みなさんも一度は考えたことがあると思います。
若かった頃に戻って人生をやり直したい!戻れるなら!などとw
人生にはいくつかの分岐点があります、もしその分岐点で違う道に進んでいたら確実に人生は違う方向へ進んでいったでしょう。
人生はやりなおすことはまず不可能です、今この時でも時は流れ止まることは無いのです。
もしみなさんが自分の人生の分岐点もしくはやり直したい時間に戻れるなら何をしますか?
今回は
ライト君が高校時代にタイムトラベルして人生を変えようとするそんなお話です。
コケコッコ~♪チュンチュン♪
母「ライト!朝だよ!起きろー!」
ライト「う~ん・・・まだ7時じゃん・・・・8時まで寝かしてよ」
母「なに言ってんの!学校に遅刻するわよ!」
ライト「学校?俺は会社員だよ、なんで学校なんか」
しぶしぶライトは起きたのであった
ん?目覚ましテレビ?日付?
ん?カレンダーは・・・・・・2002年6月25日・・・・・??????
目を疑った!そこはまぎれもなく2002年だったのである
外を見てもいつも通勤で使う車もなければ、会社の制服もない
ハンガーには高校の制服がかかっていた
うわ~懐かしい!たしかこの制服友達の弟にあげたはずだったのに・・・・
とりあえずわけもわからないまま制服に着替え朝飯を食べて登校するのだった
たしか・・・・電車通学だったよなと思いだしつつ駅についた
まわりは高校生と通勤の会社員が込み合っている
わぁ~なんか久しぶりの光景だZE☆
今(2009年)になっては女子高生を見るといいなぁ~♪とか高校生と付き合ってみたいなぁ~♪とか思うのに何故自分が高校生だったときはなんとも思わなかったのだろうか?この光景があたりまえすぎて見慣れてしまっていたのだろう
むしろ高校生の時は大人の女性に興味がありそっちに目がいっていたような・・・・
まぁいい久しぶりに堪能するかwww
学校につき一応生徒手帳で学年とクラスを確認する
え~と俺は2年B組きんぱち先生っとw
ここか!懐かしい~!しかもみんな若け~wwww
ライト「おはよう!みんな!未来からきたZE!」
まわりは朝からなに言ってんだこいつって感じの視線でちょっと怖かった
なんだよ本当のことなのに!でも信じるわけないか・・・・
そこで仲のよかったユウジに話をしてみることにした
ライト「よう!ユウジおはよう!」
ユウジ「なんだなんだ朝っぱらからテンション高け~な」
ライト「そうか?俺今日未来から来たんだぜ!正確にはタイムトラベルってやつなのかな?そうそう朝比奈ミクル的な感じよ」
ユウジ「はぁ?なに言ってだよ、ボケちまったか?そうそう例の彼女とはどうなったんだよ!チエちゃんは」
聞いちゃいない、まぁ信じるわけないか
ライト「彼女?」
ユウジ「そうだよ!彼女!出会い系で知り合った北高のチエちゃんだよ」
ライト「なんだそれ?」
たしかに高校の時は出会い系サイトが流行っていてクラスの半分以上がやっていたっけな
そうだ!携帯電話を見れば!
うわ!なんだこの携帯!古!!!!
今の時代の携帯はワンゼグ付きやら音楽聴けるやらいろいろ付いてるのに
この時代はこれで最新だったんだよなぁと関心しつつメールを見てみた
まずページの開く速度がバリ遅www
画質が悪いwww
ユウジに7年後の携帯の話をしててもそんなのあるわけないだろなんて言われるし
やっぱりみんな信じないね
ライト「あったあった!チエちゃんね!思いだしたよw」
早速チエにおはようのメールをしてみた
チエには未来から来たなんてことは言わないでおこう、どうせ信じちゃくれないだろうし
なんやかんやで再び高校生に戻っていったライトはすぐにこのありえない状況に適応していくのだった
昔とは言え7年後の知能もそのままみたいだしもしかしたらいろいろ使えるかもとライトは考えを膨らませるのであった
そしてその知能やら知識をいかす場面が高校には沢山あったのである
まず、勉強に関してテストはだいたい100点を取ってしまっていたのだったw
うわ~昔の俺はこんな簡単な問題もできなかったのか!今では考える力もつけていたので高校生の勉強など朝飯前だったのである
これでクラストップは間違いないな、うん
昔は後ろから数えたほうが早い順位だったのにw
昔っていうかここでは今か・・・・・
なんかややこしいな
だいたいの記憶が戻ってきた
この時期に何があってなにをすればいいのかなど、一度やったことはなかなか忘れないものである
でもこのまま同じことをしていたら7年後と同じ自分になってしまうんじゃないか?せっかく7年前に戻れたんだし違うことでもしてみようか!
むしろ何故タイムトラベルしたんだ?なにか俺にしろっていうのか?
高校の時に出来て7年後には出来ないこと・・・・・とか?
なんで俺だけなんだ?全国探せば俺みたいにタイムトラベルしてる人いるかもしれないのに
てか7年後の俺は存在しているのか?もし未来があるなら俺が二人いるのか?
あぁ~考えるだけでめんどくせ~!!!!
ライトは毎晩考えた、夢から覚めれば7年後の今に戻っているんじゃないかと
でもそれはなかった
朝起きると高校生活の続きだった
そしてそのまま1年が過ぎライトは高校3年生になったいた
北高のチエちゃんとは順調に交際を続けていたし、今この時高校生活が楽しくて7年後の未来など忘れかけていたころだった
そしてふとライトは思いだした
チエと付き合っていたのはたしか2年の夏までだったよな?
なんで3年にもなってまだ続いてるんだ?
最近いくつか思いあたるふしがあった
変だぞ!7年前とは状況が変わってきている!
高校もやっていることが7年前とは違うし
このままだと7年後の俺は違う俺になっているぞ!いいのか?
このままあの会社に就職して・・・・・
なにげにあの会社高卒で入ったわりに居心地がよかったんでよなぁ~と
なんか大学に進学しそうだぞこれわ!
いいことなのか悪いことなのかわからなくなってきたぞ
どこかに分岐点があったはずだ!思いだせ・・・・・
7年前にやらないで、この時代にやったことを・・・・
時すでに遅かったのである
分岐点とはほんの一瞬の出来事であり、人生を大きく左右させるものなのである
怖くなったライトは彼女のチエに自分が未来から来たことを初めて話すのであった
つづきますん・・・・・・
主な出演者:ライト ユウジ 母