
急に寒くなった火曜日、
先月
一度行ったものの休館日の月曜日だったという痛恨ミスのために見損なっていた「特別展 はにわ」のリベンジのため再び上野は東京国立博物館へ

博物館の一角である「表慶館」では「ハローキティ展」が開催中だった
そげなこじゃれたシロモノ、み、見たくなんかないんだからねっ!とばかりに目もくれず通り過ぎる
(写真撮ったけど)

お目当てはこちらの「平成館」の方
思えば当方のはにわとの出会いは小学生の頃
船橋の西武デパート内にあった西武美術館で開催された「はにわの世界」展を学校で貰ったチケットで見に行った時
中はがらんどうで目と口はただ穴が空いているに過ぎない土人形の何とも言えぬ不気味さとユーモラスさに魅了されたのだった

音声ガイドは声優の石田彰氏と森川智之氏
当然ポチる

入場していきなりおなじみの2体のはにわ「踊る人々」がお出迎え
はにわと言えば大抵の人がまずこれを思い浮かべるだろう
因みに音声ガイドは森川氏がコレの大きい方「大くん」石田氏が小さい方の「小くん」という配役で語られていた

言わずもがな、こいつのモチーフでもある

こちらは修復前の2体
今回展示されている時点よりも小くんが小さいが、
近年の大修復作業の折に最新の学説に基づき脚部がより高くされたのだそうで、
音声ガイドでも
小くん「ちょっと背が伸びた♪」
大くん「いい感じ♡」
などという掛け合いがあった

1.

2.

3.

4.

5.
そしてこれらが今回の目玉、
「埴輪 挂甲の武人」国宝指定50周年を記念して国内外から5体の挂甲の武人が集結!

などという声が聞こえて来そうなほど良く似ている5体であるが、
それもそのはず、これらは全て同じ工房で製作されたものと言われているのだ
それではここで問題
上の1〜5のうち何番が国宝で何番が重要文化財か?
正解は3.が国宝で1.が重要文化財
刀に手を掛けている2体のうち体格のいい方が国宝で小柄な方が重文と覚えるべし

そしてこちらは、はにわ表面の付着物の成分を分析し製作当時に施されていたであろう彩色を推定して再現したもの
これまではにわはただの素焼きの土人形という認識が一般的だったが実は意外とカラフルだったわけである
(余談ながら「ミロのヴィーナス」に代表されるギリシャ彫刻も大理石の地肌むき出しの状態が完成形だったのではなく製作当時にはカラフルな彩色が施されていたそうである)

すま〜いる①

力士のはにわ3体
ちゃんとまわしらしき物も着けている
墳墓の造成時に四股を踏んで盛り土を踏み固める役目を担ったとか
デーモン閣下が見たら喜びそう

鷹狩りの鷹匠
鷹狩りは権力の象徴でもあったので偉いお方を象ったものか

琴を弾くはにわ

生き生きと踊ってますな

ひざまずく男女

あぐら男子と正座女子

これは当時の棺であったとか

赤子を抱えた母2体

水鳥

お猿さん
キーキー

犬猿の仲
犬って壁登るか?という疑問はさておき

すま〜いる②
はにわ100体の人気コンテストで1位に輝いたというイケメン

明治天皇陵に納められたとされる武人はにわの複製品
ぐっと時代が下がって戦国武将風
未来には自衛隊員を模したはにわなんかも出て来たりするのだろうか

し〜か〜

ニワトリ
コケコッコー

お魚くわえた鵜(う)

お魚

牛
モーモー

イノシシ
ぶーぶー
豚への改良はまだ先なのね

子馬

大人の馬3体
ちゃんと鞍(くら)も鐙(あぶみ)も着いているので乗馬の技術も発達していたのね

高床式の家

導水施設を象ったはにわ
ドラクエとかマインクラフトの趣

…などなど盛りだくさんな展示を堪能して、
図録ほかお土産をげとして帰宅
次は国立近代美術館の
コレ行きたいな
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2024/11/23 09:29:00