ミッション キャリブレーションと再学習☆
目的 |
チューニング・カスタム |
作業 |
DIY |
難易度 |
 初級 |
作業時間 |
30分以内 |
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こんばんは✨お疲れさまです🙇
先日、OBDelevenアプリでSトロニック(DCT)ミッションのキャリブレーション&再学習をしました👩🔧
トラブルではないですが、
・クラッチ摩耗や滑り補正
(摩耗ポイント再学習)
・変速ショック/発進時のもたつき改善
・クラッチ・シフトアクチュエーター最適化
→うまくいくと、変速や動作がより滑らかに感じられるようになります✨
⚠️ 注意 ⚠️
単純な作業ですが、制御再設定を行うため、車両状況や使用環境によっては挙動が変化する可能性があります
➡ 作業はご自身の判断と責任のもとで実施をお願いします🙇♀️
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★こんな症状の打開策として★
(例)
☐ 発進時のショック/もたつき
☐ ギアが入らない or 遅れる
☐ D⇔R切替に時間がかかる
☐ 2速→1速の変速時にカクつく
☐ 信号停止時にアイドリングが不安定
☐ クリープ(疑似)が弱い or ない
☐ クラッチ滑り感 or 異音あり
【再学習後】改善例
☐ 発進が滑らかになった
☐ 変速がスムーズ・静かになった
☐ D⇔R切替がスムーズになった
☐ アイドリングが安定した
☐ クリープ(疑似)がスムーズになった
☐ 変速ショックが軽減・消失した
☐ 異音が軽減・消失した
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【作業】OBDelevenアプリ操作
⚠️ 操作や表示が異なることがあります
⚠️ バックアップを取っておくと安心です
① 「コントロールユニット」選択
② 「02 トランスミッション」選択
③ 「基本設定」選択、認証
④ 以下を順番に1つずつ実行
(リセット+再学習させる流れ)
【1】すべての学習値リセット
⚠️ 最初に実行
→クラッチ/ギアの学習情報を消去
⚠️ リセット後は、以下を個別に再学習
【2】クラッチ摩耗ポイントアダプテーション
→クラッチ板の減り具合を再学習
【3】クラッチバルブキャリブレーション
→クラッチ油圧制御バルブの調整
発進ショックやクラッチ反応の改善
【4】ハイブリッドクラッチコンタクトポイントアダプテーション
→クラッチのつながり位置の再学習
クリープ不良・発進時の違和感に効果
【5】トラベルセンサーキャリブレーション
→ギアシフトの可動範囲を再調整
変速不良時に有効
⚠️ セキュリティ解除、ボンネットを開けないと操作できない場合があります
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【動作確認】
① エンジン始動 → アイドリング 約2分
② ブレーキを踏み、P→R→N→D→S を順に入れる(各約5秒目安)
③ 軽く走行 → 発進&2→3速変速を確認
④ 再学習の最適化は約100~200km走行後
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★再学習★ 100〜200km走行で完了
↓小難しい感じですが、普通に市街地を走れば勝手に済んでいる作業です
【1】作業後〜十数分→基準値読み取り
・クラッチのコンタクトポイント確認
・摩耗補正パターンの学習
・変速信号応答の安定化
◆ やっておくこと
☐ クリープ確認 → Dで自然に前進を確認
☐ 軽くアクセル → 滑らずに繋がるか確認
☐ 加速:1→2→3→4 を2000rpm以下で丁寧に
☐ 減速:4→3→2→1を軽いブレーキで丁寧に
☐ 停止中はD+ブレーキで5〜10秒キープ
→ クラッチ温度・油圧制御安定化に効果
⚠️ 避けた方がいいこと
✕ Sモード/マニュアルモードの使用
✕ 急発進・急加速
✕ 長時間アイドリング放置(学習しない為)
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【2】〜約100km走行→補正と平均化
・運転スタイルと走行環境に合わせた補正
・油温・摩耗・制御応答の平均化
◆ やっていいこと
○ 市街地の通常運転(急の動作は避ける)
○ 緩やかな登坂(なるべく低回転)
○ 渋滞走行、ストップ&ゴー
⚠️ 避けた方がいいこと
✕ キックダウン・急加速
✕ 高回転キープ (Mモード長時間使用)
✕ スポーツ走行・峠攻め・エンブレ多用
✕ 段差越え発進(滑り 衝撃でクラッチ負担)
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【3】約100〜約200km走行後→学習完了
◆ 動作確認
☐ 発進が自然につながる(遅れ・滑りなし)
☐ D⇔Rの切替がスムーズ
☐ 2→1速など低速変速ショックが軽減
☐ 変速時の回転落ちやエンブレ感が自然
◆ 以下の症状があれば、一部再実行推奨
・クリープしない/発進時タイムラグ有 →コンタクトポイントアダプテーション再実行
・発進〜加速時に滑る感覚が残る
→ 摩耗ポイントアダプテーション再実行
・ギアが入らない/警告灯表示
→ フォルトコード確認・再消去
→ 再キャリブレーション or VCDSで設定
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【補足】
再学習中に有効な条件と運転パターン
◆ アイドリング中のDレンジ+ブレーキ保持(5〜10秒)は、クラッチ待機学習に有効
◆ 高速一定走行よりも市街地のストップ&ゴー走行の方が再学習に有効
→実運転パターンに近い、信号・発進・低速変速が多い方が再学習が進みやすい
◆ クラッチ温度が80〜90℃で安定していると、変速制御学習や摩耗補正が正確
→温度が適正でないと再学習が抑制・中断されやすい
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★参考・再学習やり直しの判断基準
→以下(例)いずれかに該当
☐ クラッチ滑りが継続する
☐ ギア切替時に「カコン」「バシッ」など大きな音やショックがある
☐ 発進時にラグ or ガクガク感がある
☐ Rレンジで後退しない or 極端に遅れる
☐ 関連フォルトコードが再発
☐ 100km以上走っても変化を感じない
→改善しない場合、ミッション系トラブルの可能性が高いため、主治医に早めに相談
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