考まで。
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【追記】
深夜に降り積もった雪も融けて路面が乾いたようなので30km程度ですが試運転してきました。
感想としては、取り付ける価値は有りますね( ̄ー ̄)bグッ!
どの程度補強がされたのかは分かりませんが、オンロード走行時の急加速時や急減速時、高速走行時に段差を拾った時のハンドルブレの収束が明らかに早いです。
走りながら「あ〜、そういう事ね。」って思いながら走ってましたが、やっぱりアルミハウジングのステアリングボックスはブレが大きいんでしょうね。
上からぶら下がってる状態のセクターシャフトを下から固定することによってセクターシャフトのブレを強制的に抑え込むので段差を拾ったあとのフラツキ感が減少するってことなんだと思います。厳密には自分のステアリング操作によってふらつかせてるので正しくは【ステアリングの遊びが減った】って言い方になるのかな?
だから、最近のスチールハウジングに変更されたステアリングボックスが取り付けられてる車両の場合はアルミハウジングに比べて硬い=ブレが少ないのでステアリングスタビライザーがどうのこうのという話が激減してるんですね。
ということは、2021年以降のスチールハウジングのステアリングボックスが付いてる車体にコレを付けてもただ単にセクターシャフトとトラックバーブラケットの補強がされるだけで通常の走行に対してのビフォーアフターの違いはほぼほぼ感じられないかもしれません。
ということで、2020年以前の車体に乗られてる方には特にお勧めします。長いボルトは別途自分で用意してくださいね❤️
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