
最終的には、最速マシンで尚且つ最も速かったドライバーが栄冠を勝ち得た、というべきでしょうね。
今季、ウェバーとの同士討ちなど、チームメイトとの確執やらタイトルへのプレッシャーからの若さを暴露とかありましたが、やはり最後の最後まで攻めの姿勢で戦った結果、史上最年少のワールドチャンピオンという最高の結果に結びついた、ということでしょう。
アロンソは今季の一発逆転のあるポイントシステムにおいて、少々早くにタイトルに王手をかけたが故、リスク覚悟でのプッシュが出来なくなり、守りに入ったところに落とし穴があった、ということでしょうね。
このレースでも、直下のライバルであるウェバーを抑えることに重きを置きすぎた結果、想定外の展開となりタイトルが逃げていきましたね。
*今日のレースも、ウェバーを意識し過ぎた結果、戦略ミスを犯したように感じます。
ただ、今季のフェラーリのマシンは決して戦闘力が高いマシンではなかったと思います。
(今日のレースでもそれは垣間見えました)
それでいて、チャンピオンに手が届くところまでのリザルトを残すあたりは流石です。
最年少チャンプ、そしてドイツ人史上2人目のワールドチャンピオンとなったベッテルですが、私はふとミハエル・シューマッハーがデビューした約20年前の頃にF1の住人の中で見出しになっていたフレーズを思い出しました。
「ドイツの恐るべきクソガキ」
日本語にすると、上記のような感じでした。(正確な英語の言い回しは忘れてしまいました)
速い・強い、しかしまだ若さや粗さもある、それが少しずつ洗練されつつある。
セバスチャン・ベッテル、まさに上記の通りですね。
*勿論、いい意味でのクソガキです。
来季は、ディフェンディングチャンピオンのレッドブル&ベッテル、それに対して、フェラーリが戦えるマシンを造り上げられればアロンソは脅威でしょう。そしてマクラーレンは現役チャンプ2人を抱え、また、ミハエルは本当に復活するか?などが見所でしょうか?
そして、日本人的には可夢偉の更なる飛躍を期待ですね。
来季もまた、目が離せないF1GPとなることを期待しています。
Posted at 2010/11/15 02:12:55 | |
トラックバック(0) |
モータースポーツ | スポーツ