リアの車高を上げる~LARGUS編~
目的 |
チューニング・カスタム |
作業 |
DIY |
難易度 |
![](/images/icon_difficult_on.svg) 初級 |
作業時間 |
3時間以内 |
1
旋回時に前荷重の少なさがとても気になるのでリアの車高上げてみました
とりあえずジャッキアップする前にホイールナットを軽く緩めておきます
ジャッキアップしてからナットを外そうとすると、サイドブレーキの弱い車種なんかだとタイヤが供回りして外れなかったりするので…
リアバンパー下部から生えてるジャッキアップポイントではかなり高く上げないとウマがかからないのでスプリングの座ってる皿を上げてウマを掛けました
ローダウン用のウマなんかを持ってれば楽に入るのでしょうが、自分が所有している30cm近いウマで作業しやすかったので結果オーライ
自分はビビりなので1速入れて前輪に輪止め代わりにレンガブロック置いて外したリアタイヤも車の下に突っ込んで作業しました
2
んでとりあえずリアショック外すのですが、そのままではボルトが抜けないので軽く緩めてから、また皿を軽くジャッキアップしてショックにかかってるテンションを抜きます
いい感じの位置に来ると明らかに緩くなるので分かりやすいと思います
そうやって片側ずつ外したら、ゆっくりとジャッキを降ろしてスプリングを抜きます
一気に降ろすと俺みたいにスプリングやらアジャスターがその辺に転がってってアワワワワってなるので注意しましょう
3
さて、スプリングが外れるといよいよ車高調整です
ノギスで現在のアジャスター位置を測ってロックシートを外し、自分の望む位置に調整、またロックシートを締めて再確認し問題無ければ調整終了です
あ、言い忘れてましたが長期間使用していたり、明らかに汚くて砂を噛んでたりする場合はまずネジ山の掃除から入りましょう
そのまま強引にいくとネジ山バカになっちゃいます
実車高で測りたい方は組み付けて降ろして測って、また上げて調整を繰り返さなきゃいけないのでかなりしんどいですが、自分の場合見た目云々よりも挙動云々が理由なのでこれで終わりです
DJデミオの場合レバー比がスプリング位置で1.1らしいので例えばアジャスターを10mm動かすと車高は11mm動きますのでこの辺りも計算に入れて調整しましょう
自分の場合画像の部分が23mmだったところを27mmにしてますので、バネ部分で4mm、実車高で4.4mm上がっている計算になりますが、前後の車高バランスが変わった事による荷重変化でバネの使う部分が変わっていますので計算通りの変化量があるとは限りませんし、多分違うでしょう
LARGUSの場合は樽型バネで可変レートでしょうから尚更です
見た目重視でギリッギリを狙う方は注意した方がいいかもしれません(そこまで落ちないけど知識として一応)
ついでにリアショックも外して少し測ってみましたが、有効ストロークはざっくり115mm、バンプラバーが37mm、ロッド径が12.5Φ(多分)でした
ショックの底付きまでの全ストロークも調べてみたかったのですが、そうするとショックをバラさないとわからないので今回はしませんでした
一見必要なさそうなロッド径やバンプラバーまで測ったのは、今後社外バンプラバーを入れる可能性があるかなーと思ったからです
戻す時はスプリングを片側入れてジャッキアップ、反対側のスプリングがギリギリ入って落ちない程度の辺りで入れて更にジャッキアップしショックのボルトを入れていきます
この時もテンションがかからない良い感じの高さにして入れましょう
片側のショックをとめたら反対側の皿をジャッキアップして同じ様にボルトを入れて締めます
もうこの状態になれば下に潜ることはないので、このタイミングで外したタイヤを取り付け、仮締めします
あとはゆーっくり降ろしていって最後にホイールナットを本締め、試走して異音等の問題が無ければ終了です
因みにホイールナットは21、ショック下部は17、上部は14(全部純正をそのまま使っています)でとまっているので覚えとくとその場でゴソゴソとソケットやらを探す手間が無くなるので楽です
上部を触る時はエクステンションがあれば楽だと思います。自分は使いました
あと自分は筋金入りのビビりなので補助として車載工具のパンダジャッキも使いました
他にはウマにジャッキアップポイントの耳をかわせるようにアダプターを使ったりフロアジャッキにはゴム板敷いてたりしたくらいですかね
今回は色々と無駄な事もしてたので2時間近くやってましたが、慣れると1時間以内で余裕で作業可能だと思います
追記ですがリアショックの事を忘れてました
今回の場合変化量が少なく、常識的なバネならば問題ないだろうと思い触らなかったのですが、吊しの状態から車高を上下させる時はショック全長も変更してください
ショック全長を変えずに車高を上げる場合はプリロード量が多くなり、あまりに上げすぎるとバンプタッチ以前に線間密着して異音やバネ破損の可能性があります
下げると今度はプリロードが少なくなり、あまりに下げすぎるとバンプタッチが早くなり、伸び切り時にバネ脱落の危険性が出てきます
なのである程度計算して現在の車高やバネの仕様、狙ったプリロードに合わせて調整する必要があります
調整自体はロックシート外すだけなので簡単なのですが、計算はDJデミオでレバー比0.9を考慮する必要があります
つまり今回の場合、バネを4mm上げたので4×1.1=4.4
で4.4mm車高が上がった事になります
更にこの車高から必要なショックの変化量を求めていきます
4.4÷0.9=4.88888……となります
基本的な事ですが掛け算と割り算間違えないように
とても初歩的な事が抜けてて申し訳ございませんでした
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